法雲寺(御朱印授かり)に行った
法雲寺(御朱印)に行った
桐生に住んでる私は佐野市にある臨済宗建長寺派の寺院法雲寺(亀峰山法雲寺)を知らなかったのですが、このブログをご覧頂いてる佐野市在住の「裕ちゃん」から「法雲寺も日曜日に行くと仙人のような風格のご住職に会えます?絶対に行った方がいいですよ(^^)」というコメントを頂き、時間の都合がついたので行ってきました。
行く前に法雲寺とはどんなお寺なんだろう?と調べてみると、1617年日光へ徳川家康公の遺柩を移送する途中に法雲寺に仮安置された記憶が残ってるという、まさに仙人のようなお坊さんがいてもおかしくない歴史ある凄いお寺でした。
目次
・境内の様子や見どころ
・御朱印
・行った感想や口コミ
・アクセス、駐車場
境内の様子や見どころ
駐車場からそのまま写真でも建物が見えてる方向に歩いて行けば法雲寺の境内に入れます。
しかし、駐車場の隣に山門らしきものがあったのでそちらに向かって、この写真の山門をくぐってひたすら前進・・・アレ?東光寺?
左の方を見るとまた「亀峰山法雲禅寺」と書かれた山門が!そして門の奥の建物内に白髭を生やした仙人のようなご住職も見えました。
駐車場の右側、東光寺の山門の間に小路があるので、それを奥に進めば、法雲寺の山門にそのまま行ける事がわかりました。
お寺が二つお隣どおしにあるから、これから行く人は間違わないようにしましょう!
大きく立派な本堂、まずはお参り。本堂の右手に寺務所がありました。ご本尊は薬師如来様のようです。
覚仁僧堂素堂?建仁僧堂?
もう一つお堂がありました。
六地蔵尊
池に水は張ってなかったですが、亀の形をした橋が。
なぜ埴輪
茶房半開店という寺カフェの建物もありましたが、営業は不明。
石造りの洋風なテーブルとイスの奥にベンチの休憩所。
休憩所のところに法雲寺についての説明がありました。
『臨済宗建長寺派 亀峰山 法雲寺』
『延暦年間伝教大師最澄を開祖とする天台宗寺院 法雲寺である 十四世紀足利将軍時代 唐僧の秋紅禅師を開山に無参禅師と中興とし禅宗となる しかしその後の二百五十年間は杳として模糊
十七世紀徳川初期よりはさまざまな古文書、寺史、日□・過去帳などから確たるものであり一代住職しここから数之現在で十六世となる
またこの頃である 東京国立博物館にある幕府で出した五街道絵図は国の一級品資料であるが その中の法雲寺解説で元和三年(一六一七)徳川家康公に遺柩を日光山移葬の途中 当寺に仮安置した事も記録されている
江戸から明治にかけては十二も在ったまわりの寺院も順次その存立を失い廃寺となりまた東光寺として管理されるも ただ一ヶ寺法雲庵のみは本派二等地の独立寺院として厳存し独自の教権を張っていた
降って明治、大正~昭和初期 十四世魔物外和尚の禪僧としての活動はめざましく 次代を担う人作りをモットーい東明学院を設立 また東光寺の正住職に付くや薬師境内佛教諸堂の大改修を成しとげ田中正造のよき相談者となり多くの社会活動など萬人の認むるところであり当寺の中興開山とする所以である
法雲庵(ホーナン)が法雲寺と改められたのもこの時期である
次の十五世紫山和尚も大学者でありすこぶる大きな人物は天下周知でこれらの徳が集結和合し平成十年ついに開花し形となりしたものが現本堂瑠光殿であり書院であり禪庭園のなごみと荘厳である』と書かれてました。
御朱印
「わしが兎は書く」と仙人ご住職が記帳してくれた御朱印。
ご住職のお言葉の入った書置きの御朱印、我慢する時は我慢してればいずれ福が来る。
ご住職のお言葉の入った書置きの御朱印、うんいいよ、とポジティブになればいずれ福が来る。
ご住職のお言葉の入った書置きの御朱印、いずれも各1,000円
本堂の右側に寺務所もあったのですが、本堂にご住職がいたので、御朱印をお願いしたところ、本堂に上がれという事で上がらせてもらいました。
本堂にはズラリと書置きの御朱印が置かれてました。
左から1枚の御朱印ごとにお言葉と絵柄の説明をしていただき・・・・
最初2つ頂き、もう良いのかと、もう1枚頂き記帳した分と全部で4,000円と・・・・今までの御朱印人生初の最高額になってしまった・・・
う~・・・・・財布的には痛い・・・
でも一つ一つお言葉の説明をしてくれたから!有難いお言葉だし。
こういう風にアート御朱印の説明をしてくれたのは、この法雲寺ぐらいじゃないかな?
行った感想や口コミ
長い白髭を生やした、見た目はまさに仙人のようなご住職。
ご住職が御朱印帳に記帳されてる時に、「ブログで紹介したいので写真撮影してもよろしいでしょうか?」
「ダメじゃ、書いてる所を覗いてもダメじゃ。ワシは鶴の化身だから」と本堂脇の書院の間で書いてたのですが、襖が思いっきり開いていて覗いてねという感じだからギャグ?
笑っていいのか?笑っちゃダメなのか?わからない状況・・・
「今覗かれたから、毛が1本とれたぞ」
あれ?お坊さんの頭で・・アレ?と大阪のノリでツッコミ入れたい所でしたが・・・・入れずない事に・・・・
色々お寺巡りしてて初めて出会った個性の強い方でしたが、しっかりとした口調で色々マンツーマンでお話してくれて有難かったです。
本堂を出る時には石鹸と会報誌も頂きました。ありがとうございました。
帰る時に本堂目の前に塔婆がいくつかあるので声を出して読んで帰ってくれと・・・・ご住職が考えた上から読んでも下から読んでも同じに読める、お言葉が記されてました。普通じゃ面白くないから上から読んでも下から読んでもだそうです。
読み終わった後はトイレを見てという事で。トイレの場所を教えて・・・・・・・
小の方は「どちらとも決めかねる人用」「ポックリいきたい人用」「長生きしたい人用」と・・・・
大は日本人用と外人用、宇宙人用と書かれてました。中も違うのかな?と扉を開けて中も見ましたが、中は同じでした。
こんな感じで法雲寺はご住職も境内の施設も個性が強いお寺でした。堅苦しいお寺の雰囲気を和ませようと塔婆やトイレなど工夫されてる感じ。
個性たっぷりでしたが、御朱印を授かりに行って和尚様自ら色々話してくっるのも珍しいし、有難かったから、個人的には面白かったお寺でした。
なお、ご住職は日曜日でもいつもいるとは限らず、今日は運が良かったそうです。このお寺で御朱印頂くなら、仙人のようなご住職に是非会ってみるのがいいかと。
アクセス、駐車場
法雲寺:住所:栃木県佐野市寺中町2339 電話番号:0283-22-5971
法雲寺のアクセスは佐野藤岡インターから約5.5キロ車で約9分、佐野田沼インターから約7.8キロ車で約16分
あしかがフラワーパークから約6.9キロ車で約13分、寺岡山元三大師から約5.2キロ車で約10分、佐野厄除け大師から約1.2キロ車で約3分。
道路沿いの境内側に無料駐車場がありました。
法雲寺の住職は、まず日本でも数少ない
水琴窟の製作家で市内の水琴窟のほとんどは
ご住職が作られた物です。
また、庭師でもある住職は
お寺の庭も住職が作られたものです。
さらに画家、書道家でもあり
絵や文字はとても個性的です。
今まで出会ったお坊さんの中では
一番すごい方でしたね。
裕ちゃんさんへ
いつもコメントありがとうございます。
ただものではない個性の強さを感じてましたが、想像以上に立派な方だったんですね。
そのようなお方に本堂に上がれ~と言われ、相対で色々話せた事はとても有難い事でした。
色々寺社を回ってますが、本堂に上がさせてご住職とお話ができるって、ほんと珍しいですね。
こんばんは!
佐野や足利は割と
御朱印を書きながら
住職さんとお話できるお寺が多いです。
足利市の萬福寺や徳蔵寺などなど…
裕ちゃんさんへ
なるほど。お話できるって経験したら良いもんですね。