福厳寺に行った
福厳寺(ふくごんじ)に行った
足利市にある福厳寺とは、寿永元年(1182年)藤姓足利又太郎忠綱が父俊綱と母の菩提を供養するために、理真上人を開山として創建されたと伝わる寺で、源平合戦が終結し、源姓足利氏の庇護のもと、二代目義兼公と時子夫人(北条政子の妹)の持仏と伝わる秘仏の子安観音も祀られてる事で三代義氏公の出生にまつわる伝承から安産や子育てを祈願する寺院と知られ、また境内に祀られたセキ除けに効くといわれるお地蔵様も有名なんだそうです。
上に書いてある福厳寺に関する話は行った時にそこのいたガイドさんから聞いた話で行く前は全くといっていいほど事前知識がなかったです。
福厳寺に行ってみようと思ったキッカケは「足利氏ゆかりの文化財特別公開」という日があって、2日間だけ秘仏である「子安観音」が公開されると書いてあったので行ってきました。
目次
・見どころ、感想と口コミ
・拝観時間、拝観料金
・御朱印と足利氏ゆかりの寺社カード
・【2023年】年間行事など
・アクセス、駐車場、住所、電話番号
見どころ、感想と口コミ
福厳寺に着いてすぐ本堂へ上がり特別公開の子安観音と足利市指定文化財である木造釈迦如来坐像を見ました。2日間だけの公開という事もあり観光客も多くまたガイドさんも色々説明してくれました。
後ろ側にある木造釈迦如来坐像が福厳寺の本尊で室町時代作、像の高さは52.5cm、膝張40.2cm
光背93.5cmで優しいお顔をしてました。
本体は檜材で寄木造り、表面は黒漆塗りで目には玉眼が入れられてるそうです。禅宗寺院に多い、禅定印(腹前で右を下に両手を重ねる印)を結んでます。南北朝時代に臨済宗寺院の本尊として流行した院派仏師の作と推定されてるそうです。体の形や衣文の彫り方から制作年代は15世紀頃と考えられ中世の形式を残す仏像として貴重な事から重要文化財に指定されてるそうです。
そして2日間だけの特別公開にされてる子安観音様は普段は観音堂に安置されてるみたいです。
ご本尊である木造釈迦如来坐像の前に安置されてる小さな仏様が子安観音様です。
このお寺を創建した理真上人が源姓の足利義兼と時子夫人(北条政子)との間に男子が授かるよう「変成男子の修法」を行った時用いられた観音像が1736年、裏山の岩窟から発見されたのが子安観音(秘仏)なんだそうです。ん~残念ながら眼鏡をかけてじっくり見たのですがお顔がよくわからなかった・・・けど足利氏にまつわる秘仏が見られて満足でした。
由緒などを色々聞いたり見たりしてるとこの福厳寺があったから男子が生まれ足利尊氏まで繋がって室町幕府ができたんじゃないかなぁ~など勝手に想像した事で歴史ロマンを感じました。
ご本尊と秘仏を見た後は本堂の中を色々拝見しました。
本堂の移り変わりに関して書かれる掲示もありました。
法要の大切さがわかる掛け軸もあったりして普段の私の生活ではなかなか目にしない仏教に関するものを観光者の立場でじっくり見る事ができました。
お寺の中というのは和の世界で落ち着きますね~。
境内にはなで仏である和顔菩薩、後ろの建物が延命地蔵堂という所で中にはセキに苦しむ身体を癒やすセキ地蔵が祀られてるそうです・・・・しまった~帰った後に知って見なかった~・・・・・いつ頃からセキ地蔵と呼ばれるようになったのは不明のようで、呼び名の通りセキ止め、喘息(ぜんそく)除けに効験があると広く語り継がれるようになったそうですが、珍しいお地蔵様ですね。
古い石仏群もありここは有縁・無縁塔群だそうです。他にも六地蔵・水子地蔵や救世観世音菩薩などもあったみたいですが・・・・時間的余裕がなくあまり散策できなかったのが後悔・・・
最後に足利七福神である布袋尊にお参りしました。
本堂の中に足利七福神布袋尊福厳寺のスタンプがあったのでそれも押しました。ん~歴史ロマンを感じたお寺でよかったです。また時間を作って行ってみよう~っと。
拝観時間、拝観料金
2日間だけの特別公開の時の拝観時間は13時~16時で拝観料は無料でした。通常の参拝なら一般的な時刻に行くか事前にお寺へ問い合わせをした方がいいと思います。
御朱印と足利氏ゆかりの寺社カード
福厳寺御朱印
福厳寺布袋尊御朱印
福厳寺の足利氏ゆかりの寺社カード
【2023年】年間行事など
1月1日~初詣
2月15日涅槃会
4月8日花まつり
8月17日灯籠流し
10月5日お月見コンサート ~法話と音楽の夕べ~
12月8日成道会
アクセス、駐車場、住所、電話番号
福厳寺:栃木県足利市緑町1丁目3270 電話番号:0284-21-6990
福厳寺参拝者駐車場が目の前に二か所ありました。
アクセスは北関東自動車道足利インターを降りて国道293号線で足利市街地、栃木県道40号線などを走って渡良瀬川方面に向かい約6.3キロ車で約16分前後の道のりです。
北関東自動車道太田桐生インターからなら約5.8キロ、車で約11分の道のり。
桐生市街地からは足利市街地目指して下道走って約13.9キロ、車で約33分の道のりでした。
JR足利駅からなら善徳寺まで約2.2キロ、東武足利市駅からも距離は約2.2キロ、頑張れば歩いて行けない距離(20分から25分)ではないですがタクシー利用した方が楽みたい。
鑁阿寺から約1.9キロ、車で約5分、足利織姫神社からは約3.1キロ、車で約10分、あしかがフラワーパークから約8.5キロ、車で約19分の道のりです。
コメント/口コミ