1日で九湯ある渋温泉外湯めぐりをしたよ
1日で渋温泉九湯めぐり(外湯めぐり)をしたよ
渋温泉というと九湯の外湯をめぐる温泉として有名ですよね。最初は外湯=共同浴場=誰でも入れる=日帰り入浴もできると思ってたのですが、外湯巡りは草津温泉他で見られるような誰でも入れる共同浴場ではなく、渋温泉の宿に泊まった人だけが入れる事がわかりました。だから外湯めぐりの日帰り入浴はできないんです。ただし巡れないけど九番湯の大湯だけは宿泊者以外の人も日帰り入浴可能です。また渋温泉で日帰り入浴したい場合は渋温泉の宿で「日帰り入浴できます」の看板が出てるホテルや旅館だけになります。
でも外湯=共同浴場だから誰でもドア開ければこっそり入れるんじゃないの?こう思う人も多いのではないでしょうか?私も来る前は外湯は共同浴場なんだから誰でも入れると思ってました。
じゃ~ん。誰でも入れない理由がコレ!外湯めぐりする9つのお風呂全てが施錠されていて鍵のない人は入れないようになってるからです。しかも自動ロック。
渋温泉のホテルや旅館に泊まったら、この鍵を貸してもらえます。宿泊しないと有名な渋温泉の湯巡りはできなくなってるんです。私は鍵の存在は知らなかったから真田本陣つばたやさんでこの鍵をもらってビックリ!こういう仕組みなのね~と理解しました。
勿論外湯は無料で入れます。また全部回りましたがシャワーや洗い場などはない、勿論石鹸やシャンプーもないので前もって宿で体を洗ってから来たほうがいいかと思います。また九湯全てが源泉かけ流しになってました。
渋温泉外湯めぐり行く前に必要なもの
鍵とタオルだけでOKです。
オプションとして宿泊してる宿で販売してる(私は無料でもらったけど)巡浴祈願というタオル(九湯めぐりタオル)があると記念のお土産になるかもです。
外湯にはスタンプが置いてあり、それを押して全部巡った事になります。写真では右下にスタンプとスタンプ台が見えると思います。
九湯めぐりタオルを持って外湯めぐり
九湯めぐりタオルはスタンプを押して記念になるだけではありません。
実はこのタオル(手拭)に健康と幸せを託して事前に供養してあるそうです。
タオル(手拭)の包装紙に書かれてますが、手拭を持って九つの湯を巡られ、授印され、薬師如来の御前に祈願をこめ、健康ろ幸せをおつかみ下さいとあります。
九番湯「大湯」の前に山に向かう長い急な階段があります。ここが渋温泉九湯めぐり最終目的地の結願渋薬師庵(高薬師)です。
タオル(手拭)を持って階段を上りきり拝殿でお参りします。
そして拝殿横にある厄除巡浴祈願手拭御授印処で最後のスタンプを押して、九湯めぐり完結になります。
各湯には脱衣所にロッカーはあったか?貴重品は?
外湯はロッカー式の脱衣所でなくこういう棚式です。カゴもありませんでした。貴重品を入れる鍵式ロッカーじゃ一番湯~八番湯までありませんでした。
脱衣所にロッカーがあったのも九番湯「大湯」だけでした。ここだけは日帰り入浴できるからだと思います。また男湯入口外に貴重品を入れると思われる鍵式ロッカーがありました。
巡る場合は貴重品を入れるロッカーは1番湯~8番湯までないので、貴重品を持たずに九湯めぐりをしたほうがいいです。
九湯めぐりマップ
ホテルや旅館でもらえると思います。また外湯の鍵にも地図が書いてあると思います。
外湯に入浴できる時間は朝6時~夜10時までです。
ちなみにマップ上右下に番外湯「信玄かま風呂」があります。
温泉寺の境内の中にあるのですが・・・・・・
が~~~~ん!!番外湯「信玄かま風呂」は無期限休業中でした。スタンプだけはあります(笑)・・わざわざ楽しみにタオル持っていったのに無期限休業なら観光客に配る地図を訂正してよと渋温泉旅行組合に強く言いたい。
渋温泉外湯巡りした感想
渋温泉の外湯ってそれぞれが違う効能なので浸かってみた~いという気分になります。せっかくここまで来たんだし渋温泉と言えば外湯巡りが有名だからという意味でも行きたくなります。私の場合は「真田家旧本陣つばたや」で夕飯を食べてから連れと渋温泉街そぞろ歩きがてら外湯に出かけてみました。
浴衣に下駄でカランコロンと気分よく歩けます。やっぱり一番最初は一番湯という初湯に入るワケですが、湯めぐりの紹介では一番ヌルくて入りやすいと書いてあるのもあったのですが~実際は熱くて熱くて・・バラエティ番組の熱湯風呂という感じ。他の宿から来たお客さんと水で薄めながら「一番ヌルくて入りやすいって感じじゃないですね~」「ここが一番ヌルイいという事ならこれから先怖いですね~」などと会話しながら入浴しました。2時間で九つの外湯を入ろうと予定してたので約10分・・でも暑くて・・2~3分かな?浴衣に着替えて二番湯と・・・二番湯も熱くて~と。水で温度が下がるまで待ってから入浴と。それでも熱いので2~3分浸かってまた浴衣を着て3番湯へと。熱くて水で~と繰り返し・・・・
結局1番湯から9番湯まで全部水で薄めて温度をさげないと入れないほど熱いお風呂です。誰かが先に入ってるとすでに水で温度が下がってるのですぐ入れました。誰もいないお風呂だと水で温度が下がるまで待ってから入らなければならないです。湯に浸かる時間より水を入れて温度が下がるのを待つ時間のほうが長かったです。私の場合。
また1番湯、二番湯、三番湯、四番湯とカラスの行水ですが湯船に肩まで浸かりました。五番湯からはほぼ足湯状態・・・これ以上まともに浸かるよ湯あたりしそうなので、足だけ少しというパターンで六番湯、七番湯、八番湯、九番湯と回りました。
一番大きな外湯は九番湯の大湯でした。全部回る気がしない人はこの九番湯「大湯」をじっくり浸かればいいのではないでしょうか?私は1番湯からじゃなくて九番湯から回ればよかったと後悔・・・
とにかく一泊二日では一番湯から九番湯までじっくり腰を据えて浸かるのは時間的に無理がありそうです。でも、一緒に入る知らない人と「こんばんは」「熱いですね」「○番湯はいい湯でしたよ」「○番湯は熱すぎてダメ」など会話も楽しかったので、渋温泉に来たいい思い出になりました。次回渋温泉に来た時は全部回るのではなく気になる源泉や効能のお風呂にじっくり浸かりたいと思います。
一番湯「初湯」
胃腸によく効くことから「胃腸の湯」とも呼ばれるそうです。
湯船サイズは4~5人でした。
一番湯の温泉分析表です。源泉は渋温泉総合源泉(比良の湯、薬師の湯、とんびの湯混合)
二番湯「笹の湯」
湿疹などに効き病気の快復時に効果があり別名仕上げの湯ともいわれるそうです。
湯船は4~5人が浸かれるサイズでした。
一番湯の温泉分析表です。源泉は渋温泉総合源泉(比良の湯、薬師の湯、とんびの湯混合)。むむ一番湯と同じ源泉のようです。混合の割合が違うのかな?
三番湯「綿の湯」
切り傷や皮膚病にいいらしいです。白い湯の花が多いので綿の湯というそうです。
夜の雰囲気もいいんですよ~。
4~5人サイズの湯船でした。
三番湯の温泉分析表です。源泉は渋温泉総合源泉(比良の湯、薬師の湯、とんびの湯混合)、一番湯と二番湯と同じですね・・混合の割合が違うから効能違うのかな?う~~ん。
四番湯「竹の湯」
慢性痛風に効くと言われてるそうです。ゆっくり入浴して患部を温めると効果があるそうです。
湯船は4~5人サイズでした
四番湯の温泉分析表です。源泉は横湯と熱の湯の混合。地獄谷から引湯に成功した時に命名されたのが「竹の湯」だそうなので地獄谷温泉のお湯なのかも?
温泉は飲まないで~とも書いてありました。
五番湯「松の湯」
神経痛や病気の回復時によく聞くとされてるようです。
湯船は4~5人サイズでした。
五番湯の温泉分析表です。源泉は横湯と熱の湯の混合です。四番湯と同じですね。
六番湯「目洗の湯」
昔から大勢の人が目の病を癒したとされる目に効く温泉だそうです。また肌が綺麗になる美人の湯だそうです。そう言えば連れが言ってましたが五番湯に入ってた時にお婆ちゃんが六番湯は気持ちいいお湯だったと言ってたそうです。
湯船は4~5人サイズでした。
六番湯の温泉分析表です。源泉は目洗の湯とガニ沢の湯の混合です。
七番湯「七繰の湯」
外傷性の障害や病気の回復時にいいそうです。七つの病気に効くとか七回入れば全快するとかいわれた為に七繰の湯と名がついたそうです。
湯船サイズは4~5人でした
七番湯の温泉分析表です。源泉は七繰の湯です。
八番湯「神明滝の湯」
昔は滝のような打たせ湯で疲れをとったそうです。今は湯船です。婦人病に効き子宝に恵まれる湯でもあるそうです。
湯船は4~5人サイズでした
八番湯の温泉分析表です。源泉名は神明滝の湯(渋温泉総合源泉と寺の湯の混合泉)
九番湯「大湯」
大湯は外湯の中で一番多きかったです。ここだけは男女別入口が横ではなく表裏という感じでこれは女湯入口、反対側に男湯入口があります。
反対側の男湯の入口です。
入口横におそらく貴重品入れるロッカーがありました。
脱衣所にロッカーもありました(男湯)
湯船は4~5人サイズが二つとかなりゆったりしてました。
女湯は蒸し風呂もあったそうです、いわゆるサウナだったそうです。
九番湯の温泉分析表です。源泉名は渋大湯(大湯と渋温泉総合源泉の混合湯)です。
大湯は道路下にあるという感じで上には足湯と渋温泉えびす神社がありました。
昔の渋大湯はこんな感じだったようです。外湯のメイン風呂は規模の大きさからいってもこの九番湯「大湯」かと思います。
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