富岡製糸所

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富岡製糸所観光見学に行った


初めて世界遺産富岡製糸所観光見学に行ってきました。

世界遺産富岡製糸所の周りの商店街ではお土産屋さんや食事処なども多く、観光客もいるから活気があり、世界遺産のパワーって凄いなぁ~と感じた所でもありました。

富岡製糸場とは1872年(明治5年)から1987年(昭和62年)まで稼働していた稼働していた群馬県富岡市にある機械を使った製糸工場です。

1872年と聞いてもピンと来ないのですが、大河ドラマ「西郷どん」に合わせてみると、1868年が明治元年~1869年が戊辰戦争、1871年に岩倉使節団派遣(木戸孝允、山口尚芳、岩倉具視、伊藤博文、大久保利通)、欧米に行って1973年帰国。このドラマでは富岡製糸場は出てきませんでしたが、岩倉具視(笑福亭鶴瓶)や大久保利通(瑛太)がいなかった日本、西郷どんが政府を任されてた間の1872年に操業開始した事になりますね。そして1877年西南戦争。こう見ると富岡製糸場はまだ明治政府が安定していない時に始まったんですね。操業開始から115年もの歴史があるから、その間色々あったようですが、そちらはウイキペディアを読むといいかと。

富岡製糸場の顔出しパネル

開業時から100年以上、高度成長期の昭和の終わりまで稼働してら、普通は古くなったから新工場建設で移転や建て替えなどがあってもいいハズですが、富岡製糸場は初期の建造物がそのまま残ってた。奇跡的に第二次世界大戦の空襲にも合わなかったという事もありますが、最終所有者であった片倉工業さんが、使わなくなった工場や敷地を1987年(昭和62年)~今まで更地にする事もしなかった、他社に貸付、転売する事しなかった、他に利用する為に取り壊さなかった。「売らない、貸さない、壊さない」の理念で毎年固定資産税(2,000万ぐらいらしい)と修復工事などをしてずっと残しておいたって企業精神、凄くないですか?合理化ばかり掲げてる企業だったらあり得ない事だし、国や町が税金投入して保存しておこうじゃなく、自腹ですからね。こういう会社も日本にはあったんだなぁ~と尊敬。その片倉工業さんがずっとそのまま残しておいてくれたおかげで、世界遺産となって今見学できるようになったから、操業してなかった間の保存しておいた歴史こそ片倉工業さんの偉業だと思ってしまいます。




目次

入場料と見学時間

見学の様子

感想と口コミと所要時間

アクセス、駐車場

食事やお土産

周辺観光と温泉

群馬県の世界遺産巡り




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入場料、見学時間、見学方法

見学時間

見学時間は9時から17時(入場は16時30分まで)、施設内食事不可建物外のみ飲み物可、禁煙。

見学料金表

入場料金は大人1,000円、高校生と大学生250円、小中学生150円、ワンちゃんなどペット入場不可。

見学方法

1.ブラブラと好き勝手に見て回って見学する方法(*私が行った時にした方法、推奨せず→感想、口コミ)

2.所要時間約40分の解説員によるガイドツアー(大人200円、中学生以下100円、推奨!どこの何が見所か連れてってくれるし、説明以外の余談話、質問もできるしね)

3.音声ガイド機 貸出(200円、説明の棒読み聞いてるより、ガイドさんの話だったら質問もやりとりもできる)

4.見所毎にある説明パネルのQRコードからスマホでの音声ガイド(無料、説明の棒読み聞いてるより、ガイドさんの話だったら質問もやりとりもできる)



見学の様子

見学開始の入口の様子

さて富岡製糸場の見学の開始!入口にて入場料を払いました。

場内マップ

場内案内図を見ると思ってたより広かった~(場内見学のポイントpdf)

ガイドツアーの案内

富岡製糸場に来たのが遅すぎた・・・・あと約1時間で閉園・・・・予備知識もなく何も知らない所はガイドさんの説明があったほうがいいのはわかってたけど、好き勝手に回って写真を撮る事を優先。

東置繭庫入口

さ~自由気ままに見学スタート。ガイドさんを頼まずにこの自由気ままに回って見学スタートした事は私にとっては結果的に選択ミスでした。

東置繭庫内部の展示資料室の様子

国宝の東置繭庫(ひがしおきまゆじょ)、名前から操業時は繭を保管していたと思われる倉庫でかんりデカかった。内部は映像コーナーもある資料展示室となっていて、じっくり読みこめば富岡製糸場がわかるんでしょうが、私の場合閉園約1時間前に来たからここでじっくり読んでたら、終わっちゃうぞ~、あと売店があって主にシルク製品のお土産。

東置繭庫の二階の様子

2階見学。

西置繭庫見学受付の様子

国宝の西置繭庫(にしおきまゆじょ)はこの時修復工事中で見学は別途高校生以上200円、中学生以下100円

修復工事中の西置繭庫の様子

中は撮影禁止でしたが、先ほど見た東置繭庫と似た倉庫の修復工事してる姿をヘルメットをかぶって見るという見学でした。

西置繭庫の二階から見た場内の景色と煙突

個人的に国宝だから素晴らしいでしょうが、素晴らしい部分がガイドさんもいなく自由に見てるだけだから全くわからず・・外の景色見てるほうが楽しかった。煙突は高いですね。

修復工事中の西置繭庫

西置繭庫見学終了。

鉄水溜

鉄水溜見学、ここだけ専門のガイドさんが説明してくれたので、これがどういうもので、どこが凄いのかわかりました。

ブリュナエンジン復元機

ブリュナエンジン復元機、土日祝日は動いてる姿が見られるようになってて、私が行った日は日曜日でしたが閉園間際だったからすでに止まってました・・・

社宅

社宅の住宅群見学。

朽ちた貯水槽

おそらく昔のままの防火水槽、殆ど朽ちてる状態でしたが、直して綺麗になってる姿よりこの方が歴史を感じて良いですね。

高圧変電所

高圧変電所。普通の住宅のような建物でしたが、電気という重要部分を預かってたんですね。

女工館

女工館。

順路案内標識

ちなみに自由に見て回る見学でもわかりやすいように順路の標識がありました。

説明書きのパネル

そして見所1つ1つに説明書きのパネルが設置されてるのでじっくり読めば、見てるココが何であるかはわかるようになってました。

操糸所

国宝の操糸所、機械もそのまま残ってる事が凄かった。

オリジナルフォトカードの申請

よく観光地で見かける写真撮ってくれて小さいサイズなら無料でくれるサービスもありました。

カタクラと書かれた制服

カタクラと書かれた制服

片倉診療所

片倉診療所、敷地内に病院もありました。

寄宿舎

寄宿舎、今でいう会社の寮ですかね。

寄宿舎の部屋の様子

部屋の様子ももガラス窓越しから見る事ができました。

割れたままのガラス窓

窓ガラスが割れたままという部分も哀愁感じてよかったです。

寄宿舎前の広場からの眺め

寄宿舎の周りは広場になっていてベンチもありました。そこからは眺めもよく下を見れば鏑川も流れていました。明治から工場で働いていた女工さんたちも多分見たであろう景色だからここは歴史ロマンを感じましたね。

上の内容はかなり見学の中で抜粋した一部分になります。

下の感想、口コミと被りますが、所要時間1時間ちょっとで広い敷地内を全部見て回り、内部に入って見学できるのも全部しましたが、何も頭の中に残ってない見学となってしまいました。

閉園時間も迫ってたので、説明書きのパネルもじっくり読んで、ここがどんな所でどんな事をしてたのか?ここのどこが見所なのかも頭になく、ただ単に古い建造物群を回っただけという結果に・・・・やっぱりガイドさんと一緒に回ったほうが有意義だったな~。



感想と口コミと所要時間

私は妙義神社中之嶽神社碓氷峠鉄道文化むら碓氷関所跡などの観光の最後に富岡製糸場に来たのですが、あと1時間20分もしないうちに見学時間終了時刻となってしまうほぼギリギリにだったので全体を足早に見て回りました。

駐車場から行って戻ってきての所要時間は約80分でしたが、足早に好き勝手に自由に見て回る見学方法では全く面白くもなく楽しくもなく、見ても何も残らず、富岡製糸所に行ったというだけしか残ってませんでした。多分富岡製糸場を見学して同じような方が多いからか、2014年世界遺産登録時は年間133万7720人もの来場者があったそうですが、2017年に半数以下になってしまったそうです。

例えば同じ世界遺産の日光東照宮輪王寺などと比較してみると、アチラはTVなど旅番組でもしょっちゅう放映されてるから観光の予備知識もあるし、寺社仏閣の建造物としての芸術的な美しさや、紅葉など回りの風景との溶け込み感もあって、季節を変えて何度か見て回っても、神聖なる空気感も味わえたするし、僧侶や巫女さんなど現代も活動してる。

ところが、富岡製糸場は、工場だから彫刻や装飾はない。場所も大工場だから市街地の便利の場所にあるから風景との溶け込み部分もない。たまにライトアップしてるのでそういう時は外壁が綺麗に見えたとしても、昼間に普通に眺めがいいよね、とか、美し建物だよね~、とかないから厳しい・・・・・稼働してる工場見学なら、今は何をどうやって作ってるか、働いてる人のカッコや工場に匂い、出来上がった製品など目や鼻で体感できますが、操業を終わってる工場だと、ここは何?どうやって作ってたの?どういうものが最終的にできてたの?ここで働いてた人たちはどういう風に働いてたのか?などなど見て回っても実像がわからないから、説明書きパネルをじっくり読むとか、東置繭庫の展示資料室をまず先にじっくり読んで学習して予備知識を高めないと、古い建物や当時の物を見て回ってるだけで終わってしまいます。要するにぱ~と見て回るだけだと、レンガ造りの大きな建造物の中の広さ、ふ~ん。明治の建物、ふ~ん。というだけで感動しない何も頭に残ってない・・・・

私は今回の見学でわかりました。

行ってみてわかった事はまず時間に余裕を持って見学に行く事。結構広かった。お城で例えるなら天守の他に本丸や二の丸、三の丸まで残ってて全部を見て回るという感じの場所。展示資料や説明パネル読みながらじっくり回ったら所要時間2~3時間は最低必要な感じもしました。でも、個人的には説明書きを読みながら回るのは面倒だから約40分の案内ガイドさんに案内してもらったほうが、知識と見所もわかるし、、質問などで富岡製糸場も事が少しわかって1つ1つが見応えある見学になりそうです。

今回の見学の仕方失敗したから次回行く機会があったら絶対ガイドツアーに申し込んでガイドさんに案内してもらおうっと。

余談ですが、富岡製糸場を壊さず売らず貸さず理念のまま残してある片倉一族の国指定の重要文化財は長野県諏訪市にもあるんです。ここは片倉館見学の他に何と!!当時のお風呂に入れた~。富岡製糸場自体残ってるのが凄かったですが、歴史あるものを残す片倉家の理念にも感動してしまいます。



アクセス、駐車場



富岡製糸場:住所:群馬県富岡市富岡1-1 電話:0274-64-0005

富岡製糸場へのアクセスは上信越自動車道富岡インターが一番近くて高速降りて約2.5キロ、車で約5分。

電車の場合、上信電鉄上州富岡駅から約800m歩いて約10分と駅から近い。

電気バス

富岡製糸場近くではどこでも乗車OKの電気バスも走ってました。

富岡製糸場真ん前の駐車場

世界遺産の観光地だからそこらじゅうに有料駐車場がありました。富岡製糸場が見えるココが一番近い駐車場かと。

駐車場の様子

私が行った日曜日は駐車場スタッフが交差点に立って空いてる駐車場に誘導してました。

市営宮本町駐車場入口看板
私の場合、桐生市街地から高速道路を利用して妙義神社まで約59.7キロ、車で約65分でした。

私はバイクで行ったので、交差点に立ってたスタッフが二輪車は市営宮本駐車場の駐輪場に停めてくださいとの事でした。


食事やお土産

富岡製糸場の建物では飲食禁止、外なら飲料OKという事になります。でも駐車場から製糸場に行くまでの間の商店街に食事できるお店やお土産屋さんがズラリ沢山ありました。

富岡製糸場近くの商店街

群馬県内はどこの市町村もシャッター商店街だらけでしたが、富岡市は違ってて通りに活気があった。(写真は富岡製糸場閉園後、行く時は人が多かった)商店街にとって世界遺産はパワースポットですね。

抹茶ミルクの看板

私は富岡製糸場では何も飲まずに見て回ったので喉がカラカラ。製糸場出口前の店で抹茶ミルクを一杯。

まゆこもり

店頭には「みんながえらんだ群馬のみやげ30」に入って「まゆこもり」というのがあったので家族に。

まゆの形をした葛湯

まゆの形をした葛湯です。お湯入れて簡単にできるしホっとできて美味しかったです。

まちなか観光物産館お富ちゃん家

お土産屋さんとして大きかったのは「まちなか観光物産館お富ちゃん家」ここは観光案内所も兼ねてたから富岡市のお土産も集まってましたね。


周辺観光と温泉

富岡製糸場に行ったら帰りに「まちなか観光物産館お富ちゃん家」に寄りましょう。観光案内所も兼ねてたから周辺観光地のパンフレットや割引券などもありました。

群馬サファリパーク(富岡製糸場から約5.5キロ車で約15分)や群馬県立自然史博物館(富岡製糸場から約4.8キロ車で約12分)やこんにゃくパーク(富岡製糸場から約4.5キロ車で約10分)、宿泊や日帰り温泉にも適してる磯部温泉(富岡製糸場から約9.3キロ車で約20分)など周辺観光。

妙義神社中之嶽神社妙義ふれあいプラザもみじの湯(日帰り温泉)など妙義山観光~富岡製糸場から下道走って約15キロ、車で約30分。

碓氷関所跡碓氷鉄道ぶんか村碓氷第三橋梁(めがね橋)、峠の湯(日帰り温泉)など松井田観光~富岡製糸場から下道走って約20.5キロ、車で約40分。


群馬県の世界遺産巡り

「富岡製糸場と絹産業遺産群」として他に3ヶ所あります。

荒船風穴(下仁田町)蚕の卵を保存していた天然冷蔵庫の跡地~富岡製糸場から下道走って約30キロ、車で約60分→荒船風穴に行った

高山社跡(藤岡市)養蚕業の研究・教育機関~富岡製糸場から下道走って約21.1キロ、車で約45分

田島弥平旧宅(伊勢崎)養蚕業を営んでた住宅~富岡製糸場から高速道路走って約41.7キロ、車で約55分


 

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