喰初寺(くいぞめでら)に行った
喰初寺(くいぞめでら・くいぞめじ)に行った
珍しい名前のお寺ですが、もとは日蓮上人の遺跡として喰初庵といっていた。開創は、文永二年(一二六五年)四月、病気療養のため、聖人来湯の帰り、草中に横たわっていた巨岩に『南無妙法蓮華経』の七文字の題目を墨書された。聖人亡きあと。その高弟・日朗上人は筆跡をそのまま刻み、後世に伝えたという。これが《経題石》である。
また《喰初仏》も伝わっているが、その由来は昔、近郷の農家の子供が十歳をこえても話さず母乳以外のものを食べなかった。両親は心配のあまり《経題石》を参拝、お題目を唱え、石についてたコケをはぎとり、水に浸して飲ませたところ、たちまち話すようになった。そこでいつしか、《経題石》を《喰初仏》と呼ぶようになったという。なお経題石はお題目碑とも云うみたい。
住所:栃木県那須郡那須町湯本227、電話番号:0287-76-2218
目次
・寺の様子と感想や口コミ
・アクセス、駐車場
寺の様子と感想や口コミ
このお寺自体の存在を知ったのは那須湯本温泉バス停前にある観光協会に並べられていたパンフレットなどの観光情報の棚、最初は「喰初寺」何て読むんだ~?変わった名前のお寺だな~という事で行ってきました。
駐車場側にあったのが鐘楼、
駐車場脇近くにあった顔がそれぞれ違う6体のお地蔵さん。
そしてちょっとだけの石段を上がって~
本堂~まずはお参り
本堂の隣に寺務所と思われる建物。御朱印を授かろうと御朱印帳を持ってきましたが、人の気配もなく御朱印や他お知らせも一切入口に掲示されてなかった。境内はそんなに広くもなく大きな建造物は本堂と鐘楼。
どこに何があるかの境内図もなかったのですが、當山縁起は書かれてました。ご本尊は「喰初佛」だそうです。冒頭に書きましたが、「喰初佛」は仏様の御姿でないようで、「喰初佛」=「経題石」=巨岩に『南無妙法蓮華経』の七文字の題目
これ???違う気もかなりしてます。
鐘楼の近くに石像・・・日蓮上人?
像の左奥に山道のような所があり、ここに巨岩と祠がありました。雨が強かった日だったのでこの奥まで行きませんでしたが、もしかしたらこれがその巨岩で「数珠割り石」ではないかと。
日蓮上人が、那須で悪行の限りとつくしていた九尾の狐の霊魂を数珠に封じ、その後数珠を巨岩に叩きつけると2つに割れて成仏し、再び九尾の狐が悪さをしないように「南無妙法蓮華教」と巨石に墨書したと伝えられてる=「経題石」の始まり。しまったもしかしたらこの近くの「経題石」があったのかな?
境内にあったお地蔵様
雨降りの日だから緑が映えて綺麗に見える所もあった
大きな木の下に鳥居が見えた。そういえば那須の名木に選定されてる推定樹齢200年、高さ5mとはそれだろう?八幡つつじ群落もすでに花は落ちてた時期だったので・・・う~私は花がついてないとわかない・・・
鳥居をくぐって奥へ。おんまり手入れをしてる感じはなく草木は伸びまくってました。
この神社は九尾稲荷、那須温泉神社にも九尾稲荷あったなぁ~、九尾の狐は殺生石の伝説だから。しかしこの神社は珍しく扉がオープンになっていて近づいて行けば行くほど何かの気配を感じるぅ・・・九尾の狐!目の前でお参りしようと拝殿まで近づいた途端!急に茶色の猫が飛び出してきた~!!ぎゃ~!まじに狐かと思うほど茶色の色は明るい・・・よ~く中を見ると汚れた座布団のようなものがいくつかあって、もしかしたらニャンちゃんが休めるようになってたのかも知れない。動物に優しい好感度の神社でした。
ニャンちゃんは雨降ってるんだから早く帰ってよ~という感じで私を陰からじ~と。ノラちゃんかな?という事でニャンちゃんも早く落ち着きたい感じだから帰る事に。雨が降ってなかったら巨岩の奥の方へ歩いてみたかったですね。そこだけちょっと後悔・・・・
アクセス、駐車場
喰初寺へのアクセスは東北自動車道那須インターチェンジから約10.8キロ、車で約16分。那須街道を北上、那須湯本温泉街の少し手前側「ホテルサンバレー那須」の入口案内看板の所にある、近くには殺生石、那須温泉神社、鹿の湯などがある。
那須街道沿い鐘楼の下に3台くらい停められそうな無料駐車場がありました。路線バスの場合新那須バス停前になります。
コメント/口コミ