麻釜(おがま)に行った
野沢温泉の中でおそらく一番有名な観光スポットが国の天然記念物麻釜(おがま)らしいという事で行ってきました。
私の場合初めての野沢温泉だったのですが、行く前に見たアド街ック天国の野沢温泉の番組でも1位だったし、観光情報誌などでもTOPに掲載されてたから着いたらまずはココだな~と思ってました。麻釜とは5つ(大釜・丸釜・ゆで釜・竹のし釜・下釜)ある約70℃~約90℃もの高温の源泉湯だまりで、その貯まった温泉を利用して地元の人が野沢菜やとうもろこし、じゃがいも、卵などを茹でるまさに台所風景が見られるという所でした。
麻釜の中へは観光者は立ち入り禁止で観光客は外から様子を見るという場所でもありました。
目次
・麻釜とは
・麻釜と周辺の様子、感想、口コミなど
・アクセス、駐車場、住所
麻釜とは
集印帳のスタンプには「古くは麻を茹でたことからこの名がついたと言われています。野沢温泉にある30余りの源泉の一つで90度近い熱湯がこんこんと湧いています。大釜、ゆで釜、丸釜、竹のし釜、下釜と5つの釜があり、山菜を茹で野沢菜を洗い、ここは野沢温泉の人々の台所です。日常生活のいろんな場面で、この麻釜が活躍しています。」と書かれてました。
また麻釜に行くと説明パネルがあってそこには「野沢温泉が(湯山村)として歴史に現れたのは、鎌倉時代中期、文永九年(1272年)です。江戸時代、一般の人々にも湯治が許可されると、多くの人々がこの山里を訪れるようになりました。この麻釜は野沢温泉の数多い源泉湧出箇所の一つで温泉は九十度近くもあり、泉質は弱アルカリ性硫黄泉で、毎分五百リットル湧出しています。麻釜と呼ばれるのは、昔ここで麻を茹でて皮を剥いていたことに由来します。今も野沢温泉村の人達の台所と言われている麻釜。高温の源泉が湧き出ている釜で山菜や野菜、卵などを茹でています。用途別に大釜、ゆで釜、丸釜、竹のし釜、下釜の五つの釜があります。」と書かれていました。5つの釜それぞれが用途別なんですね。
麻釜と周辺の様子、感想、口コミなど
麻釜の全体像はこんな感じでした。
反対側から見るとこんな感じで地元の人以外はチェーンをかけられて中を見る事ができない為周りから様子を見るという感じの場所でした。実は旅館さやかに向かって車を走らせてたら間違ってこの場所に出てUターンしました・・・・道は狭く軽カーでよかった~という場所に麻釜がありました。
地元も人は原付や軽トラックなどで細い道の路肩に停めて麻釜の中で野菜の下ごしらえなどをしてる様子も見られました。大釜でこの方はネットに入れて何を茹でてるのだろうか?ちなみに大釜では二か所の湧出口があり、八十五度の熱湯が湧出する。高温の為茹で物に適し、山菜、野菜などを茹でるのに適してるそうです。
茹釜は温度八十五度、二つの湧出口があり、大釜と同じく山菜などの食品類を茹でるそうです。
現在は四角形になってますが、以前は丸かった為に丸釜と呼ばれてる所は温度が七十五度で工芸品の材料である根曲竹やあけび蔓などを浸すのに利用するそうです。
どこの釜か忘れましたが、ズームで撮影したブクブクと熱そうに湧き出てるのがわかりました。
下釜は蓋がかぶってましたが、南方一列に八十度で湧出してるそうです。
あと天然記念物の看板近くに竹のし釜もあってそこは七十二度で今は主に温泉卵用として使われるそうです。
しばらく見てましたが、地元の人たちがこの時利用してたのは大釜と茹で釜で何を茹でて、蛇口のある所で何かをしてましたが、ここは水が出てるのかな?
地元の人たちが麻釜で茹でたりしてる姿が見られる、まさに生活を見る観光スポットでした。このお湯自体はこのように調理としても使われてるし、麻釜湯や上寺湯のような共同浴場でお風呂のお湯としても使われてるそうです。釜で茹でるという事が観光者でもすぐ近くの足湯ゆらりという場所で体験できるとの事で温泉卵を作ってみました。
麻釜の周囲には釜神(温泉神ユニカミ)というのがありました。そこの説明版には「野沢では昔から釜神様(カマガミサマ)と云う祭主は大己貴命(オオナムチノカミ)=大国主命、少彦名神(スクナヒコノカミ)を祀り、両神は医療の法を教え、古来医薬の神として尊崇されている。温泉を以て病をいやし、療する事はこの二神がつかさどるので、温泉のある所には多くこの神が祀られている」と書かれてました。
また麻釜の周囲には中風除け野沢の忠治地蔵菩薩というのもあってそこには「この忠治地蔵菩薩は、国定忠治が亡くなって三日後の嘉永3年(1850年)十二月二十四日、忠治が以前、当村惣湯(大湯)前の旅籠屋に中風治療のために湯治にきていた時の事、その間長らく忠治のお世話をしていた宿の関係者の娘さん、畔上つまさんによってによって供養のため建立されたものです。長い間中風除けとして県内外の人々によって親しまれて信仰されてましたが、昭和二十五年に訳あって忠治地蔵菩薩が須坂市の寺、寿泉院に移されました。その後、永年にわたり村民から再建を切望されておりましたが六十余年ぶりに地元の有志によって元の場所に復元、再建いたしました。人もお湯も温かいやさしい地元の娘畔上つまさんの供養地蔵菩薩でもあります。」と書かれていました。
お~群馬の有名人国定忠治も野沢温泉に来てたんですね~中風とは今でいう脳梗塞だったから大変だっただろうな~と思い合唱してお参りしてきました。
もう一か所麻釜の周囲には石段もあって御嶽神社もありました。
お参り後麻釜を見下ろしてみましたが、木々があってあまり視界的にはひらけてませんでした。
そぞろ歩きのついでに夜も行ってみましたが、麻釜周辺はほぼ真っ暗に近い状態で誰もいなかったです。
昼間と違う静けさと立ち込める湯けむりはそれはそれでよかったですけどね。
アクセス、駐車場、住所
麻釜:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷
麻釜の正確な住所は大まかですが、麻釜の真ん前にあった「いっぷく処(みやげ処湯元)」は長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8713-ロ
アクセスは上信越自動車道豊田飯山インターを降りて国道117号線を北上して野沢温泉を目指してインターから約20キロ、車で約30分の道のり
麻釜近くには駐車場はありませんでした。無料開放中の横落駐車場か中央ターミナルの所の有料駐車場がいいのかも?
コメント/口コミ