野沢温泉外湯めぐりした
何と!野沢温泉には13もの共同浴場があってしかも観光客も自由に入れるし、2か所もの日帰り入浴施設もあるいう事でいくつかの外湯を湯めぐりしてきました。初めての野沢温泉だったからどこの外湯がいいのか?どういう特徴があるのかあまり調べずに湯めぐりしたので、次回外湯めぐりに行った時に使えるように行った共同浴場やこれから行ってみたい外湯、日帰り入浴施設などをまとめてみました。
目次
・外湯の入り方
・泉質や効能、入浴可能時間
・あつ湯とぬる湯がある外湯
・干支で選べる外湯
・白濁してる外湯(可能性)
・温泉卵用釜のある外湯
・私が湯めぐりした外湯
・湯めぐりマップ
・共同浴場13ヶ所一覧
・日帰り入浴施設一覧
外湯の入り方
外湯と日帰り入浴施設とでは入り方が若干違います。
日帰り入浴施設は自分がお金を払いその対価として入浴が堂々とでるし、掃除も払った対価の中でその入浴施設のスタッフがしてくれます。
一般的に日本各地にある外湯と言われる共同浴場は地元住民の為のお風呂で管理、掃除は地元の人がしてます。そこに私のような観光客が入浴しに行く場合、例えるなら他人の家に上がりこんで勝手にお風呂に入ってしまうようなものかと。だから家主に嫌われないマナーが必要になるワケです。
野沢温泉の共同浴場は私の行った事がある温泉地の中でも心意気が温かい(お湯の事じゃないよ)、人間味が優しく観光者でも全ての共同浴場が地元住民と同じように利用できるようで素晴らしいと感動しました。
例えば草津温泉外湯めぐりをした事ありますが、18もの外湯の内、今は観光者が利用できる町指定3つだけになってしまいました。マナーの悪い客が多すぎてそうなっちゃったようですよ。
多分野沢温泉だってマナーの悪い人いると思うのですが、他温泉地の共同浴場と違ってゴミ捨てるなやモロモロ私の行った共同浴場は文句の張り紙見なかったし。寛大で心が広い。
だからこそ、野沢温泉の人に嫌われないように、私もそうですが観光者は1人1人、他人のお風呂に入らせてもらうから気を使いましょうね。今後入れなくなったら嫌ですからね。
よく草津に行くので地元の人に嫌な事を聞いて書いてみました。
一番頭にくるのは、何ですか?との答えは、脱衣所の床をべちゃべちゃにする事なんだそうです。
お風呂から上がった時に浴場内で体を拭いて水分を落とさず、お風呂から上がってそのまま脱衣所に行って足元の床を水浸しにする人が許せないそうです。確かに次の人がべちゃべちゃの床で服を脱いだり嫌ですからね。
次は、かけ湯をしないで入る人なんだそうです。体全体にお湯をかけて体を洗い流して清潔にするという意味でその方は言ったと思いますが、かけ湯には清潔以外にも重要な事があるんです。
温度に対して体を慣れさせるのと、温泉成分にも体を慣れさせるという事なんです。だから足から順番に上に向かって何杯もかける事が重要で、体質にもよりますがかけ湯を多くした方が、湯あたりもしないよりはしにくくなるようです。
これも聞いてから私も気を遣うようになりましたが、立ったままかけ湯するのはNG。座りながらお湯をかけるようにする事=入浴中の人にお湯を飛ばさないように心がけるようにした方がいいようです。確かに入浴中ビシャビシャ顔にお湯が飛んできたら気分よくないですもんね。
まとめると
・お風呂から出たら浴場内で体をよく拭いてから脱衣所の床に立つ。
・座りながらかけ湯してからお風呂に入る。
・ゴミは持ち帰る、脱衣所風呂場を汚さないように心がける=地元の人が掃除してるから
この張り紙は横落の湯の入口に貼ってありましたが、貴重品入れの100円戻るコインロッカーがある共同浴場(私が入った所は全てあった)の場合は必ず利用した方が安全ですね。
また野沢温泉の共同浴場はどこでも薬師如来か十二神将などの仏様があって賽銭箱があります。地元の人の好意(地元の人たちが掃除してくれてる)で入浴させてもらえたから気持ちを賽銭箱へ。
おせっかいな文章でもありますが、とある温泉地の共同浴場のように観光客がどんどん利用できなくなってしまったら悲しいですからね。
泉質や効能、入浴可能時間
野沢温泉にある13の共同浴場全ての温泉成分分析書を確認したワケではないので分かってる範囲内で書いてるぐらいだから参考程度です。
まず全ての共同浴場の入浴時間は4月から11月は5時~23時まで、12月から3月は6時から23時まで
浴場によっては改訂前のものもあったりして、一概に浴場どおしで比較できない状態でもありますが、どこでも源泉かけ流しは共通でした。
大湯は改訂後の分析書になっていて 泉質は単純硫黄泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、河原湯、真湯、熊の手洗湯、滝の湯も泉質自体は同じ。
なお、私が湯めぐりした外湯の覧にて共同浴場名と源泉名と泉質を書いてます。
泉質別適応症(効能)は、自律神経不安定症、不眠症、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、他に一般的適応症があります。
情報サイトなどに含石膏-食塩、硫黄泉と書かれてるのも目にしますが、改訂後の泉質表記の仕方ではそのような泉質はなくなってます。共同浴場によって源泉が違うから多少の違いもありますが、改訂後のルール表記では単純硫黄泉となる可能性があるように思われます←全て見てないから私の憶測が含まれてます。
またPH度が高いアルカリ性の温泉だから角質をとって肌をツルツル美肌にしてくれますが、その分乾燥も早くなってしまうので入浴後保湿剤などでケアしておけばベター。私はいくつか外湯巡りしましたが野沢温泉のお湯は豊富ね源泉が湯舟に注がれていて気持ちよかったですよ。
あつ湯とぬる湯がある外湯
これはある日ある時の大湯のあつ湯とぬる湯の温度です。私は熱いの苦手でこれを見てからビビリながらかけ湯したら、両方入れました。でも苦手なら2つの浴槽あった方が安心ですよね。(*全外湯入ったワケではないから知ってる範囲内)
・大湯
・熊の手洗湯
・中尾の湯
あつ湯とぬる湯がある外湯は観光客に人気の共同浴場でもあるようです。
干支で選べる外湯
自分が泊まった宿の周辺、野沢温泉観光しながらに湯めぐりしてましたが、なかなか13全て湯めぐりできないから十二神将と干支で数ある共同浴場の中から選んで行くというのも手でした。
野沢温泉の共同浴場は仏様と賽銭箱の間に説明文が書かれています。例えば熊の手洗湯では「因達羅大将は地蔵菩薩を本地仏として午の歳と方位をお守りしています」とありました。午年生まれの人には行きたくなる感じしませんか?という事でどこの共同浴場がどんな干支なのか書いてみました。
・子(ね~ねずみ)=松葉の湯
・丑(うし)=秋葉の湯
・寅(とら)=中尾の湯
・卯(う~うさぎ)=新田の湯
・辰(たつ)=十王堂の湯
・巳(み~へび)=横落の湯
・午(うま)=熊の手洗湯
・未(ひつじ)=上寺湯
・申(さる)=麻釜の湯
・酉(とり)=河原湯
・戌(いぬ)=真湯
・亥(い~いのしし)=滝の湯
大湯は十二神将でなく薬師三尊仏を祀ってました。
白濁してる外湯(可能性)
自然湧出の源泉だからその日、その時で違うようですが白濁してる可能性が高い共同浴場です。白濁してるほうが温泉だ~という気分が味わえますよね。
・真湯
温泉卵用釜のある外湯
生卵と網を用意して釜に入れて入浴中に温泉卵を作れるって野沢温泉の外湯の特徴かも?
・上寺湯
・熊の手洗湯
・松葉の湯
・十王堂の湯
私が湯めぐりした外湯
共同浴場名クリックで別ページの詳細記事ページに移動します。嬉しかったのは熱かったけど思ってたよりそんなに熱く感じなかった事。たまたまかも?
浴場で確認した源泉名と泉質(温泉分析書の日)
・大湯=源泉名は大湯、単純硫黄泉(低張性弱アルカリ性高温泉)(改訂後の平成28年6月9日だから)
・真湯=源泉名は真湯、単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)(平成9年12月26日)
・滝の湯=源泉名は滝の湯、単純硫黄泉(緊張低張性高温泉)(平成9年12月12日)
・麻釜の湯=源泉名は丸釜、茹釜、竹伸し釜、御嶽の湯の混合栓、泉質は含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉(低張性アルカリ性高温泉)(改訂後の平成26年11月5日作成)
・上寺湯=源泉名は丸釜、泉質は含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉(低張性アルカリ性高温泉)(平成19年6月15日)
・熊の手洗湯=源泉は熊の手洗湯、単純硫黄温泉(平成9年12月12日)
・横落の湯=源泉は麻釜、 泉質は硫黄泉(昭和59年4月17日)
・松葉の湯=源泉は大釜、御嶽の混合栓、単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉)(平成20年9月10日)
・十王堂の湯=源泉は大釜混合(御嶽山)、 泉質は含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉(低張性アルカリ性高温泉)(平成10年1月6日)
共同浴場じゃないけどこの温泉宿でも日帰り入浴もしました
・寿命延
湯めぐりマップ
徒歩時間が書かれた外湯の湯めぐりマップ→野沢温泉観光協会野沢温泉外湯マップPDF
共同浴場13ヶ所一覧
共同浴場には専用駐車場がなかったから、どこかの駐車場に停めて歩いて湯めぐりになりました。
大湯(おおゆ)は野沢温泉のシンボルともいえる大湯は、温泉街の中心にあり江戸時代の趣を現代に伝える美しい湯や建築が目を引く。開湯については定かでないが、地元では惣湯と呼びならしてきたと言われています。惣というのは中世以来の農民による村落共同体のこと。広々としていて解放感があり、ぬる湯とあつ湯に分かれている→大湯に入った
大湯から少し歩くだけで松葉の湯と河原湯などの湯めぐりもできまね。
滝の湯(たきのゆ)は麻釜から坂道を上って、山ぎわの静かな所にある。共同浴場の中で一番探すのがむずかしい所にあり見つけると感激。木造のこじんまりとした建物で湯は透明感ある緑色に「なってる感じでタイル張りでレトロな雰囲気がいい。→滝の湯に入った
滝の湯から出て坂道を下っていけば麻釜の湯へも湯めぐりできます。
麻釜の湯(あさがまの湯)は村人たちが山菜や野菜をゆで、野沢菜を洗うなどしてる麻釜の中の源泉を引湯している。洗濯場もある趣きのある外観でしたが、浴場内はリニューアルした感じで綺麗でした→麻釜湯に入った
麻釜の湯はほぼ温泉街の中心部だから河原湯や王湯などへの湯めぐりもしやすい。
真湯(しんゆ)は、温泉街の北、つつじ山公園入口にある。大きな松の木と赤い丸型郵便ポストが近くにあり、ここから温泉街とスキー場を見ることができる。こぢんまりとした浴槽だが気温や温度によって湯の色が変わるので目でも楽しめる湯→真湯に入った
真湯は白濁で温泉気分も高まる湯でしたが、坂上にある為歩いて行くと少々疲れました。上寺湯や熊の手洗湯へは下り坂だから楽に湯めぐりできました。
上寺湯(かみてらゆ)真湯から坂を下り湯沢川ぞいのところにあり、麻釜の中の源泉ですが、麻釜の湯の源泉とは違います。温泉卵を作れる釜あり。→上寺湯に入った
上寺湯から坂道を下っていけばすぐ熊の手洗湯だから湯めぐりは楽。
熊の手洗湯(くまのてあらゆ)は、ケガをした熊が傷を癒したという古い湯。昔は伝説に因んで手洗場、昭湯、寺湯とも呼ばれていたそうです。近くに源泉がありそこの場所を見る事も可能(中は見られなかった)。温泉卵を作れる釜ありもあって浴場内はぬる湯とあつ湯に分かれている。→熊手洗湯に入った
熊の手洗湯から上寺湯は坂道の上ですが歩いてすぐだから湯めぐりできます。
横落の湯(よこちのゆ)横地信号機の交差点下にある湯で丸い湯舟が特徴。無料の横落駐車場から歩いても近い距離だし、有料の中央ターミナルの駐車場に停めたなら目の前とすぐ入れる→横落の湯に入った
坂道を下ったり上ったりですが、熊の手洗湯や上寺湯なども湯めぐりしやすいです。
河原湯(かわはらゆ)は、昔渓流に沿って凹地の河原にあったことから名づけられたそうです。またこのあたりは民宿が少ない穴場で温度は高く朝湯に良いと人気なんだそうですが、湯屋の前は温泉街唯一のコンビニとなっていてそういう立地からも人気の高い共同浴場のようです。
大湯はすぐ近くにあるから河原湯とセットで湯めぐりしたところ。
新田の湯(しんでんのゆ)はで西ノ宮神社の裏手にあって幕末に開拓された所だそうです。野沢温泉共同浴場では珍しい脱衣所と浴室が分かれていて、ライオンの湯口があるそうです。観光次いでに夕方前を通りましたが地元の人で路上から賑わってたから中も混んでる外湯だったのかも?
新田の湯は新田ターミナル新田立体駐車場から近く、楽に歩いて中尾の湯まで湯めぐりできそうですね。
野沢温泉の共同浴場の中で一番大きい外見の木造湯屋建築と浴場内の広さ。だから天井も高く解放感たっぷり味わえるそうです。ぬる湯とあつ湯に分かれている木造りの浴槽が温泉情緒w高めてくれるそうです。温泉街から一番遠い外湯だから大湯あたりからだと15分~20分ぐらいかかると言われたから行かなかったけど今度は入りに行きたいところ。
無料だった?中尾駐車場から歩いて行ける距離だし、頑張れば新田の湯まで湯めぐりできそうですね。
秋場の湯(あきばの湯)は唱歌が奏でられるのどかな公園、おぼろ月夜の館「班山文庫」のほど近く。ここも野沢温泉共同浴場の中では少数派の脱衣所と浴室が仕切れてるみたい。浴場の片面が大きな窓になっていて、昼間は明るい日差しが入り気持ちがよいそうです。
秋葉の湯へ駐車場を利用して行くなら新田の湯は新田ターミナル新田立体駐車場が近そうです。新田の湯と頑張れば中尾の湯まで湯めぐりはできそうですね。
松葉の湯(まつばのゆ)は松葉民宿街の中心にあり、昔矢場があった所で的場がなまって松葉になったと言われているそうです。薄い乳白色でやわらかい湯心地が特徴の温泉なんだそうです。2階建てになっていて1階に洗濯場、2階に浴場がある他の共同浴場とは違う造りになってるそうです。
私は時間がなくて入浴できなかったけど松葉の湯はほぼ温泉街の中心部で大湯や河原湯や十王堂の湯へも湯めぐりしやすいですね。
十王堂の湯(じゅうおうどう)はおぼろ月夜の館「班山文庫」のすぐ近く、目の前には閻魔堂がありました。多分鉄筋造りの湯屋と野沢温泉共同浴場の中でも珍しいのに浴場も1階が女湯、2階が男湯となってる構造でもありました。
十王堂の湯は中央ターミナルに近いからそこに車を停めたなら横落の湯、河原湯、王湯、松葉の湯と温泉街グルリ一周湯めぐりしやすい。
日帰り入浴施設一覧
日帰り入浴施設は有料ですが、露天風呂があったり、洗い場があったり、休憩処があったりと共同浴場の湯めぐりに疲れたらこういう所もいいかも。
ふるさとの湯は麻釜の湯にめちゃくちゃ近い温泉街にある日帰り入浴施設ですが、専用駐車場がないから共同浴場の外湯めぐり同様に歩いてめぐる入浴施設って感じです。ボディーソープやシャンプーなどのアメニティがあるシャワー付きの洗い場とあつ湯とぬる湯の内風呂と露天風呂があります。
入浴料金:大人500円で3歳~小学生以下300円
営業時間は10時から20時まで(最終入館19時30分まで)
休館日:毎週木曜日(祝祭日の場合は翌日休館)
ふるさとの湯:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8706、電話番号:0269-85-3700
野沢温泉スパリーナは温泉街から外れた場所にありますが専用の駐車場もあるから車で楽々行く事ができます。サウナ、大浴場や水着着用(レンタル300円)で入れる源泉かけ流しの展望露天風呂、大露天風呂、レストラン、リラックスルームという休憩スペースやパウダールームなどを完備した大型温泉施設。
入浴料金:中学生以上おとな700円、3歳~小学生500円
温泉の営業時間: 12月2日~4月1日は13時~20時30分、4月2日~5月14日は12時から
休館日:メンテナンスの為不定期にあり
野沢温泉スパリーナ(旧野沢温泉アリーナ):長野県下高井郡野沢温泉村豊郷6748、電話番号0269-85-4567
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