久能山東照宮

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久能山東照宮に行った


数ある東照宮の中で一番行きたかった久能山東照宮に行ってきました。他の東照宮と違い久能山の地が家康の遺言の通り立ったまま埋葬された場所であるという事から歴史ロマンを何とも感じてしまうからです。

久能山の全景

久能山は標高216mしかなく海岸方向から見てもそんなに高い山という感じはしません。

しかし、下から1159段もの階段を登ってお参りしに行くにはちょっと気が引けちゃう・・・・

一緒に行った連れに言わせると、「苦労して上った人に御利益があるんじゃない」と言う。

巫女さんとか神社の人たちは毎朝この階段を上って通勤?してるというから凄いですよね~。

日本平ロープウェイ

私は連れの声に耳を傾けず御利益よりも「楽」を選択した私は久能山の後ろに控える日本平に行きに日本平ロープウェイに乗って久能山東照宮に行ってきました。

久能山到着の様子

楽して久能山に到着。

久能山東照宮の説明パネル

まずそこには久能山東照宮について書かれてる説明パネルもあったので読んでみました。

「久能山には推古天皇(592年~628年)のころ、久能忠仁が建立したと伝えられた久能寺があった。静岡茶の始祖と言われる聖一国師がここで修行し、また多くの名僧が往来し隆盛を極めた」

駿府城の周りにも小高い山はあるのに、なんでチト遠い久能山に埋葬してと家康が遺言を残したのか私は不思議だったんですが、元々久能山は信仰があった山だったんですね。

続き「下って永禄11年(1568年)駿府へ進出した武田信玄は、久能寺を現在の鉄舟寺に移し、この要害の地に久能城を築いたが、武田氏の滅亡とともに徳川氏の領有するところとなった。」

何と!久能山にはもしかしたら武田信玄も来てたのかも~と家康以外の歴史ロマンを感じてしまいました。

「徳川家康は、大御所として駿府に在城当時「久能城は駿府城の本丸と思う」と、久能山の重要性を説いたといわれる。薨去後、その遺言によりここに葬られた。」

ここはちょっとわからない・・西から攻めてきた時に駿府城捨てて久能城で守りきるという事できる重要な地という思いがあり立ったまま西を向いて埋めると遺言したのだろうか?

「二代将軍秀忠によって社殿が造営された、我が国最初の東照宮である。権現造りの総漆塗り極彩色の社殿は、江戸時代を表する大工棟梁、中井大和守正清(なかいやまとのかみまさきよ)の手によって造営され、本殿・石の間・拝殿が国宝に指定されている。彫刻、模様組物等は桃山時代の文化の面影を残しながら、江戸初期の特徴を伝えている。そのほか、神庫、神楽殿、
鼓楼等の建物も重要文化財に指定されている。」と書かれてました。

展望台からの景色

説明パネル脇には展望台があり駿河湾や海岸にある石垣イチゴのビニールハウスも見られました。

この景色をもしかしたら家康も信玄も見たのかな?おみくじを縛る所もここにありました。

境内や博物館などの中の様子

社務所

展望台の前に拝観入口と拝観受付場所がありました。ここが社務所のようです~しまったぁぁぁ。御朱印張を忘れた~。

社殿の拝観料金は大人500円、小人200円です。博物館だけなら大人400円、子供150円でした。

東照宮の社殿と博物館の共通セット料金は大人800円、子供300円でした。

私が購入したのは、日本平ロープウェイ往復運賃+東照宮拝観料+東照宮博物館入館料の3点セット券で大人1,750円、中学生1,300円、小学生800円でした

拝観時間は夏季4月1日~9月30日まで午前9時~午後5時で冬季10月1日~3月31日まで午前9時~午後4時までのようです。

駿河の国おもてなしクーポン券

たしか?三保松原観光案内所にあったと思うのだけど駿河の国おもてなしクーポン券利用で大人100円引き、子供50円引きとクーポン割引されるようです。

久能山東照宮マップ

社務所の近くに久能山東照宮全景という境内案内図がありました。

久能山東照宮参拝のご案内

久能山東照宮参拝のご案内というのがありました。

これを見ると家康公を祀ってるだけかと思ったら、相殿で豊臣秀吉や織田信長も祀ってたんですね~。

東照宮=徳川家康という構図を思い込んでたからビックリしました。

何度も行ってる日光や浜松元城町東照宮世良田東照宮はどうなってたんだろう?

境内の様子

木々に囲まれてる楼門が壮大に見えました。

楼門の様子

この楼門は1617年(元和3年)の建造物で重要文化財で前面に後水尾天皇の御宸筆「東照大権現」の額がある事から勅額御門とも言われるそうです。

東照公御遺訓

後ろには「人が嘘らしき誠を申すとも誠らしき嘘は語るべからず」と東照公御遺訓が掲示されてました。

楼門の様子

400年前に建てられたと思えないほど綺麗でした。

家康公の手形

楼門には家康38歳の時の手形がありました。

稲荷神社

稲荷神社

家康梅

家康梅。この場所で下から1159段目中の1000段目でした。

久能山東照宮のベストシーズンは家康梅の花が咲いた時かな。

口コミでは八重桜も凄いというし、あと紅葉の中の東照宮もいい感じになりそうでした。

手水舎

手水舎で綺麗にして。と。

神馬

その横には縁結び、子授、安産、無病息災の御利益が書いてある神馬が祀ってありました。

久能山東照宮の境内の様子

平日でしたが重要文化財と国宝の宝庫、史跡である久能山は人が沢山しました。

神楽殿の様子

神楽殿も壮大でした。

久能山東照宮の様子

ここから見ると色こそ違いますが雰囲気は日光東照宮に似てる感じがしました。やっぱり東照宮なんですね。

神庫

神庫

神庫の脇にあったプラモデルの展示

脇にはプラモデルの始まりは静岡からという事でプラモデルが展示されてました。なぜに?東照宮の中にあったんでしょうね。

日枝神社の様子

1617年(元和3年)の建造物で重要文化財の日枝神社(祭神大山咋神=おおやまくいのかみ、おほやまくひのかみ)説明パネルには「旧御本地堂で薬師如来を安置してあったが、明治3年神仏分離の際に仏像を廃し後に今の名称に改めた」昔からあった建物でしたが今の神社名になったのは明治なんですね。

日枝神社の中

日枝神社は中が気になりました。

日枝神社の中の大きな葵の御紋

中には木で彫られた葵の御紋に歴代将軍の名が書かれてありずらり~と並べられてました。何の意味なんでしょうかね?

拝殿の彫刻の様子

日枝神社から久能山東照宮の拝殿の彫刻も見えました。色使いが日光と同じ東照宮って感じがしました。

拝殿の様子

国宝拝殿。

拝殿の彫刻の様子

荘厳な素晴らしい雰囲気と彫刻など。東照宮は立派で煌びやかですね~~

東照宮の彫刻の様子

拝殿前にある門も素晴らしかったです。

東照宮の彫刻の様子

拝殿や本殿は彫刻が立派でしたよ。

久能山東照宮のお札やお守り

拝殿の横にも社務所がありお守りやお札などがありました。

東照宮の彫刻の様子

拝殿、本殿脇を通って家康公のお墓を目指しました。

神廟

徳川家康公の御遺体が納められた廟=神廟。

説明パネルには「当初この地には小さな祠が建てられていましたが、三代将軍徳川家光公によって石造りの塔に改められました。その事から江戸時代は御宝塔と呼ばれ、明治時代以降は神廟と呼ばれています。家康公の御遺命に従い、西向きに建てられています」と。

私が一番来たかった地がここ。

自分が死しても立ったまま西から攻めてくる敵をずっと睨みを効かせてるって、立派というか死ぬ間際でも未来を考えてるというのは尊敬できちゃいます。

結果的に大政奉還後西から攻めてきましたんだから、家康の西向きというのは預言者かと思うほど。

神廟の様子

日光にも同じような神廟ありますが、家康公が死して遺言の通り立ったまま埋められた地という事が個人的に歴史ロマンに浸れまくれました。

東照宮の彫刻の様子

帰りも彫刻を見ながら下っていきました。

東照宮の彫刻

時の権力者が建てたから久能山東照宮はゴージャスな神社でした。

久能山東照宮で結婚式

結婚式をあげたようで記念撮影を境内のアチコチでしてる場面にも遭遇しました。

久能山東照宮博物館の外観

そして久能山東照宮博物館に寄りました。

久能山東照宮博物館の中の様子

博物館内は撮影禁止でした。しかしTVはどうして撮影できるんだろう?

家康が愛用した目器

中は家康に関するお宝の宝庫でした。

家康が関ケ原の合戦で着用した甲冑

家康が身に着けたものや使ってたもののオンパレードでした。

家康が関ケ原の合戦で着用した甲冑なんて目の前じゃ普通見られませんよね。

久能山東照宮博物館のしおり

これが久能山東照宮博物館のしおりです。徳川家康公が愛用した時計が表紙です。

久能山東照宮博物館パンフレット

しおりの裏にも「館内撮影禁止」と。

絵葉書を買いました。久能山東照宮博物館は重要文化財級のすんご~いお宝がめちゃくちゃありましたが撮影禁止。

写真入りの目録は2000円もしてたので500円の絵葉書セットを購入しました。

ここに来る前に駿府城、前日は浜松城、そのまた前の日は岡崎城に行きましたが、ここまで複製品でない本物のお宝満載の博物館はココだけでした。

徳川家康像

館内は撮影禁止の為に絵葉書で!これは勿論徳川家康像~慶長9年、小笠原経直が家康より500石の知行を賜った折、その徳を肝に銘ずるために描かせたものといわれるそうです。

私が行った時は実はこの家康像は他の博物館に貸出し中で見られなかったのですが、久能山東照宮博物館の所蔵品なので戻ってたら見られるかと。

徳川家康の歯朶具足

重要文化財~徳川家康の歯朶具足です。

他にも初代将軍徳川家康公から十五代将軍徳川慶喜公まで歴代将軍の甲冑をもれなく収蔵してるそうでうが、そんなになかった気が・・貸出中?

金の家康の鎧は節句用のが駿府城にあったけど、やっぱり本物は昔ながらの味があり見とれてしまいました。

徳川家康の洋時計

重要文化財~徳川家康の洋時計。慶長16年に来日したヒスカイノ提督が家康に贈ったスペイン製の置時計。家康も時がこれを見ればわかるから愛用したんでしょうね。

徳川家光が書いた枯木梟図

徳川家光が書いた枯木梟図

真恒作の太刀

二代将軍徳川秀忠の寄進と伝えられる真恒作の太刀~国宝です。

徳川秀忠自筆消息

徳川秀忠自筆消息

夏の陣図

夏の陣図

徳川家光の腰桶

徳川家光の腰桶~他にも沢山重要文化財の品が1階と2階にありました。数的には多くないのですがどれも複製品でなく本物だから見ごたえありましたよ。

久能山東照宮の売店

博物館を出た後は拝観料受付前にある売店に寄りました。

ここではみそおでんなども食べられました。

久能山東照宮のお土産

葵もみじや久能山羊羹や久能山饅頭などのお土産もありました。


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久能山東照宮に行った感想

久能山東照宮の様子

神社仏閣の中で一番行きたかった久能山東照宮に来れて嬉しかったです。神廟の地で歴史ロマンに浸る事もできたし、博物館もお宝満載で戦国時代ファンである私はじっくり見る事ができて最高でした。

博物館に関しては、歴史好き、家康好きでなければ楽しめる場所ではないと思うもで、ここもじっくり見たいという人は一人で行くか同じ趣味の人と行ったほうがいいかと。

久能山の階段の様子

下から1159段という階段も気になって見に行ってきました。

久能山の階段の様子

階段脇には駿河湾が見えたりして景色を楽しみながら久能山は登れるのかも。

久能山に登る階段の様子

わずかな距離を下って上っただけですが、急な階段ではなく緩やかな階段が続いてました。

あ~これだったらロープウェイ使わなくてもゆっくり上れば久能山登れたかも~。

久能山東照宮住所やパンフレット

久能山東照宮のパンフレット

久能山東照宮のパンフレットです。「社殿大人用」という意味がわからないんですよね???

久能山東照宮のパンフレット

久能山東照宮のパンフレットです。

久能山東照宮のパンフレット

久能山東照宮のパンフレットの裏面(拡大)
には裏に境内案内が掲載されてます

久能山東照宮のパンフレット

勿論家康公もパンフレットに掲載されてます
久能山東照宮のチラシ

(拡大)
久能山東照宮のチラシ~

日本平のパンフレット

(拡大)
日本平のパンフレット

日本平山頂マップ

(拡大)
日本平山頂マップ

東照宮を巡る聖なる3本のライン

(拡大)
東照宮を巡る聖なる3本のライン

久能山東照宮住所:静岡県静岡市駿河区根古屋390 久能山東照宮社務所

電話番号:.054-237-2438


 

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