ハワイ王国公使別邸に行った
伊香保温泉のハワイ王国公使別邸に行ってきました。この別邸は渋川市指定史跡にもなっています。
ハワイ王国公使別邸の敷地内は公園のような広場になっていて池のある庭園からは眺めが良いので何度も立ち寄った事はあります。
そして別邸の外観も何度も見た事があります。
今回は初めて中に入ってみました。中は毎日見る事はできず土曜日・日曜日、国民の休日、お盆期間、ハワイアンフェスティバル開催期間中に限定して公開してるので今回はタイミングが合いました。
目次
・ハワイ王国公使別邸とは
・中の様子、感想、口コミ
・アクセスや駐車場
ハワイ王国公使別邸とは
かなり簡単に書いてます・・・まずハワイというと今はアメリカの中の一つの州となってますが、1795年から1893年までハワイ諸島に存在したのがハワイ王国で、日本に来た公使がロバート・ウォーカー・アルウィンさんです。
彼は1884年(明治17年)ハワイ王国と渡航条約に基づいた官民移民(当時の政府が絡んだ移民)に尽力したハワイ公使だったそうです。また日本人女性と政府が認めた国際結婚の第一号でもあるそうです。
そして生まれた子供たちと過ごす為の避暑地での別荘を探していたところ、井上薫の紹介で伊香保に来て温泉地でもあるこの地を気に入って1891年(明治24年)にこの別荘を購入し、1925年(大正14年)にお亡くなりになるまで夏はここで過ごしていたそうです。このようにハワイ王国公使別邸とは、ロバート・ウォーカー・アルウィンさんの元別荘。隣のガイダンス施設(資料展示施設)に行くと昔の外観写真が掲示されてましたが、今ある建物は昔の一部で当時はかなり大きな建物であったというのがわかります。
中の様子、感想、口コミ
ハワイ王国公使別邸の一階部分の様子です。靴を脱いでスリッパに履き替えてあがる事ができました。拝観料は無料でした。
二階へは階段で上がりました。昔の階段の角度で奥行もない板だから上るの結構怖い感じのタイプ。お城とか昔の階段で天守に行った人にはわかると思うけど、あの上るのも下るのも苦労するタイプでした。
一階は板の間でしたが二階は畳敷きで、一階も二階もこの一間を自由に見る事ができました。昔はもっと大きかったようですが今現存してるのはこの部分だけの建物のみ。
そしてこの二階部分へ上がる事ができるのは土曜日・日曜日、国民の休日、お盆期間、ハワイアンフェスティバル開催期間中に限定して公開だっらから初めて上がる事もできました。
建築の事はよくわからないのですが、天井が低すぎるから昔仕様の中というのはわかりました。これだけ天井低かったら公使さん、頭ぶつからなかったのかな?写真のように昔大きかった頃の廊下部分でしょうか?なかなか良い雰囲気でした。
庭からの景色もここは良いのですが、二階の窓はもっと遠くの山々も見えてより景色が素晴らしかったです。
和室に座って外を眺めると素晴らしい景色。緑映える夏の景色もいいけど、秋はもっと紅葉の絶景がこの家から見られそうでした。
公使別邸での景色を満喫した後は隣にあるガイダンス施設(資料展示施設)に行ってきました。館内は撮影禁止だから写真はありませんが、日本とハワイの関係、ロバート・ウォーカー・アルウィンとイキ・アルウィン、.アルウィン家と伊香保の関係、別邸の移築修理の概要についての資料や写真、調度品やサーベルや制服なども展示されてました。
歴史的な物は好きな人には最高の見どころですが、それ以外の人には地味と言えば地味かもですが、昔の建物の天井の低さや急こう配の階段など、今の建物では味わえない部分もあるから、中が公開されてた時は見てみた方がいいかもです。今回は歴史にまったく興味のない娘と2人で中に入りましたが、昔の家の急な階段でビックリ!してました。
ハワイ王国公使別邸パンフレット1
ハワイ王国公使別邸パンフレット2
アクセスや駐車場
ハワイ王国公使別邸:群馬県渋川市伊香保町伊香保32
開館時間:9時から16時30分まで
*公使別邸の2階は、土曜日・日曜日、国民の休日、お盆期間、ハワイアンフェスティバル開催期間中に限定して公開
定休日:火曜日(祝日・国民の休日・振替休日を除く)、祝日・国民の休日・振替休日の翌日(土曜日・日曜日を除く)、年末年始(12月28日から1月4日)
拝観料:無料
アクセスは渋川伊香保インターから約12キロ、約20分の道のりです。
ハワイ王国公使別邸の敷地に専用駐車場もありました。係の人もいるしここに停めて他も見て回る事はできないので別邸以外にも行きたい人はすぐ近くの市営駐車場に停めた方がいいでしょう。
ハワイ王国別邸に一番近い駐車場はP2またはP3と書かれてる市営駐車場になります。
石段街下およびハワイ王国別邸に近い駐車場マップです。
コメント/口コミ