片倉館見学したよ
片倉館見学したよ
国の重要文化財である片倉館は地元の人たちが利用する入浴施設と講演会や各種会合ができる会館の2棟があり、見学場所は会館側となっていました。昭和3年の2階建て木造洋風建築、約100年前の中が拝観できるんだから楽しみ。事前情報の口コミでは舞台付き204畳の大広間は圧巻なんだそうです。
ガイドなしの見学料金は大人350円400円、小中学生100円。営業時間は3月1日~10月31日 10:00~17:00 11月1日~ 2月末日 10:00~16:30
右側の塔と煙突のある建物が入浴施設館、左が会館。片倉館日帰り入浴と見学セットだと大人900円、小中学生500円。(今セットあるか不明)今は内部の通路で行き来はできず、入口は別々となっていて片方楽しんだら外に出てもう片方に入るという形でした。
約100年以上前に建てられたとは思えないほどオシャレな外観。
靴を下駄箱ロッカーに入れてスリッパなくソックスのまま中に入りました。
フロントのような受付場所はなく、事務所のような所で見学料金を支払いました。柱時計は今の現役、時を刻む音が静かな空間に響いてました。
この日はスタッフの方がガイドとして一緒に回ってくれましたが、公式サイトによると通常はガイドなしだったんです。だからラッキー!でした
片倉館は絹関連の昔の道具なども展示されてました。
今回は運が良かった事にガイドさんが一緒に回ってくれましたが、所々Q&A方式の説明案内があったから、自由に見て回っても多少理解はできるのではないかと。運が良かったのは片倉館来る前に諏訪大社巡りしたからかも。
レトロな階段を上がって2階へ
天井部が丸くなっていたり、手が込んでる造りでした。
目玉である舞台がある204畳もの広さがある大広間。当時はここで結婚式や式典での表彰式などが行われていたそうです。現在は1日8万円でこの大広間が貸切できて、カラオケ大会やお茶会、展示会などで利用されてるそうです。
大広間の窓から、隣の日帰り入浴棟の壁面にある片倉館の守り熊のレリーフが見えました。片倉館日帰り入浴したけど、外壁は中から見られませんでしたからね。
2階はワンフロアー大広間だけで、また1階へ。受付場所と反対方向に中広間がありました。
襖を外すと約40畳、襖で仕切ると15畳、10畳、12.5畳の部屋となってました。貸切る事も可能で中広間利用は1日28,000円、襖で仕切った部屋なら1部屋1日12,000円。一日と言っても宿泊でなく、片倉館見学の営業時間内。こういう歴史を感じる部屋に宿泊したいなら、お隣の片倉諏訪湖ホテルなら同じ重要文化財、天皇・皇后様もご宿泊された離れの菊の間がありますよ→かたくら諏訪湖ホテルに泊まった
一階の部屋には洋画家・書家「中村不折」直筆の書
東郷平八郎直筆の書、この二つの書は書かれていたものを片倉館で飾ったんではなく、片倉館落成記念の為にわざわざ書いてくれた書なんだそうです。
一階の通路もレトロ感満載
この画像は外に出て撮った狛犬ですが、館内からは後ろ側が見られました。これは靖国神社の狛犬のレプリカ。靖国神社の狛犬って片倉家が寄贈したもんなんだそうです。
シルクカーフや絵はがき、しおり、おみやげセットなどの来館記念グッズも販売してました。
紅葉シーズンで少し葉っぱが赤くなってきてて庭も素敵でした。
さて、片倉館見学の所要時間は20分ふらいでした。見所的には大広間と東郷平八郎や中村不折の直筆の書ぐらいかな?と思うので、まぁ地味と言えば地味ですが、個人的に群馬県人的に工場として使ってなかった富岡製糸場を長年維持管理して残してくれた片倉工業や祖の片倉氏に尊敬してるので、そういう思いで片倉館を見学しました。
この片倉館もシルクエンペラーと云われてる二代目片倉兼太郎氏が欧米視察した時の文化や福祉に感銘し、後に片倉家同族の方が地元諏訪の人が楽しめる施設として建てたそうですから、私利私欲にまみれてる現代人とは違いますね~。
片倉館パンフレット1(拡大)
片倉館パンフレット2(拡大)
温泉は別ページ>片倉館で日帰り入浴した
アクセス、駐車場
片倉館:住所:長野県諏訪市湖岸通り4-1-9 電話番号:0266-52-0604
片倉館へのアクセスは中央自動車道諏訪インターから約6.1キロで車で約12分。
諏訪湖間欠泉センターから約566m歩いて約6分車で約1分、諏訪大社下社秋宮から約4.5キロ車で約9分、諏訪大社上社本宮から約7.1キロ車で約15分。
電車の場合、中央本線上諏訪駅より約430m歩いて約5分と駅の近く。
私の場合、桐生市街地から高速道路を利用して片倉館まで約173.5キロ、ノンストップなら車で約172分でした。
片倉館は湖畔道路沿いにあるのでわかりやすい場所で隣接する諏訪市美術館と共有の無料駐車場のようでした。
コメント/口コミ