信康が切腹した二俣城址に行ったよ
徳川家康の嫡男信康が切腹した二俣城址に行ってきました。
二俣城は今川義元の時代から様々な歴史があったようですが、武田信玄やその子勝頼と徳川家康が激しい攻防戦をした所として戦国もののドラマなどでも度々ちょいと顔を出します。また徳川家康の嫡男、松平信康(現地では岡崎三郎信康と慕われてる)が織田信長の命により切腹した地であるという事で私は個人的にこの出来事に興味があり二俣城に行きたかったんです。その影響は大河ドラマ「徳川家康」での家康(滝田栄)が信長に逆らえずくやしく号泣したシーンに感動したからです。
二俣城址に行って悲劇の歴史ロマンを感じて来ようっと。
二俣城址までのアクセスは新東名高速道路浜松浜北インターから約4キロ、約10分の道のりでした。
電車で行く場合は天竜浜名湖線二俣本町駅から歩いて約1キロ。約10分強で行く事ができます。
さて二股城で切腹した岡崎三郎信康の母は築山殿と呼ばれるお方。
2017年の大河ドラマ「おんな城主直虎」では徳川家康(阿部サダヲ)の正室である築山殿を菜々緒さんが演じる事が決まっています。
もしかしたら?この二俣城で息子の悲劇のシーンが出るんではないか?と。
滝田栄主演の大河ドラマ「徳川家康」の時は二股城で信康切腹のシーンが「ありましたけど。
車で行く場合、こんな感じの分岐点があります。左の坂のほうに上がっていきます。二俣本町駅から徒歩で来た場合もここから坂道を上っていきます。
坂を上がっていくと駐車場が道路脇に見えます。この二俣城は城山公園となっててここがその駐車場です。
写真を見てわかるようにここに駐車できる台数はMAX5~7台くらいかと。ここが二俣城に行く一番近い駐車場です。
二俣城の駐車場が埋まってたら、近くに二俣小学校がありその前に浜松市営の二俣小学校前駐車場があるのでそこに停まられるかと思います。
ただここは山下なので・・山を歩いて登る距離が増えます。
二俣城は城山公園なので拝観料は必要なかったです。
二俣城址の様子・感想など
駐車場を降りるとすぐ二俣城跡が井伊家ゆかりの地という新品ピカピカの案内看板もできてました(笑)
「天竜川と二俣川が合流する天然の要害に築かれた城跡です。
元亀3年(1572年)から天正3年(1575年)の間、武田信玄・勝頼と徳川家康による争奪戦が繰り広げられました。
徳川家康が領有していた天正7年(1579年)、織田信長の嫌疑にかけられた家康の長男、信康はこの城に幽閉され自刃しました。
信康の生母である築山殿は井伊直平の孫であり、直平の曾孫である井伊直虎とは親戚筋にあたります。」
このように何故に二俣城が井伊家ゆかりの地であるか書かれてました。二俣城に来てこの案内を見てう~ん。
大河ドラマ予想通りの展開でした(笑)
その横に城山公園案内図もありました。
壬生の郷案内図です。二俣城には案内図がアッチにもコッチにも。と。清龍寺は松平信康(岡崎三郎信康)の墓があるので二俣城観光のついでに寄れる距離です。
二俣町あるきマップもあり観光情報が詳しく掲載されてました。
駐車場から山のほうに少し上がった所に公衆トイレもありました。さて天守台跡までは駐車場からこのトイレ側の道を上がるコースともう一つ上る道がありました。
私はトイレ側でないこの天竜奧三河国定公園二俣城址入口と書かれてるほうから上り、帰りはトイレ側の道から下ってきました。
途中信康・・と書かれた建物発見?
何だろう?お堂かな???
そんなに急ではなかったですが緩やかでもないかな?手すりも山登り苦手の私でもゆっくり上がる事ができました。
この階段を上がると北曲輪があった所に今旭ケ丘神社がありそこがほぼ頂上で天守台へ近いです。しかしこの階段かなりの急坂になってました。
階段は急すぎて疲れそうなのでゆっくりと今歩いてる道をそのまま歩きました。途中から手すりがなくなりましたが、坂はそんなにきつくはなかったです。
上のほうまで上がってくると景色が開けてきました。疲れたら景色見ながら休みました。
二の丸や本丸などの案内矢印も出てきました。二の丸、本丸への道は舗装された階段ですが、南曲輪への道は舗装されてませんでした。雨が降った後は滑りやすくなると思うので注意してくださいね。
私は舗装されてる階段を上がり二の丸、本丸を目指しました。石垣も見えてきてやっと到着~。駐車場から15分くらいでほぼ頂上でした。
まず目に飛び込んできたのは稲荷神社です。
サクっとお参りした後に二の丸跡を歩きました。
二の丸跡を少し歩くと目に前が開けて本丸到着です。左手に天守台がありました。
本丸では地元の人たちが朝から一生懸命整備をしていました。二俣城本丸は朝9時頃到着してます。
「天守台って上がっていいんですか?」と整備してる現場の人に聞くと「あ~いいよ~」と快い返事でしたので天守台に上がりました。
10月半ばだというのに木々が生繁ていて景色は今イチ。遠目に天竜川が見えました。
信康が切腹した時代は天守閣がなかったそうですが、天守台の上から本丸を見て、この二俣城のどこで自害したのかわかりませんが、家康としてはさぞ信長にたてつく事もできないし、大事な息子を無残にも言いなりになって死なせるしかない不甲斐なさにさぞ無念で悲しかっただろうと、同じ子供を持つ親の身として感慨深く一人で浸ってしまいました・・・・・
すぐそばにある東屋のほうからの景色が綺麗でした。
この下は崖なんでしょうね。天竜川の流れの音が聞こえてきました。
この音をきっと信康も~とまたまた浸ってしまいました。
本丸には二俣城の事が詳しく説明されてるパネルもありました。
土塁を見たり現地の人と色々お話した後に北曲輪の旭ケ丘神社でお参りしてきました。
この橋が上ってきた時に見えた急階段の上の橋です。
帰りは公衆トイレ側にある道を下っていき駐車場に着きました。
現地の方から「どこから来たの?」
「群馬です」
「群馬は真田丸で凄いんじゃない?」
「はい、沼田城も名胡桃城址も、二俣城址と似た城址の山城~岩櫃城址も観光客で凄いですよ」と。
「多分おんな城主直虎で二俣城がでればここも観光客が押し寄せて混みますよ~」
「鳥羽山城行った?」初耳・・・
「いいえ。すぐそこだよ。あっちはいうなれば迎賓館的なお城だったからここよりいいよ」調べてみたら徳川家康が二俣城を攻める際に築城しやがて二俣城とセットになった日本庭園もあるワンランク上の城のようです。私は行く時間がなく次の清龍寺にある二俣城から移された井戸櫓と信康のお墓を見に行こうと思ってたのでそちらに向かいましたが、時間に余裕がある人は現地の人も勧める鳥羽山城に行ってみるといいかもです。やはり現地の人と話すと色々観光情報がわかりますね。
二俣城址 DATA
住所:静岡県浜松市天竜区二俣町
拝観時間:公園だからおそらく24時間可能かと
拝観料金:無料
駐車場:無料
コメント/口コミ