関興寺に行った(御朱印あり)
関興寺に行って御朱印授かった
この辺りでは「雲洞庵の土踏んだか、関興寺の味噌なめたか」と云われてて、それを知った時「関興寺(かんこうじ)はとても美味しいお味噌が売ってるお寺なんだろう」と思ってましたが、実際は関興寺に行ったら全くの勘違いでご利益の授かる味噌があってそれを舐めたかという意味というのがわかりお土産に「関興寺味噌」を買ってきました。
関興寺
住所:新潟県南魚沼市上野267 電話:025-783-2111
拝観時間:9時~16時30分
参拝期間:通年(法要時本堂内拝観できない時もあり、冬季は雪次第)
拝観料:無料(GW春の特別拝観期間と紅葉の秋の特別拝観期間は有料*参考1人300円)
駐車場:無料
目次
・関興寺とは
・見学の様子(見どころ)
・御朱印と御朱印帳
・関興寺の感想
・【2023年】紅葉の見頃
・境内図とパンフレット
・アクセスと駐車場
関興寺とは
1410年(3代将軍将軍足利義光が治める室町時代応永17年)上野国柴宿の泉龍寺(現:群馬県伊勢崎市芝町の泉龍寺)の白崖禅師を招いて開山し、当時は「関興庵」と称し、足利氏、上杉氏の庇護、上田長尾氏の帰依によって、最盛期には信州、佐渡、能登、越中、越後五か国の末寺を支配していたと伝わる。
戦国時代には幾度か伽藍を焼失、安土桃山時代上杉家は越後から120万石の移封で会津へ、関ヶ原の合戦後は出羽米沢30万石へ減封、この短い期間のお引越しに越後の多くの寺院もお引越し、この越後国上田庄「関興庵」も移った
1751年(九代将軍徳川家重の納める江戸時代)宝暦元年米沢に移った関興庵から萬源和尚を迎えて現在の地に再興し「関興庵」⇒「関興寺」へ変更、現在臨済宗円覚寺派最上山関興寺
米沢は会津領地時代に直江兼続公が任されていた領地であり、兼続公の生家樋口家の菩提寺となっている
見学の様子(見どころ)
黒門(総門)は江戸中時代中期の築で忠臣蔵で有名な赤穂浪士・堀部安兵衛にゆかりもあり、群馬県重要文化財だったのを平成21年に移築したそうです。
真新しい新築のような山門、境内図を見ると三門という字が使われてた。パンフレットなどには三門は約300年前の元禄年間の建立で関興寺では一番古い建造物と書かれてあったけど、どう見ても最近建て直した感じがする。
三門にあった龍の天井画
樹齢が400年を越えてるとされる杉の木「長寿の大木」は関興寺の御神木へは絵馬を奉納してお願い事をするパワースポット
円光池と奥に登龍の滝
歴史を感じた苔がついた石仏
双龍殿(方丈)と鐘楼
そんなに広い境内ではなかったですが所々絵になる景色が楽しめた
石段の左側に水月観音
智泉閣(経蔵)にあった輪蔵、この日は柵があって廻す事はできなかった
平和延命地蔵菩薩
大悲閣(観音堂)にはグルっと回せばお経を一巻読んだことと同じとなる摩尼車もあった
双龍殿(方丈)の前に巨石枯山水庭園
いざ靴を脱いで双龍殿(方丈)内部の見学へ。右側の建物は庫里
外観も大きかったけど、中もひろ~い。これから高校生が座禅を行うという事で座布団がズラリと並べられていました
欄間にあった数々の彫刻も見応えあり
色鮮やかな彫刻もあった
昔、防衛の為の武器(火縄銃やさすまた)などもあった
上段の間(大名の間)は屋久杉の欄間
ご本尊は釈迦牟尼仏
本堂内から見た裏の景色
良い景色も楽しめた美しいお寺で見どころも沢山あって楽しめた
御朱印と御朱印帳
御朱印所は双龍殿(方丈)を上がって正面にありました。
御朱印は3種類ですが、内2種類(観音様と稲荷様)は1月~6月と7月~12月と交互に授ける期間限定御朱印、御朱印値段各300円
関興寺御朱印帳はご本尊、観音様、稲荷様の3種類が記帳されてて1冊2500円
ご本尊の御朱印
稲荷様の御朱印それぞれ記帳してもらい授かりました。ありがとうございました。
御朱印所にあったお守りは身代わりお守り、七福神守り、運勢向上守り、仏足足腰お守り、健康お守りなどなど数多くの種類がありました。
関興寺の感想
新しく綺麗なお寺だったので、歴史ロマンには浸る事ができませんでしたが、境内は綺麗で美しかった。また群馬県の重要文化財だった黒門があったりと群馬県人にも所縁を感じたお寺でもあった。重要文化財って県をまたいで移築できるんだ~と初めて知った。
関興寺に行った日は高校生が座禅をする日で本堂内はご遠慮くださいと拝観ができない掲示がされてましたが、御朱印をお願いした若いお坊さんに、まだ高校生が来た雰囲気もまかったので、少し見てもいいですか?と聞いたら、どうぞどうぞと優しい対応にも感動。
関興寺に行くまでは「とても美味しいお味噌が売ってるお寺だから、関興寺の味噌なめたかなんだと思い込んでましたが、駐車場に掲示されてた説明書きを見てこの云われが、味噌が美味しいからではなく、ご利益が授かるからだったんですね~
『天正六年、上杉謙信没後、景勝、景虎二養子による家督争いがおこり合戦となり、兵火のために諸堂焼失する。時の住時雨天是艦、上杉氏寄進 大般若経六百巻を味噌桶の中に蔵し兵火より護った。爾来大般若経を火の難から護った味噌であるからこの味噌wpいただくと福徳が授かると諸方より関興寺に参詣するものも多く、いつとはなしに「関興寺の味噌なめたか」といいはやされるようになった』
この頃は生活に味噌は欠かせず、寺では修行僧のために味噌を作ってたそうです。
という事でお守りなどと一緒に味噌が置いてあったので一つ購入。
「このお味噌お寺で作ってるんですか?」「今は業者さんが作ってるんですよ~」でしたが、関興寺のお土産として買いました。まだ前のが残っていてまで舐めてないので味は・・・?
さて、関興寺見学所要時間ですが、関興寺自体の境内はそんなに広くはなく本堂を見て回っても30分ぐらいでした。時間的て都合と体力で上杉景勝が厚く信仰してたとされる南方稲荷大明神は鳥居に向かって参拝しただけ。
案内図を見ると諸願成就、商売繁盛などのご利益が得られる南方稲荷大明神は山の上の方、ここも行ったらもっと所要時間はかかるかと。
これで「雲洞庵の土踏んだか、関興寺の味噌なめたか」の両方のお寺を制覇と御朱印巡り完了⇒雲洞庵に行った
【2023年】紅葉の見頃
関興寺の紅葉の見頃は例年の通りなら10月下旬~11月上旬
紅葉の見頃時期は秋の特別拝観期間となり、拝観料は有料となる
境内図とパンフレット
アクセスと駐車場
関興寺:新潟県南魚沼市上野267
関興寺へのアクセスは関越自動車道塩沢石打インターから約2.8キロ車で約5分
JR上越線(ほくほく線)塩沢駅からタクシーで約5分、JR越後湯沢駅からタクシーで約10分または路線バスにて上野下車(乗車時間約15分)
境内脇に無料駐車場がありました。
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