大出館の温泉に入った(日帰り入浴可混浴あり)
塩原温泉大出館の温泉に入った(日帰り入浴可混浴)
今や大温泉地の塩原温泉ですが、大出館のある元湯地区は「塩原元湯温泉」とも言い「元湯」という名称から塩原温泉発祥地とも云われ昔は今以上に栄えていた温泉地区だったそうです。元湯地区は1965年に発生した地震の山崩れなどでほぼ壊滅状態となり、その後温泉地が現在の麓側にある塩原温泉街へと発展していったそうですが、元湯も復興し現在3軒ある宿の1軒が大出館となります。
塩原温泉には色々な泉質の源泉がありますが、元湯地区は「含硫黄-ナトリウム -塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)低張性中性高温泉」で、その中でも大出館だけが黒い温泉が楽しめると温泉ファンに人気の温泉宿なんです。
私もやっと時間の都合もつき念願だった大出館の温泉に入る事ができました。
目次
・日帰り入浴料金、営業時間
・黒い温泉
・緑色の温泉
・女湯
・感想や口コミ
・アクセス、駐車場
日帰り入浴料金、営業時間
靴を脱いでフロントへ
日帰り入浴料金は大人600円、小人300円とリーズナブル。個室休憩も入浴料とセットで3,500円(10時~15時)でした。
日帰り入浴営業時間は受付が10時~16時(受付は14時まで)
脱衣所はロッカーがないからと、貴重品を預かってくれました。
黒い温泉
黒い温泉、黒色の温泉は「墨の湯」というネーミング。平成27年9月28日付けの温泉分析書を見てみる。
源泉名は湯本塩原温泉五色の湯No,3、泉温は50.3℃で自然湧出、pH値6.2
知覚的試験は黒色に混濁、苦味、渋味、強硫化水素臭
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)、ガス性のものを除く溶存物質(温泉成分量)2626mg/kg
温泉利用表や別表が掲示されてなかったので、適応症(効能)や加水、加温、循環ろ過、塩素剤混入は不明だが、おそらく加水ありそうな源泉かけ流しと思われる。
黒い温泉墨乃湯は混浴で14時~15時と19時~20時30分が女性専用時間となってました。
脱衣所
お~黒い!温泉分析書には「強硫化水素臭」、強と書かれてましたが、緑色のお風呂並の匂いでした。
シャワー設備なしの洗い場が二ヶ所。
結構年季の入ってる感のあった浴場でしたが、濃厚な温泉成分で早く風化しちゃうんでしょうね。
しかし不思議~湯口から黒い。
殆どの温泉は空気に触れて酸化して白濁になったり緑濁になる、大出館の緑色の温泉も湧出時は無色透明、でもこの黒い温泉は湧出時から黒く、このように空気に触れて酸化してるのに黒色のまま。大出館の黒いお湯も緑色の湯も泉質は同じですからね。
風呂桶に入れても湯舟と違って少量なのに黒い。
不思議だ~と思いながら、熱めの湯舟とヌルメの湯舟を堪能。硫黄温泉で黒は初めてだったからどうしてだろう?と考えてもわかるハズがないのに考えて考えて長湯してポカポカになりました。どうやら湯の花が黒くてそれが見えてるらしい?
緑色の温泉
緑色の温泉は「墨の湯」というネーミング。平成27年9月28日付けの温泉分析書を見てみる。
源泉名は湯本塩原温泉御所の湯、泉温は51.1℃で掘削自噴、pH値6.6
知覚的試験は無色透明、苦味、渋味、硫化水素臭
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)、ガス性のものを除く溶存物質(温泉成分量)2282mg/kg
温泉利用表や別表が掲示されてなかったので、適応症(効能)や加水、加温、循環ろ過、塩素剤混入は不明だが、おそらく加水ありそうな源泉かけ流しと思われる。
緑色の温泉御所の湯は混浴でした。
脱衣所
洗い場が二つあり半露天風呂風の熱めに湯とヌルメの湯に分かれた内風呂がありました。
湯舟の際の窓から外を眺めるとここが結構高い位置にあつのがわかりました。
下の方に露天風呂発見!
露天風呂の方が開放的で眺めもよく気持ちいい~
緑色の温泉は湯口は透明、温泉成分分析書にも無色透明と書いてある。酸化してして濁るのは日光湯元温泉でも万座温泉でも同じ。白濁になるか緑濁となるかは温泉の中に太古の昔から存在してる緑色硫黄●●がいるかららしい。だからこのお湯は長い年月かかってこの湯舟に注がれてると思うととても有難い。
一応飲めるように内風呂も露天風呂もカップが用意されてるが、以前硫黄温泉を少し飲んでて味はわかるし、何とも言えない苦みもあるからパス。他の人はペッペしてましたが、わかります。
黒い温泉も良かったけど、やっぱり景色見ながら入れる露天風呂は気持ちがいい~。紅葉の秋だったらこの露天風呂は絶景風呂となるんじゃないかな。
女湯
墨乃湯の女性時間とこの女の湯を満喫した友達が撮ってきてくれました。
脱衣所
内風呂
洗い場はシャワーはないようです。
露天風呂は混浴の御所の湯のような感じ。
女湯の露天風呂も絶景のようです。
感想や口コミ
友達がお風呂から出てくるのをフロント前のロビーのイスに腰掛けて待ってましたが、同じ泉質なのに色は違う二つの温泉に入って体はポカポカ。気持ちよかったです。
ただ日帰り入浴受付時はチェックイン時刻と重なってたので忙しかったようで、お風呂の場所やその他モロモロ説明を受けずに自力で大浴場を探し出して行きました。だからお風呂から出た後に知りましたが、日帰り入浴客でも御所の湯の隣にあった貸切風呂の利用ができたようです。知ってたら入ってみたかった・・・・・・また脱衣所にも書いてありましたが、バスタオル巻きでの入浴は不可。でも女性は女湯があるからいいですよね~。大出館に男湯はなく、男が入れるのは混浴風呂のみとなってたのは行ってから知りました。混浴だから目線に困る時もあったりしましたが、大出館の温泉は最高。とても良いお風呂でした。黒色の温泉は東京にもいくつかあるので入った事ありますが、大出館のは含硫黄の温泉で、緑色のと同じ泉質だという事が珍しく初めて入浴できたから感激。
ちなみにフロントでは五色の湯と墨乃湯の入浴剤もお土産用に売ってましたよ。
アクセス、駐車場
塩原温泉旅館 秘湯の宿 大出館 住所:栃木県那須塩原市湯本塩原102 電話番号:0287-32-2438
大出館へのアクセスは東北自動車道西那須野塩原インターチェンジから約23.3キロ、車で約34分の道のり。
もみじ谷大吊橋から約15.2キロ車で約25分。史跡鍾乳洞 源三窟から約6.5キロ車で約16分。JR西那須野駅から約29.1キロ、タクシーで約45分。
私の地元桐生市街地からは約138キロ、直行の場合は車で約126分でした。
宿も真ん前は宿泊者専用との事でそこより一段上の坂10台くらい停められる駐車場、さらに上にも駐車場がありました。
大出館さんは、とてもよいお風呂ばかりです。
特に墨の湯は格別ですが、天候に左右されるため、なかなか黒がかったお湯にはありつけません。そのためか、うっすらとした黒みがかることが、しばしばです。
女性専用の時間帯が設定されていますが、宿泊する客は1時からチェックインなので、1時きっかりに来る宿泊する客なんか当然のごとく無く2時前後になる。そうすると、女性専用時間が2時からだから、バッティングしてしまい右往左往するも入浴する。別に女性の裸見たかないが、時間が時間だけに長湯していると文句を言う輩がいる。そのくせ、輩も長湯していたりする。
でも、この大出館は、紙張りにきちんと服を着てから、次のお湯へと書いてあるが常連客は、タオルを巻き巻きして移動をする移民族である。ゆえに、男性も女性もタオルを巻き巻きあちらこちらのお湯へはしご。
墨の湯から、女の湯へ平気で入るおじさんも😊✌️でも、これが昔ながらの混浴スタイルなんでしょうね✨
つくば星人さんへ
コメントありがとうございました。たまたま行った時に黒湯だったですが、いつも黒とは限らないんですね。色々知らないわからなかった大出館情報、お風呂に入りに行く人が助かります。ありがとうございました。