史跡鍾乳洞源三窟に行った
史跡鍾乳洞源三窟に行った
史跡鍾乳洞源三窟は塩原温泉街の端にあり、源頼朝に追われた源義経の家臣である源有綱が追ってから隠れていた洞窟であるとされてる所。地中内部は約50mと短ったかので鍾乳洞なのか?洞窟なのか?の判断は難しいところ。「史跡鍾乳洞源三窟」の「史跡」は、国や県などの指定史跡ではなく単なるネーミングでしたが、それでも内部は源有綱一派の落人生活が人形で再現され、ガイドのアナウンスも流れていて観光しやすい場所。また地上に出た後に見られた武具資料館は古い甲冑や刀剣、火縄銃、大名籠などなど展示物が多い。
下にある駐車場からの入口は赤い太鼓倍、山門、句碑、記念撮影用の武者姿姫姿の穴あきパネルもあって、歴史を感じさせてくれる造りでワクワク。
源氏の隠れ岩屋と書かれた山門の柱は那須の旧家で風雪に耐え政庁した樹齢およそ150年の夫婦欅で家主の事情で伐採となったものを後世に残そうと原木の形を生かした門柱としてるそうです。門柱横の句碑は辻寛歩作「伝え古る源三窟の紅葉かな」
さて、門をくぐと石段の数は111段。第二駐車場からなら石段は上らなくても鍾乳洞入口まで行けます。
スロープもある石段は歩きやすかった。
石段を上りながらも遊び心ある文章とあど何段のカウントダウンがあって頑張れました。
111段上りきると「人生に卒業はない」確かに・・・・手前ベンチが屋外休憩所、後ろの建物が屋内休憩所。
上りきった場所は見晴らしもよく、ベンチもあって休憩もできるし、長生きの水も飲めるようになってました。
左が拝観チケット売り場、入洞口と書かれた看板の向こう側は売店、右側は屋内休憩スペース。
また源氏の家系図を書いた説明パネルや子宝地蔵尊もありました。
洞窟内で身を隠していた源有綱公墓碑もあって、洞窟に入る前か歴史的気分が高まりました。
目次
・観覧料金、割引、営業時間
・鍾乳洞の様子
・武具資料館(宝物館)の様子
・猫の「茶々」
・感想や口コミ
・アクセス、駐車場
観覧料金、割引、営業時間
拝観料金見学料金は高校生以上600円、小中学生400円でした。公式サイト割引クーポンをスマホで見せれば50円割引。
営業時間は4月11月まで8時30分から17時まで、12月から3月まで9時から16時まで。定休日はなかったですが不定休でした。
また史跡鍾乳洞源三窟は鍾乳洞見学+武具資料館(宝物館)セットが基本の観覧料金でしたが、武具資料館(宝物館)だけの観覧見学もできて300円になってました。
鍾乳洞の様子
いざ!鍾乳洞へ。
入ってすぐ一休さんが史跡鍾乳洞源三窟はどんな所なのか。源有綱はどうなったのかなど温泉で説明してくれました。
奥に進むと先ほど一休さんが説明してくれた源有綱が捕まってしまった原因である米とぎの様子を表現してる人形がありました。
今度は源有綱など3人が話してる音声が流れ、この中での落人の生活の様子が再現されてました。
ここからさらに下に潜っていきましたが、超絶狭い。頭をぶつけないようにかがめて、横も1人歩けるぐらいの幅。
有綱神社
小さかったですが、源氏の塔という鍾乳石。
とにかく超絶狭かった~
こうもりの窟
約50mと短い洞窟でしたが、石灰岩を説明してるコーナーや、この鍾乳洞ができた地質や自然の力の説明があったり、昔の横穴の部分、石筍の間や賽の河原など距離は短いけど見どころはあって、それぞれ説明書きや音声ガイドが流れて退屈はしなかったです。
短いから音声ガイドや説明書きを見ながら歩いても鍾乳洞の所要時間は10分程度でした。
武具資料館(宝物館)の様子
真偽はわかりませんが、出入り口にあったのは安土桃山時代の庭園灯篭、大名籠、籠槍、象牙、甲冑。
三十畳ぐらいの広さだったかな?中はお宝で一杯でした。
真ん中の甲冑は崩れそうなほどボロボロですが、洞内より発見された甲冑で鎧の背中側に3人の武者姿の幽霊が写ったという事で日本テレビの特ダネという番組にも出た事があるそうで、番組中の写真や出演者のサイン色紙なども飾ってありました。展示はその背中側を向いてて、ん・・・黒っぽくなってる部分が亡霊??かな?
戊辰戦争と時に鶴ヶ城攻撃の時に使われたと伝えられている大砲。重要文化財ものでもおかしくないのですが、むき出し展示で触れるようになってるころが、太っ腹。本物だったらラッキー。
かなり割愛しますが、この宝物館は小さいながらも数々の色々な年代物があって、よくここまで集めたなぁ~と感心するほど。甲冑、刀剣、火縄銃、槍などなどの歴史もの以外に数々の化石や紙幣などじっくり見て回ったので鍾乳洞より所要時間も長く、歴史ものが好きな私はこっちの方が楽しめたかな。
武具資料館(宝物館)を出た所は売店、お菓子類は少なかったけど、化石やストーン、民芸品などのお土産の種類は多かった。ちなみにランチなど食事できる場所はなかったです。
猫の「茶々」
動物ピースにも出てた猫の「茶々」、行った時は見当たらなかったのですが、隣の妙法寺の方に歩いて行ったら、境内の方から出てきてまたどこかへ。
今度は茶々と名前を呼んであげたら、ダッシュ。
近くに来て少しだけナデナデ。今度は聖音尊の先の方まで遊びに出かけてました。
感想や口コミ
史跡鍾乳洞源三窟は事前情報を調べずに行ってきたので、過去行った事がある飛騨大鍾乳洞や大谷資料館、小平の里鍾乳洞などのように、内部は寒いだろうと思い込み厚着して行きましたが、冬でも約15℃ぐらいあるそうで風がない分外より温かく、寒さ対策はあまり必要ではなかったです。夏場なら涼しいと思いますが約50mだからヒンヤリもちょっとだけかも?
洞内は少しだけ鍾乳石などもありましたが、鍾乳洞と思って行くとちょっとガッカリしちゃうかもという場所です。個人的には歴史が好きだから、人形で源氏の落人たちの生活風景も楽しかったし、最後の展示資料室も平家の里にある平氏の落人たちの農村道具類を見てるよりは、歴史ロマンにふける事もできて行ってよかったと思える場所でしたがね。ただ本物なら、重要文化財などに指定されてもおかしくないような物ばかりだったので、そこはちょっと怪しかった・・・・それでもロマンは掻き立ててくれたから見応えありました。でも、面白いですよね~。塩原温泉は源氏の落人、近くの湯西川温泉は平家の落人。
さて、史跡鍾乳洞源三窟は歴史に興味のない人なら・・・・・微妙な所かも知れませんが、子供なら、洞内は冒険感あるし、人形もあるから楽しめるような気はします。
子供用の甲冑もあって記念撮影(1,000円)もできるそうです。また崖下駐車場から同じ頃に上ってきたおばちゃんグループは、観覧せずに売店と猫ちゃんだけを楽しんでました。こういう楽しみ方もここにはあるみたい。
隣の敷地?には子育て聖音尊
可愛い赤ちゃん地蔵発見!
また隣は廃寺?妙法寺は境内荒れてたけど、茶々以外のデブデブな猫もいて楽しめました。
アクセス、駐車場
史跡鍾乳洞源三窟 住所:栃木県那須塩原市塩原1118 電話番号:0287-32-2338
史跡鍾乳洞源三窟へのアクセスは東北自動車道西那須野塩原インターチェンジから約16.7キロ、車で約23分の道のり。
もみじ谷大吊橋から約8.4キロ車で約10分。湯っ歩の里から約1.5km車で約3分。JR西那須野駅から約22.5キロ、タクシーで約33分。
私の地元桐生市街地からは約131.4キロ、直行の場合は車で約115分でした。
無料駐車場は二ヶ所。塩原温泉街から史跡鍾乳洞源三窟へ向かうとまずあるのが崖下の駐車場、ここに停めると史跡鍾乳洞源三窟まで階段を使って上まで上る必要あり。
崖下の駐車場を無視して先に進みこの一帯を回り込むような道に入ってくると崖上の駐車場に出ます。
第二駐車場
この駐車場からは鍾乳洞入口はすぐでした。
混浴入浴 水着 入浴専用の湯浴衣 等の着用は 可能でしょうか。
ワイフは片方乳房が無いのでご配慮いただけると、嬉しいです。
関東地方 70台夫婦です。
塚本 勝美様
史跡鍾乳洞のページのご質問なのでちょっとわからないです、宿でしたら宿へ、共同浴場ならすでに入浴された方に聞いた方が良いと思います、バスタオル巻きは敬遠されますが、湯浴みは大体OKではないかと個人的には思っております