真田幸村・大助など真田一族の墓や供養塔がある長国寺に行った
信州松代藩初代当主真田信之(信幸)から代々のお殿様のお墓がある真田家菩提寺である真田山長国寺(長國寺)に行ってきました。ここには大阪冬の陣、夏の陣、そして大河ドラマ真田丸で一躍有名になった日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と称された真田幸村と大助の供養塔も同じ一画に建てられてました。
土曜日の午後1時くらいでしたが観光客はほとんどいない静かなお寺でした。
行ってみてわかったのですが、真田信綱、真田幸隆、真田昌幸の供養塔も歴代のお殿様の墓所内にありました。
そして真田幸村(信繁)、その息子である真田大助の立派な供養塔もありました。
長国寺アクセス 駐車場など
私の場合は駐車場マップ左上にある松代城北駐車場から真田宝物館を経て徒歩で長国寺まで歩いていきました。真田宝物館からなら約1,2キロだから5~7分歩けば到着する距離です。
長国寺無料駐車場もお寺正面の右側に普通車20台ほど停まられるスペースがありましたが、徒歩で行った時は道が狭い所もあったので、真田公園にある駐車場に停めて道中にある矢沢家表門や松代藩鐘楼などを見ながら歩いて松代観光するのもいいかと思います。
上信越道長野インターから直接行く場合のアクセスは約2,5キロ、途中信号もあるので約10分程度で到着するかと思います。
長国寺に向かって歩いてる時に黄色の同じ自転車が何台か通過しました。
松代観光に使える有料のレンタルサイクルもあるようです。
長国寺の様子、見所、感想など
長国寺境内案内図は門の前にありました。奧の一角が真田家の墓所のようです。
墓地の一部を除いて長国寺の全域が国の史跡に指定されてるようです。真田信之の御霊屋は重要文化財に指定されてます。
総門から本堂が見えます。来る前は真田山長国寺だったので小高い山の中にあるのかと思ってたら、平坦な道で何で山?と不思議でしたが、真田山の山号を持つお寺だそうです。
本堂も趣があります。この本堂まで真田信之など歴代のお殿様などが参拝に来たと思うと感慨深いお寺です。ただ本堂は当時のものでなく明治19年に再建されたもののようです。
屋根にはしゃちほこと六文銭の家紋があって、ここは真田家の為のお寺というのもわかりますね。
僧堂と放光堂です。
墓地のほうへ足を踏み入れると恩田木工民親の墓という史跡がありました。
あ、この人は真田宝物館横にあった銅像の人の墓だと思い起こしました。松代藩の財政を立て直したご家老さんです。
これがそのお墓です。
この辺りは古そうなお墓が密集してるのですが草ボーボーであまりお手入れはされてないみたいです。
崩れちゃってお墓もあるし・・・おそらくこの辺りの古いお墓はご家老さんのもあったから真田のお殿様に仕えた家臣たちのお墓っぽいですね。
奧のほうにある林を抜けて開けた所に古そうで立派な真田家の墓所がありました。ここと真田家の歴代のお殿様との墓所の違いをお寺の方に聞いたら、こちらは側室とかそういう関係の人たちのお墓だそうです。
御霊屋の回りは柵で囲まれ入り口は鍵で閉じられてました。
柵の外から霊屋は見えるのですが、よく見えない・・・・
本堂横の長国寺受付に戻りました。拝観時間は9時から16時までです。毎週水曜日が定休日になります。
受付で拝観料金を払いました。
拝観チケットです。料金は御霊屋外部と代々の真田のお殿様の墓所拝観で大人300円、子供200円です。特別拝観というのもあり別途500円必要です。係の人に聞いたら真田信之の御霊屋の内部にある天井の絵を見る場合は特別拝観料が必要になるそうです。その格天井にある絵は狩野探幽作と言われていて見ごたえありそうで見たかったのですが、私以外に他にも一緒に見て
回る子供さん連れの家族さんは外部だけだったので、私一人内部だと子供さんも見たくなるだろうかとちょっと遠慮して外部だけにしました。内部まで見ると大人800円とちょっと高いかな?と思える拝観料になります。
チケットの裏面です。そうそうこの長国寺は境内のあちこちに若いお坊さんが多く見られたのですが、僧侶になるための修行をする専門僧堂で曹洞宗の修行道場だそうです。ただお経や線香の匂いとかなく静かなお寺でした。土曜日だからだったのかな?
係の人と一緒に歩いて柵の鍵を開けてくれます。そして皆一緒に中に入りました。
柵の横に正式な門があるのですがここは立ち入り禁止になってました。おそらくこちらの表門をくぐって歴代の真田家のお殿様一向はお参りしたのでしょうね。この門も重要文化財だそうです。
これが真田信之の霊屋外観です。黒塗りの建物に金箔の装飾があり美しかったです。
彫刻類も素晴らしい~
大きく立派な霊屋でした。
霊屋の説明案内は柵の外の門の横にありました。真田信之の霊屋は没後2年後の1660年からこの地にこのままあるんですね~歴史ロマンを感じてしまいます。
隣には4代藩主真田信弘の霊屋がありました。真田信之の霊屋とほぼ同じ大きさに感じましたが装飾は控えめになってました。
真田家墓所入口の門です。
門の横に史跡松代藩主真田家墓所の説明案内パネルがありました。
門をくぐると左から九代藩主真田幸教の墓、11代藩主真田幸正の墓、12代藩主真田幸治の墓が並んでました。
そして奧に行くと歴代のお殿様のお墓がずら~と並んでました。
お墓の間に真田信綱、真田幸隆、真田昌幸の大きく立派な供養塔がありました。
墓所の一番奧に真田信之のお墓がありました。石造りの鳥居もあるし墓石も一回り大きかったです。そして何故か信之の所にだけ鳥居がありました。 川中島の大鋒寺にある真田信之の墓も鳥居がありました。
真田信之 真田家を継いだ男の半生 角川選書 / 黒田基樹 【全集・双書】
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そして真田信之のお墓の前に真田幸村(信繁)、真田大助の供養塔があるんです。大阪の陣で信之が仕えてる家康に敗れたとはいえ真田家の武将として家康配下の真田一族の菩提寺にあるなんて素敵ですね。個人的な考えですがこれは将軍家への建前上供養塔にしていて実際は真田幸村と大助の墓ではないかと思うのです。というのも福井県の孝顕寺、秋田県の妙慶寺、大坂府の安井神社などに真田幸村の墓と言われるものがありますが、やっぱり一族が集まってるこの長国寺が本命ではないかとどうしても思えてしまうからです。
真田幸村ぴあ
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二代目の真田信政があえて真田兄弟を近くに配置で作ったのでしょうか?感慨深い所でした。
左から三代嫡子の墓、二代真田信政の墓、六代息女の墓とお殿様以外のおそらく小さい頃なくなったのでしょうか?ご子息のお墓もあります。不思議なのがきっちり初代真田信之から12代のお殿様までのお墓が並んでるのではなく順不同で並んでるんです?なぜでしょうかね?
拝観チケットの裏に真田家歴代のお殿様の名前が載ってるのでそれを見ながら歩くといいかもです。
墓所を出る時に手を合わせお参りをしてから長国寺観光は終わりました。所要時間は大体30分くらいでした。
実は真田信之の霊屋とお墓がここから近い川中島周辺にある大鋒寺にもあります。そこは晩年真田信之が暮らした屋敷跡にできたお寺なんです。時間的に余裕があるなら大鋒寺も行ってみるといいかもです。
真田家の菩提寺 真田山長国寺 DATA
住所:長野県長野市松代町1015ー1
電話番号: 026-278-2454
拝観料金:真田信之霊屋と真田家墓所大人300円小学中学生200円、霊屋内部拝観料金はプラス500円
開館時間:9時~16時まで
定休日:毎週水曜日
駐車場:無料
貴殿のページ 詳しいので非常に参考になります。
さて、探しています、2016年 大阪大丸の真田幸村展を観た方を。所定の紙に記入するだけで 10万円差し上げます。
https://www.myouji.org/sanadayukimuranonanbanyoroi-nisemono.html
或いは 知り合い等で どなたか 観た方がいれば 教えてくれませんか。
小生 偽者が偽物を これからも有料展示することをしないようにする為、及び デタラメな本を出して
信州の真田の正史や片倉代々記、伊達世臣家譜などの貴重な古文書が間違っていると思わせるに至っていますが
その本の販売をやめさせる為に立ち上がりました。
勿論、私が得るものは何もありません。
以上、宜しくお願いいたします。