鑁阿寺

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鑁阿寺に行った(御朱印)


鑁阿寺に御朱印を授かりに行った


平安時代末期、八幡太郎義家の子である源義国及び義国の第2子義康(足利氏)の二代にわたって造営された足利市氏の居館跡(国指定跡足利氏宅跡)に1169年(建久七年)鎌倉時代に足利義兼公により開創された真言宗の古刹で山号が金剛山、院号が仁王院、寺号が鑁阿寺。ご本尊はが大日如来である事から今は足利の大日さま、桜や紅葉の名所にもなってます。

鑁阿寺の堀の様子

堀に囲まれ、そこには大きな鯉やカルガモなどもいてエサもあげられるし、歴史を感じる建造物とちょっとした広場で気持ちも落ち着く素晴らしいお寺になってて私は年に2~3度程度行ってるかな。目の前には足利学校もあるし、石畳の通りを歩いて鑁阿寺に向かってると気分もいいですね~。

足利氏館の名残りと思われる周囲に水が張ってある堀や土手などから栃木県では唯一、鑁阿寺が日本100名城の一つとしてリストアップされていて本堂には百名城巡りのスタンプが置いてあります。




鑁阿寺~住所:栃木県足利市家富町2220 電話番号:0284-41-2627
駐車料金:無料(太平記館観光駐車場など) 参拝時間:日の出~17時まで 拝観料:無料(一切経堂の特別公開時のみ拝観料は400円:9時~16時)



目次

見どころと感想や口コミ

ランチや売店

お守りと御朱印

鑁阿寺の節分

鑁阿寺の桜

鑁阿寺の紅葉

鑁阿寺ライトアップ

【2023年】年間行事

パンフレット

アクセスと駐車場




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見どころと感想や口コミ

太鼓橋

堀にかかる太鼓橋。

鑁阿寺の堀にいる鯉

太鼓橋から堀にいる鯉やカモにエサ(境内の売店で販売)をあげてる子供たちの姿もよく見かける鑁阿寺で子供たちに大人気の楽しいパワースポット。

山門

太鼓橋を渡るとある楼門(山門)、栃木県指定文化財で創建後火災で焼失、今のは1564年(永禄7年)足利幕府十三代将軍足利義輝の再建。両脇には仁王様がいてこれは桃山時代の作と云われてるそうです。

山門の屋根付近の様子

今から400年以上の前の大きな山門は歴史の重みを感じるところ。

金剛山鑁阿寺伽藍図

山門をくぐってすぐに金剛山鑁阿寺伽藍図があるから建造物の年代、見どころもどこにあるのかわかります。

水屋

大きな水屋

本堂前の境内の様子

正面が国宝本堂、右に写ってる像は弘法大師像

本堂

国宝の本堂は大御堂とも呼ばれ1196年(建久7年)足利義兼公が建立し、今の建物は足利貞氏公の改修による鎌倉時代の建物。足利氏ゆかりの文化財公開というイベント日に来てガイドさんの説明でこのお寺が鎌倉時代にできたのを初めて知りました。てっきり室町幕府が始めるまでこの地に足利氏が住んでいて、将軍家となり京都に移り住んでからお寺になったもんだと思い込んでましたが、鎌倉幕府時代にはすでに足利氏は鎌倉に移住してたんですね。

1991年放映のNHK大河ドラマ太平記が好きで見てましたが、この本堂は緒形拳が演じていた足利貞氏公の改修による鎌倉時代の建物。足利貞氏の子が真田広之は演じていた足利尊氏。だから本堂改修した頃は鎌倉幕府末期、もうすぐ幕府が滅ぶという手前だったようです。

本堂でお参りした時堂内をまじまじ見ましたが、ご本尊は大日如来、脇本尊は薬師如来、そして聖観音菩薩、聖天様などが祀られてたみたい。また本堂内には銀閣寺で有名な足利義政寄進の銅製宝塔もあるらしい。

本堂の彫刻の様子

なかなか細かそうな彫刻もありました。

天然記念物の大いちょう

境内散策~いつ見てもデカイなぁ~と感動する天然記念物の大いちょう

鐘楼

国指定重要文化財の鐘楼は、鎌倉時代1196年(建久7年)開基足利義兼公が本堂に次いで創建。鐘は江戸時代の元禄期の再鋳のまま。

日本庭園と鐘楼

鐘楼の後ろは池にある日本庭園があり落ち着く場所。

多宝塔(塔婆)

栃木県指定文化財である多宝塔(塔婆)の創建は足利吉兼と云われてますが、現在の建物は1692年(元禄5年)に徳川綱吉の生母である桂昌院尼公が再建。どうして徳川家が鑁阿寺の再建をしたかは、昔戦乱時において三河の国に隠れていた世良田氏と松平家が出会い結びつく、世良田氏は朝廷に仕えてた時代は「得川」と名乗ってた時がある事から、松平姓から徳川姓を名乗る事で将軍という官位を得る事ができた。世良田氏は新田氏の分家で、新田氏は足利氏の分家、故に徳川の所縁から祖先供養で再建されたようです(関連:世良田東照宮)

経堂(一切経堂)

国指定重要文化財である経堂(一切経堂)。現在の建物は室町時代の1407年(応永十四年)に関東管領足利満兼による再建。

室町幕府歴代将軍坐像有料拝観の看板

鑁阿寺は基本どのお堂も内部拝観はなく、外観を見て回る形ですが、この一切経堂のみ特別公開期間中は内部拝観が1人400円で可能。中は江戸時代中期に製作されたとする室町幕府歴代将軍坐像が壁をぐるりと囲むように安置され、お堂の中央部には二千ものお経が入ってる大きな八角の輪蔵(経棚)もあります。全身の力を込めて持ち手を押して八角の輪蔵を回すと二千ものお経をすべて読んだ事になるパワースポットとの事で回してみましたがめちゃくちゃ重かった・・・お堂内は写真撮影禁止でしたが見る価値、歴史感じる見どころも多かったです。

御霊殿

山門から見ると境内の一番奥の左側にあったのが栃木県指定文化財である御霊殿、塀の外からしか眺められませんでしたが、中は足利大権現と称し本殿に七社神を祀り、拝殿に足利幕府十五代将軍の木像を安置してるそうです。経堂で見た木像とまた違う物なのかは不明。奥に源氏の祖、八幡太郎源義家の子、義国とその子、義康(足利氏の祖)の墓もあるそうです。御霊殿という名称だったからお墓と思いましたが、お墓でもあり神社でもある建物でした。

中御堂(不動堂)

中御堂(不動堂)は開基足利義兼公の創建とあるが、1592年(文禄元年)生実御所国朝の再修。内部に安置されてる不動明王は成田山より勧請せるもので興教大師作と云われてるそうです。

大酉堂(おどり様)

大酉堂(おどり様)は足利尊氏公を祀るお堂で室町時代に建立。大酉大根権現は俗におとり様といい古来武神として武門の信仰熱く、商売繁盛、福の神として信仰されてるそうです。

蛭子堂

足利市指定文化財である蛭子堂は北条時子を祀ってるそうです。堂の正面には沢山の赤ちゃんのよだれかけが並んでました。おひるこさま、安産守護佛 蛭子女尊と呼ぶそうで、ここは女性参拝者のパワースポット

宝庫(校倉)

足利市指定文化財である宝庫(校倉)は1432年(永享四年)公文所奉行の創建とあるが今の建物は1752年(宝暦二年)の江戸時代の再建。

稲荷堂の様子

稲荷堂~赤い鳥居が複数あると何故かその中で記念撮影してくなります。

北門の様子

北門

本坊の様子

本坊

東門の様子

写真は東門ですが西門とともに栃木県指定文化財。創建は足利義兼公時代ですが、1432年(永享四年)公文所奉行の再修。

遊具

歴史的建造物の見どころの他に、西門の近くには遊具のある公園もあって小さな子供さん連れでも鑁阿寺は楽しめるところ。

ばんな寺フェスで混雑してる様子

鑁阿寺の境内は、ばんな寺フェス(ばんな寺MUSIC FESTIVAL)やフリーマーケット「たかうじ市」などのイベントをしてる時もあり、そういう日は近隣駐車場が満車になるほど多くの人で混雑して賑わってました。

足利尊氏像

余談ですが、足利尊氏像は楼門(山門)から太鼓橋を渡り石畳の通りを50mほど歩いた所にあります。



ランチや売店

鑁阿寺売店の様子

鑁阿寺では楼門(山門)の近くと経堂の近くの二ヶ所に売店があり、足利しゅうまいなどのご当地グルメなどの軽食や飲み物、夏はカキ氷などが食べられます。また鳩のエサや鯉のエサなども販売してます。

ゆっくり屋内でランチが食べたい場合は東門の先にお蕎麦屋さんや、太鼓橋から足利学校に向かう石畳の通り沿いににレストランやカフェや蕎麦屋さんなどが軒を連ねていて食事する事ができます。



お守りと御朱印

鑁阿寺のお守り1

お守りは本堂横にずらり~とありました。

鑁阿寺のお守り2

かなりの種類のお守りがありました。

鑁阿寺御朱印

鑁阿寺御朱印400円。

2月3日の節分、大護摩供、武者追儺式の特別御朱印

年越し厄除けの特別限定御朱印1,000円

鑁阿寺足利市ゆかりの寺社カード表

足利氏ゆかりの文化財特別公開というイベント日で配布されてた鑁阿寺カード



鑁阿寺の節分

鑁阿寺節分

毎年2月3日に足利市長ら足利市民が武者行列をし、その後本堂前にて盛大に豆まき、節分が執り行われます→節分鎧年越に行った


鑁阿寺の桜

鑁阿寺の桜

鑁阿寺の桜の見頃は大体3月下旬から4月中旬、境内にはソメイヨシノやしだれ桜があって、桜とお堂などの景色が楽しめます。

経堂と桜
平地にあるお寺なので足利市街地、または周辺地区が見頃な時は鑁阿寺の桜も見頃を迎えてる確率が高い。

堀沿いの桜

太鼓橋のある堀沿いには桜の木が連なっていて、見頃になると夜は「お堀桜ライトアップ」(18時~21時)となります。


鑁阿寺の紅葉

鑁阿寺の紅葉

鑁阿寺の紅葉の見頃は大体11月中旬~12月上旬、真っ赤なもみじと大銀杏は鑁阿寺紅葉の名所、平地にあるお寺なので足利市街地の山々が色づいてきた時、または周辺地区が見頃な時は鑁阿寺の紅葉も見頃を迎えてる確率が高い。


鑁阿寺ライトアップ

ライトアップされてた本堂と観光客たち

鑁阿寺ライトアップは毎日されてるわけではなく、イベント時のみで写真は「足利灯り物語」というイベント日。

ライトアップされてた本堂

参道に浮かぶLED灯篭と本堂正面に照らされてる灯りで幻想的な感じのライトアップ。

ライトアップされてた楼門

太鼓橋後ろにある楼門(山門)は建物までライトアップされてました。



【2023年】年間行事

1月1日~1月5日初詣、初詣、厄除、開運大護摩
2月3日節分、大護摩供、武者追儺式→節分鎧年越に行ったよ
4月第1日曜日出世稲荷尊
5月18日観音経一千巻読誦会
5月3日~5日春の大祭
11月3日~4日秋の大祭
12月21日 除夜の鐘・初護摩
毎月23日多宝塔(二重の塔)御開帳、午(うま)年の守り本尊二十三夜尊(勢至菩薩)縁日。
毎月28日酉(とり)年の守り本尊不動尊縁日


パンフレット

鑁阿寺パンフレット

鑁阿寺パンフレット

鑁阿寺由緒

鑁阿寺由緒

現在伽藍図など

現在伽藍図など

鐘楼

鐘楼など

多宝塔など

多宝塔など

経堂など

経堂など

おひるこさまなど

おひるこさまなど

足利氏略系図など

足利氏略系図など



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アクセスと駐車場



鑁阿寺:へのアクセスは北関東自動車道足利インターから約4.6キロ車で約12分。インターを降りてから国道293号線で足利市街地に入り、標識的には「足利学校」を目指すと太平記館観光駐車場((栃木県足利市伊勢町3丁目6-4))があります。

JR足利駅からなら鑁阿寺まで約700m前後、歩いて約10分前後、東武足利市駅からだと距離は約1.3キロ、頑張れば歩いて行けない距離ではないです。足利織姫神社からは約2.2キロ、車で約8分、あしかがフラワーパークから約7.3キロ、車で約17分の道のりです。

太平記館観光駐車場

太平記館観光駐車場は鑁阿寺や足利学校松村記念館善徳禅寺(善徳寺)などの観光には最適。

臨時駐車場の様子

東門に近い場所に臨時駐車場もあります。鑁阿寺に行くならこっちの駐車場の方が近いかも。

 

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