国宝松本城(松本城公園)に行った(御城印あり)
国宝松本城(松本城公園)に行ってきて御城印ゲット
江戸時代から残る現存天守、国宝五城(姫路城、彦根城、犬山城、松本城、松江城)の1つである松本城は、私の住んでる関東圏から一番近い標高590メートルの松本盆地に築かれたお城。前進は武田信玄系のドラマなどなら度々登場する深志城らしいとの事ですが、城下町や天守の建造(1590年~)は徳川家康から豊臣秀吉の家臣となった石川数正、康長親子、その後の城主は小笠原氏、戸田氏、松平氏、掘田氏、水野氏と結構城主が変わった城。一時は松代藩の真田氏が管理をしてた時期もあったそうで、ほぼ戦国時代以降のお城ですが、人物名などから歴史ロマンを感じてしまう魅力的なお城。2019年3月に1万人が選ぶお城総選挙で第3位。
一番見たかったのは内堀にも天守が映った逆さ松本城。ガイドさんと一緒に松本城を回りましたが、ガイドさんが「晴れてて風がなくて水面にクッキリ姿が映るのは1年でも5日あるかないかですよ~運がいいですね~。僕も案内ガイド終わったらカメラとってきて写真撮ろうっと」と話すぐらい晴れてて水面が穏やかな日はなかなかないそうです。ラッキー!まじに松本城美しくて素晴らしく感動もんでした。
目次
・松本城公園の様子
・天守の様子と拝観料
・撮影スポット
・ライトアップ松本城
・松本城の御朱印とお土産
・松本城見どころまとめ
・松本城に行った感想と口コミ
・アクセス、駐車場
松本城公園の様子
国宝松本城と書かれた内堀の外側が無料の松本城公園で水面に映る松本城の姿も見る事ができます。ちなみに国宝松本城と書かれている内堀の中側は有料エリア。
散歩するには最適な公園で、どこからでも美しい松本城が見えてました。こんな素敵な公園があるなんて・・・松本市民が羨ましい・・・
埋橋越しの松本城。
内堀に沿ってずっと遊歩道があるので、どこからでも見ても松本城が素晴らしかった。
人力車にも乗れて30分コースは1人1,000円、2人で1,800円でした。
さて、私は2日間に渡って昼間の松本城とライトアップ松本城を見て観光しました。初日は自由に松本城公園や内堀の周囲を散策してました。
2日目の昼間は案内ガイドをお願いしてガイドさんとともに公園内を散策しました。無料で所要時間は30分~40分だし、松本城の見どころ教えてくれるし、ベストな撮影スポットも教えてくれるし、この日はプロが撮影する構図まで教えてくれました。
まず最初に行ったのは7時~18時30分まで通行可能な太鼓門。
門をくぐった先の巨大な玄蕃石の前で記念撮影。上田城の真田石より大きめな石でしたが、名前の由来は石川玄蕃頭康長がこの岩の上に乗ってここまで運ばせたからみたいです。
仕掛けの説明なども聞きながら門だけでも楽しめました。
そして二の丸御殿跡。
そして天守が見える位置に来てお城の説明を聞きました。このお城が今も残っていて見られるワケ。お城の柱が腐って傾いてた話や一時学校の校庭になったなど。初日は自由に公園内を散策してましたが、ガイドさんと一緒に散策すると色々話が聞けてよかったです。
2日に渡って松本城公園をブラブラしましたが、遊具などはない公園でまぁまぁ広く、ここは松本城の美しい姿を色々な角度から楽しめる公園でした。
公園の隅っこに松本市立博物館もありました。
天守の様子と拝観料
天守に向かう為黒門(二の門)をガイドさんと向かいました。
門をくぐるとすぐ左手に券売所がありました。
松本城天守など有料エリアへの観覧料金は高校生以上大人610円、小中学生300円でした。しかし、2019年値上げの予定があるNEWSが流れたので2020年以降は値上げしてる可能性あり。入城時間は8時30分~17時まで(入場は16時30分まで)、12月29日~31日は休み、それ以外は無休でした。内堀外周の松本城公園は犬などペットの散歩もOKでしたが、本丸庭園や天守など券売所以降の有料エリアでは犬や猫のペットなど入場禁止、バッグやゲージに入れても駄目なんだそうです。また本丸庭園内は飲食禁止で飲み物持ち込みNGともついてたのでペットボトルをバックに閉まってと。
さてこの日、この時は天守入口まで待ち時間20分という状態でしたが、ガイドさんは「今日は空いてるね~。混雑時は待ち時間4時間ぐらいだから」なんだそうです。ひぇ~。この後松本神社に寄ってその前の売店の女将さんと雑談してましたが、「今日はどのぐらい待ったの?」という話になり、そこでも「運が良かったね~、混雑したら何時間も行列に並ぶからね」だそうです。すっげ~人気あるんだな、松本城。
黒門(一の門)を通過。
黒門通過後右側にあったのが「市川量造と小林有也のレリーフ」ガイドさんも話してくれてた、こうやって松本城観光ができたのもこの人たちのおかげで感謝!感謝!廃藩置県後、城内博覧会を開き競売に付された天守の買戻しに尽力したのが市川量造。松本天守閣保存会を結成し、天守の修理工場を行うなど保存に尽力したのが小林有也。有難うお二人さん。
本丸は広々としてて、こちら側の松本城の景色も素晴らしかった。
ここで案内ガイドさんとお別れ!自由に見学するより見どころもわかって良かったです。ありがとうございました。
天守閣へ入る行列に並びました。
下から見上げると迫力ありました。青い空との黒と白の城壁のコントラストが美しかったです。
天守へは人数による入場制限があるようで、何十人か前に進むと流れが止まって、しばらくすると行列が前に進み、そして止まるの繰り返しで結局30分ぐらい待ってやっと入城できるようになりました。チケットは天守に上がる時に見せるようになってました。
天守へは靴を脱いでビニール袋に入れて持参。スリッパはないから素足またはソックスのまま。
鉄筋コンクリ造りの天守へ上がった事は何度かありましたが、木造の天守は久しぶり。やっぱり江戸時代の国宝は質感が本物。まさにお城。レトロ感半端なく感動!柱も床も天井も頑丈だし、昔は武士やお殿様もいたこの空間に自分もいると思うと歴史トマンでブルブルと感動もの。
資料展示されてる階もあって見どころ満載。
城内の随所にも見どころ満載。
天井が低い階もあったり、階段は全て急こう配。
天守4階御座所に座ってお殿様気分。
なぜ、松本城が行列となるのか、この階段で判明。松本城天守は一階から六階まで七カ所の階段がありましたが、四階から五階に階段は一番の難所。一番の急に感じるだけでなく、階段のワンステップが約40cmと離れてるため、歩幅を大きくしないと登れない。しかも対面通行で幅も狭い。城内でもこの階段の前で行列。
小学校の修学旅行と思われるチビッコたちは、上りも下りも四苦八苦。脚立のような幅のない足場が約40cm感覚。チビッコたちは手も使ってよじ上るって感じ。途中怖がる子もいたりして。このチビッコたちが上る時は、片側通行、チビッコたちが全員上り終わるか、全員下り終わるかを回りの観光客は見守るという感じ。だからこの区間で何度も足止めとなるから、人数による入城制限がかかり、外も大行列へと繋がってるみたい。
この階段は大人でもビビルほど怖かったのは事実。上りはいいんだけど、下りは歩幅40cmで急こう配。踏み外したらアウト!というほど手すりが命というような階段。戦の時に敵が上りにくくするためにあえて、こんな形状の階段にしたんでしょうが、昔の人は袴姿でよくこんな階段上り下りしたなぁ~と。
天守内の様子は見どころ満載でしたが、このページではかなり割愛。やっと天守最上階6階に到着。ここは30畳ぐらいの広さかな?東西南北に窓がある展望台のようになってました。
天井は高くしめ縄のようなものも。
北アルプスは残念ながらガスってましたが、それでも天守からの眺めは最高でした。
美ヶ原高原、美しの塔近くの鉄塔も微かに見る事ができました。
天守閣で景色を楽しんだ後は、下りはどこの階段も怖いよ~と思いながら慎重に降りました。靴を入れたビニール袋があるから自由になる手は片手のみ。
天守から見ると行列はさらに長くなったかな?私は午前中だったから少なかったのかな?
順路通りに進むと次は月櫓。
月見櫓内の様子。
月見櫓から内堀の景色。
月見櫓が出口で天守見学終了。外に出ると9時30分から15時30分までの間、本丸庭園にてシャッターサービスや案内をしてくれる「おもてなし隊」がいました。
撮影スポット
松本城公園に行くと撮影スポットが書かれた案内図がありました。
埋橋越しの松本城は撮影スポットとなってました。赤い橋と松本城が美しいのですが、後方のビルがどうしても入ってしまう・・・
ガイドさんが教えてくれたプロカメラマンの撮影場所。この位置からだと現代の人工物が入らないそうです。ちなみにちょっとずれると後ろに現代の建物が写真に入ります。
案内図にあった撮影スポットは松本城公園内に四か所、有料の本丸庭園側に三ヶ所ありました。
松本城を見たり撮影したりする隠れスポットの穴場が太鼓門の反対側にある松本市役所にある自由にエレベーターで行けるようになってた展望室。
この日はちょっと残念でしたが、松本城と北アルプスとのコラボが楽しめるんだそうです。想像・・・雪が残ってる北アルプスの山々がクッキリ見えてたら美しそう!
実はこの市役所にライブカメラがあるようで、上写真の景色はいつもで見られるようにもなってました。→松本城ライブカメラ
ライトアップ松本城
松本城のライトアップは毎日日没~22時まで。私は昼間の松本城の姿とライトアップされた夜の松本城が見たくて、繁華街にも松本城にも歩いて行けるホテルマツモトよろづやに宿泊しここを観光拠点としました。運も味方してくれて夜も雨も降ってなくて、暗闇に浮かびあがる天守や黒門を見る事ができました。
市街地(大手門)方向から歩いて行くと家紋の描かれてた灯篭にも灯が点いてて幻想的な雰囲気の道中も楽しめました。
黒門ライトアップ
圧巻は天守のライトアップ。内堀の水面が鏡のように反射して坂さ松本城もクッキリ。ライトに内堀の中の鯉も反応して集団で泳ぐ時もあり、水面が波打つ時も多々あり、じっくり待って撮影。昼間の姿も美しかったけど、夜も美しかった。
松本城の御朱印とお土産
天守閣が見える二の丸御殿跡の端に「松本城売店」がありました。店頭に御朱印販売の案内を発見!!お寺でも神社でもない松本城に何故か?御朱印があった事がビックリ!案内には『登閣記念の朱印符です!御朱印帳をお持ちでなくても大丈夫なお札タイプの専用封筒入りです!ご来場記念に是非どうぞ!』とありました。お城に御朱印があるとは思わなかったから御朱印帳を持って来なかったのですが、記帳はしてなく、印刷物の配布だったからよかった~。
天守閣記念朱印符なる松本城御朱印ゲット!300円。
売店内は信州ならではのお菓子や信州蕎麦などのお土産が沢山ありました。
松本城のパーパークラフト、貯金箱などなど。
松本城ならではお土産は松本城饅頭や松本城クッキーとかありました。
松本城見どころまとめ
松本城の見どころが知りたい場合は、案内ガイドさんと一緒に回るのがベスト。連れてってくれます。また案内所にパンフレットもあって見どころがわかりました。
「国宝松本城」というパンフレットにまとめられてました。まず若宮八幡跡、埋門、駒つなぎの桜、小笠原牡丹、黒門(一の門と二の門)。
戸田家の灯篭、戊辰戦争出兵記念碑、二の丸裏御門橋、二の丸御殿跡、市川量造と小林有也のレリーフ、太鼓門枡形。
天守の中はガイドさんが一緒に回ってくれませんでしたが、このパンフレットがあれば見どころはわかりました。最も急な階段、御座所、二番目の屋根の下に隠れた砦、松本城鉄砲蔵、武者走り、花頭窓と武者窓、武備のない櫓、舞良戸。
天守6階夜神、桔木構造、花頭窓、真っ暗な階、水切の穴、丸太柱と角柱、出桁構造の腕木、天守入口の階段、石落、野面積み、算木積みの石垣。
松本城に行った感想と口コミ
行きたかった松本城でしたが行く前は実はちょっと不安がありました。今まで行って見た事がある国宝の姫路城や犬山城は、白壁が眩しく綺麗で美しかったから、黒壁の松本城って綺麗なんだろうか?と。でも行ったら個人的には姫路城と同等に美しく、内堀の水面に映った松本城に感動し2日間に渡って見に行きました。嫁は昔松本城に行った事があって、つまらないと言ってましたが、確かに楽しい所ではないとは思う。でも景色が美しく、私にとってはまさに絶景。紅葉時期に行きましたが普段の日でもこんなに美しかったから、桜と松本城はどんな美しい世界が広がるのか?見たいですね。こんな素晴らしい景色を毎日のように見られる松本市民が羨ましいです。
また江戸時代のお城の内部が今も見られたし、私は感動。この後諏訪高島城にも行きましたが、復興天守の外見は美しかったですが、天守内部に入るとモロ鉄筋造りだったから全く感動もしなかったです。昔ながらの急な階段のある天守も上り下りは若干苦労しましたが、江戸時代の城勤めの武士たちも若干の苦労をしながら上り下りをしてたと思うと歴史ロマンも広がりましたしね。国宝はさすが国宝。いいお城を残してくれておいて有難うです。
でも階段が急だから膝の悪いお袋は松本城観光は無理みたい。国宝だから近代のエレベーターもないし、急な階段でも上り下りできる人じゃないと天守の拝観は無理かもです。また私は秋に行きましたが、外は晴れてて暑かったのですが、天守の中は涼しく、スリッパなしのソックス素足で見て回りましたが、ず~と板の間の上を歩くから最後の方は足先から冷えて体全体寒くなってきました。天守は近代の冷暖房はないから夏は暑く冬は寒いという事に。ただ天守内で警備したた人と話ましたが、夏は暑いですが、外より涼しい過ごしやすいそうです。ただ春、秋、冬はめちゃくちゃ寒くヒートテックを何枚も厚着して頑張って仕事いてるそうです。
さて、私の松本城の所要時間は初日の自由散策とライトアップを除いて、二日目にガイドさん+天守見学+自由散策で約2時間でした。天守見学は約30分行列にいたままだから、混雑してなかったら約90分。混むと4時間待ちになる日もあるようですから、これから松本城に行く人は観光時間は長めに予定しておいた方がいいかも。
余談になりますが、松本城公園内には飲食できるお店はなかったですが、城の周りは市街地なのでランチできる食堂やレストランはそこらじゅうにありました。私は松本城と隣の松本神社の近くにあった蕎麦処やまとうでランチしました。また歩いて行ける松本城周辺観光は旧開智学校、松本神社、四柱神社、繩手通りなどがあったので、私はこっちもブラブラ散策。だから松本城観光時間の予定は長めにしておいた方がいいです。
アクセス、駐車場
国宝松本城(松本城公園):住所:長野県松本市丸の内4-1
松本城へのアクセスは長野自動車道松本インターが近く高速降りてから約3.4キロ車で約8分の道のり。
松本駅から約939m歩いて大体13分くらい。四柱神社から約372m歩いて5分くらい、旧開智学校から約531m歩いて約6分。
私の場合桐生市街地から高速使って松本城まで約171.7キロ、車でノンストップなら約170分でした。
地元の人なら松本城に行くならズバリこの駐車場だとわかるんだと思いますが、イチ観光者の私が2日に渡って松本城に行ってきてわかった事はお城の周りに大小多くの駐車場がありました。その中でも2ヶ所の市営駐車場に私は停めたのでそこを書いてみます。
上の駐車場マップの下に赤線が引いてある「市営大手門駐車場」ここはビル型で松本城観光のメイン駐車場と思われます。なぜなら道を挟んで目に前が大型観光バスの駐車場になってたから。
この市営大手門駐車場に停めると、谷町通り(信州蕎麦ラウンジくりや)や繩手通り、四柱神社や繁華街にも歩いて行けました。
市営大手門駐車場は24時間駐車場で松本城ライトアップの時間帯でも利用できます。基本7時30分~22時30分まで30分ごとに150円の駐車料金でした。
駐車マップ上の方の赤線は市営開智駐車場。こっちは営業時間が8時~17時まで、1時間以内200円、以降30分毎100円と大手門駐車場より安い料金でした。市営開智駐車場に停めると左隣が松本神社、右隣りが旨かった「蕎麦処やまとう」、また旧開智学校へも約414m歩いて約4分とセットで観光できました。
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