雲洞庵

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雲洞庵に行った(御朱印あり)


雲洞庵に行った(見どころ/御朱印)


歴史好きの方なら「雲洞庵(うんとうあん)」という名前でピーンとくるかもですが、NHK大河ドラマ「天地人」で上杉景勝(演:北村一輝()と直江兼続(演:妻夫木聡)の幼少期に住職北高全祝(ほっこうぜんしゅく 演:加藤武)から学んだお寺が越後上田庄禅寺雲洞庵。このお寺で一緒に学んだ仲間(泉沢久秀、安部政吉、甘糟景継、桜井晴吉、山岸尚家)らが家臣となる。*ドラマ上では第10世住職北高全祝が師でしたが第13世住職通天存達も師のようです。

雲洞庵本堂

雲洞庵

住所:新潟県南魚沼市雲洞660 電話:025-782-0520
拝観時間:9時~17時(4月中旬~11月)9時~15時30分(12月~4月中旬)
定休日:水曜日(祝日、盆と正月除く)
拝観料:大人300円、小学生100円、未就学児無料
御朱印受付時間:9時~16時20分(4月中旬~11月)
駐車場:無料、お土産などの売店は駐車場ある




目次
雲洞庵とは
見学の様子(見どころ)
御朱印や御守り
雲洞庵境内図
雲洞庵の感想
【2023年】紅葉の見頃
アクセスと駐車場


雲洞庵

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雲洞庵とは

■今を去る1300年余年、越後の山深き寒村に、1人旅の尼僧(藤原房前公の母親)が訪れ、山よりこんこんとわきいずる霊泉で沢山の人々を救い、庵(ろり)を結んで住まわれました。

・庵とは僧侶や尼僧が仏様をお祀りして住む草葺きの小さな家の事

・藤原房前(没737年57歳)は飛鳥時代から奈良時代前期にかけて朝廷に仕えた貴族、父が藤原不比等、中大兄皇子とともに大化の改新をした藤原鎌足が祖父、万葉集には藤原北卿と書かれている藤原北家の祖

■尼僧亡き後(717年)ここに訪れた藤原房前公は山を金城山と名付け、母の菩提を弔う為、薬師如来を本尊とする金城山雲洞庵を建立し、藤原家の律衆尼僧院として栄える

室町時代になると関東管領上杉憲実公が庵をうけ、曹洞宗雲洞庵を開創し越後一の禅寺と云われるようになる。

その後上杉謙信公の時代になると十三世通天存達和尚は、10歳の喜平次(後の上杉景勝)と5歳の与六(後の直江兼続)をこの寺で教育する。

また現代に至るまで女人成仏の寺と知られ、女性の参拝者が多く日本一の庵寺とも云われる。

今は曹洞宗山城山雲洞庵でご本尊は釈迦牟尼仏



見学の様子(みどころ)

黒門

黒門

大きな杉の木に囲まれてる境内の様子

黒門から雲洞庵境内に入ると大きな高い杉の木に囲まれアチコチに石塔や石造りの仏様があり、苔の多い参道などなど荘厳な雰囲気が漂ってました奥に見える赤門は昔は皇室関係者や大名が来た時開門、それ以外は年1回しか開かないから開かずの門とも云われてたそうです。

赤門

永享年間に造られ江戸時代に再建された赤門はその長い年月を感じる佇まいで門の左に「金城禅林」右に「雲洞庵の土踏んだか」と年季の入った木版が掲示されてました。

大わらじにあった小さな絵馬

遠くからは見ると赤門に立てかけてあった大わらじは大わらじとしか見えなかったのですが、近くで見るとちっちゃな絵馬やおみくじなどが沢山かけてありました。何で?こんなに絵馬小さいんだろう??

法華経が埋めてある参道

赤門をくぐっても荘厳な雰囲気は変わらず、雲洞庵が越後一の寺というのも頷けるような雰囲気でもあった

そして、この参道に秘密が!!真ん中の石畳の下に法華経が一字一石づつ刻み約1mの深さに敷き詰めてあるそうで踏みしめるとご利益甚大なんだそうです。初めて「雲洞庵の土踏んだか」を聞いた時はお参りに行ったか?という意味かと思ってたら、ここを踏むという行為そのものだったんですね。踏みつけてご利益を与える佛教、禅宗の教えは寛容そのもので、それが日本人の心となったそうですよ。

参道脇の石仏など

この参道の両脇には苔に包まれた石仏などが並んでいて、歴史も感じたし、自然が作り出した絵画を見てるような緑の世界が広がってました。雨あがりの日はもっともっと緑が映えて綺麗な感じがする。

池と苔

なんかジブリの世界に迷いこんだような景色

客殿と鐘楼堂

客殿と鐘楼堂(雲洞庵で一番古い建物で1691年建立*江戸幕府将軍徳川綱吉元禄4年)

大香炉と本堂

大香炉とデカかった本堂(小黒甚内を棟梁とする大工群の手により1707年再建*1707年(宝永四年)は徳川綱吉の江戸時代で赤穂浪士討ち入りの5年後)

長生きの水

靴を脱いで庵内へ。庫里から本堂へ向かう途中にあったのが「長生きの水場」神社などでの御神水でも見かけますが、建物の中にあるというのは初めて見ました。今から1300年前藤原房前公の母君が出家して当地に移り住み山から湧き出るこの霊泉を見出し、多くの人々を救ったとされる有難い水で雲洞庵パワースポット、ただ・・・・残念な事に今は衛生面から水道水を流してるそうです。

弁道

そしてここには「弁道」という修行の心得も掲示されてました

広かった本堂

新潟県指定文化財の本堂は広い、天井高いと外から見ても大きかったけど中もデカかった。欄間の彫刻も豪快で素晴らしかった。

本堂天蓋と御本尊

案内の音声ガイドが流れ見どころや歴史を教えてくれるし、説明書きもそれぞれの見どころに掲示されててとても親切。ご本尊は釈迦牟尼仏、脇に迦葉尊者、阿難尊者、十六羅漢

雨ふり地蔵

雨ふり地蔵、順路表示もあり本堂の他の部屋には薬師三尊十二神将、弁財天、不動明王、道元禅師の像、瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師の像、達磨大師、大権大師などなどもありました。

位牌堂

位牌堂(紫雲殿)には馬頭観音、楠木正勝公、上杉憲実公の像や上杉謙信公、徳川家康公の位牌

開山堂

開山堂

施食壇

施食壇(セジキダン)または施餓鬼壇(セガキダン)

襖絵

鳥カ道林禅師の襖絵など

雲洞庵の池と赤い橋

本堂や建物からの見えた外の景色も美しく荘厳な雰囲気だった。写真は池と赤橋。

座禅堂

座禅堂

観音堂

観音堂の千手千眼観世音様はドキっとするぐらい眼光がするどかった。何もかも見てるぞ~という眼差しで個人的にはこの千手千眼観世音様が雲洞庵のパワースポットだった。だから2度も見にいきました・・・

客殿

客殿

客殿からの景色

客殿から緑の景色も良かったけど紅葉も綺麗な気がする

景勝・兼続勤勉の図

「景勝・兼続勤勉の図」当雲洞庵十世北高全祝禅師に薫陶をうける幼き日の喜平次景勝(十歳)と与六兼続(五歳)で論語に義の精神を学びその厳しい指導によって2人が生涯、英雄として天下に名をとどかれた基礎はここで培われました。

画中細子の書は論語の一節で「君子(立派な人)が義に喩り、小人(徳のない人)は利に喩る」(訓み下し)のところです。

兼続は特にこの教えを重んじ人格を練り、私利私欲を捨て景勝に仕え義を重んじ民を愛し、優れた業績を残して慕われています。」と書かれてました。

大方丈

「景勝・兼続勤勉の図」があった大方丈は柱が天井まで着きだしてなく、白壁で天井が浮き出るように造られてる様式の書院造りは最高寺格を表し越後国ではこの雲洞庵しかないそうです。

さて本堂など内部の見どころは上に書いただけでなく、大半は割愛してるほど内容は濃かった。

宝物館

宝物館もこれまた見どころ満載。

上杉謙信公頭巾

上杉謙信公頭巾、上杉憲実公愛用の茶釜や天目茶台、717年雲洞庵を開基した藤原房前公が寺宝として寄付した蜀紅錦袈裟、家康公開運毘沙門天像、宇佐美定行公の鎧櫃、直江兼続公制札などなど

武田信玄公書状

古文書などは鎌倉、室町、戦国など時代別に分かれていて現代語訳が書かれているのもあって分かりやすく展示されてました。源義経公大般若写経切、楠正成公遺状、武田信玄公、武田勝頼公、上杉景勝公などなどの書状もあり展示数、内容が濃かった。上は多くは割愛してますが、雲洞庵の境内、本堂、宝物館など見どころ満載



御朱印やお守り

御朱印所

御朱印所は本堂に上がってすぐの所にありました。

雲洞庵御朱印帳


雲洞庵オリジナル御朱印帳は2種類各2色

雲洞庵御朱印


御朱印の値段300円1種類、ご本尊の御朱印を記帳してもらって授かりました~ありがとうございました。

お守り授与所

御朱印所の横にお守りなどがズラリ「厄除け十二支お守り」「愛・義のお守り」「ぼけ除けかぼちゃお守り」「身体健康お守り」「健脚健康お守り」「長寿ぽっくりお守り」「幸福鈴守」「身代りお守り」「足腰健全お守り」「無病息災お守り」「交通安全学業成就守り」身体健康お守り」「通学お守り」「子宝安産守り」「四ツ葉のクローバー守り」「開運福よせ守り」「運勢向上守り」「お宝すくい守り」「お願いかえる守り」「縁結び守り」「幸守り」「金運守り」数珠、おみくじなどなどもありました。メグスリノキ100%薬師あめ、眼茶もあったのでお土産にもいいかと。



雲洞庵境内図

雲洞庵境内図

雲洞庵境内図

雲洞庵チラシ



雲洞庵の感想

越後湯沢の観光案内所にて雲洞庵のチラシを見ても「越後一の寺」だから大きいんだろうな~ぐらいしか思ってませんでしたが、何か?ドラマで聞いた事が・・・と思い出し、戦国時代ファンの私にとってロマン感じたお寺で最高でした。

今のお寺は江戸時代~現代に造られた建物が多いようですが、この地に上杉景勝や直江兼続らが勉学に通っていたと思うと感慨深かったし、お寺自体も大きいだけでなく見どころ満載だし、説明書きもしっかりあったので見て回っても内容がわかりその点も良かったです。

またこういう歴史深いお寺だと撮影禁止、でもTVだと撮影OKとなるという身分で扱い方を変える所がよくありますが、雲洞庵は宝物館でも撮影OKと、直江兼続が教えてもらった「愛」を感じる優しいお寺でも感激しました。

とにかく見どころ満載だから雲洞庵見学所要時間は最低1時間は見ておきたいお寺かと。

雲洞庵売店

さて雲洞庵お土産などが置いてある売店は駐車場にありました。この売店はところ天や甘酒や抹茶などの軽食ドリンク類もありましたが、本格的なランチなどが食べられるお店は雲洞庵に来るまdの道中のお店を利用した方がいいようです。

雲洞庵に行ってみて「雲洞庵も土踏んだか」の意味もわかったし、踏んだし、次は「雲洞庵の土踏んだか、関興寺の味噌なめたか」の関興寺へ行った


【2023年】紅葉の見頃

雲洞庵の紅葉

雲洞庵の紅葉の見頃は例年の通りなら10月下旬~11月上旬

秋のライトアップ

また紅葉シーズンになるとライトアップも行われます


アクセスと駐車場



雲洞庵:新潟県南魚沼市雲洞660

雲洞庵周辺地図

雲洞庵へのアクセスは関越自動車道塩沢石打インターから約8.6キロ車で約14分、六日町インターから約7.6キロ車で約16分

JR上越線(ほくほく線)塩沢駅または六日町駅よりタクシーで約10分

雲洞庵駐車場

雲洞庵入口前に無料駐車場(大型バス4台分、普通車40台分)

 

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