人力車&昭和レトロ館に行った
人力車&昭和レトロ館「新風亭」に行った
人力車&昭和レトロ館は2015年那須高原に開館した明治、大正、昭和などで活躍した歴代の人力車12台と昭和の街並みや文化を再現してる「温故知新」をテーマにした博物館。
無機質で静寂に満ちた博物館と違い、気さくで温かみ溢れるご夫婦がお出迎えしてくれて、元車夫であった館長の遠藤良一さんは、熱く熱心に館内や人力車の説明などをしてくれます。この博物館で再現されてる映画館や銭湯などの街並みは館長の故郷である東日本大震災で被災した福島県富岡町の昭和時代がモデルらしい。だから単に骨董品が置かれてる博物館と違い、当時の暮らしや生活ぶり、町の看板一つでも当時の飾り方まで見事に再現してる。
入口両脇にはアトムと鉄人28号の像、そして真正面には昭和の名車セドリックが展示されてました。
住所:栃木県那須郡那須町高久西山5805-22、電話番号:0287-74-5333
入館料:高校生以上1,000円・小中学生600円・幼児無料、駐車場:無料、開館時間:9時~17時30分、休館日:不定休※冬季期間(1月~3月は臨時休業あり)
ペット入館可(抱っこまたはキャリーバック使用)、3月24日(人力車の日)と4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)は入館料半額
目次
・館内の様子と感想や口コミ
・パンフレット
・アクセスと駐車場
館内の様子と感想や口コミ
入口入ってすぐチケット券売機にて入館料の支払い~高校生以上1,000円・小中学生600円、JAF会員証割引や那須観光協会前売り割引チケットとか調べたけどこの時割引クーポンなどはなかったです。
有田焼と思われる巨大花瓶や大砲のような形をした発電機があり、自動ドアが開いて奥さんが「いらっしゃいませ~」と笑顔で出迎えてくれました。館内に入ると広めなホールとなっていて左側に人力車が飾ってありました。
奥さんが笑顔でこちらからどうぞ~と。昭和レトロ館へ。「ご自由に写真撮ってくださいね~」中に行くと館長のご主人登場!昭和のカレンダーなど簡単に昭和の文化を江戸っ子のような語り口調で熱く説明してくれました。
おまわりさんの帽子をかぶって記念撮影
銭湯の番台で記念撮影と、人力車&昭和レトロ館「新風亭」では記念撮影スポットが色々と。
タイムスリップしたような感じになった昭和時代の路地。タバコ屋には昔のタバコやマッチなども飾ってあってリアル感抜群。
年がバレますが、昔は家の路地によくケンケンパの〇印がチョークで書かれてたんですよね~。
オロナミンCの看板は、昔は壁に貼ってあったのもありましたが、路地によく飛び出してたんですよね~。これを昔のまま再現してるのは感動しました。ここはまじにリアルに凝って再現してる~。
通りっぱたにこのコンクリでできた箱もよく置いてありましたよね。写真ではわかりにくいですが、そんなに大きなものじゃないんです。昔はこの程度の大きさのゴミ箱で間に合ってたんだから、現代はパックゴミやプラゴミペットボトルなどなど昔よりゴミの品種も多くなってこのサイズじゃ入りきれない・・・・・
私がちっちゃな頃まだ民家と民家の路地はこんな道幅だったなぁ~
長屋の中は当時の生活品も多数、昔の冷蔵庫や台所用品などなど、上がりこんで記念撮影もOKなんだそうです。
通りに面してる民家にはホオズキやかんぴょう、干し柿などが吊るされてました~!昔よく見た光景に・・・ここまで再現すてるのか~と感動!
私にとってちっちゃな時に見てた光景の数々、当時の街灯や駄菓子屋、写真では紹介しきれないほど当時をありのままの姿を再現してました。
民家路地の次は「街」、昔の中心地。ここは天井が高く広々としてて写真は一部ですが色々なお店がありました。昭和50年代頃にあったヤマハのJOGをベースにしたミニカー登録の日本グランドピアピアは乗車して撮影可能。
街のパチンコ屋は手打ち式のパチンコ台もあって、何台かは故障中でしたが、玉も用意されて実際に遊べるようになってました。こういうレトロ展示の博物館的な所行ったりしましたが、どこも触らせないような展示でしたが、この人力車&昭和レトロ館「新風亭」は触らないでくださいという注意看板なかったような気が・・・今思えば。だから小さな家族連れでも安心して見学できる所じゃないかと。
現代は大体の街はシャッター商店街だと思いますが、シャッター商店街の狭い路地先はこんな街並みもありました。
昔の映画館は映像が流れていました。
ポスター通りという通路は戦後から男はつらいよシリーズやトラック野郎、釣りバカ日誌など昭和を代表とするポスターがズラリと並んでました。ここで昭和レトロ館は終わりですが、上の写真などはごくごく一部、昭和の世界にタイムスリップしたような街並み、生活用品などなど見応えタップリ。昭和40年~50年を過した人はノスタルジーに包まれるかと。ここまで再現力高いとそのうち映画やTVのロケで使われてもおかしくないなぁ。
昭和を知らない世代の人にも館長の「この時代を後世に伝えたい」というリアル感があるから、タイムスリップして昔の調理器具などなど生活用品を見て楽しめるんじゃないかな。
ポスター通りを出ると人力車のあったホールへ。当時大ヒットしてたホンダcb750four、私はバイクに乗せてもらったのがこの青いタイプ。めちゃくちゃ飛ばされてジェットコースターより怖かった思い出があります。
人力車のコーナーになると!再度館長が熱く語ってくれました。写真は明治時代の1人乗りタイプ。
館長の説明がなかったら人力車の後ろは多分見なかった。絵が書いてある人力車って初めて知ったし、写真右は今浅草で実際に走ってる人力車でワイドボディ。どこかの観光地で1台を見かけたりしますが、一同に見るのは初めてだったし、人力車にも色々なタイプがあるのも初めて知りました。
館長と記念撮影。
そして昭和のジュークボックス、お金入ってるから好きなの選んで~と、昔よく聞いたアリスのチャンピオンやピンクレディUFOなど
天地真理やキャンディーズ、松田聖子、中森明菜、山口百恵、桜田淳子などなつかしのレコードも。
ランチが食べられる食事処やカフェなどなかったのですがホールにあった休憩テーブルにおもちゃが置いてあって遊べるようになっていたし、テーブルの脚部分は昔の足漕ぎミシン風とこんな所までこだわってた・・・
20名以上の団体で入館したなら館長による大太鼓の演奏もあるそうです。
行く前は骨董品が陳列してあるだけの博物館だろ~と思ってましたが、内容の濃さ、昭和の世界の再現性のレベルの高さにはビックリ!と感動!本当にタイムスリップしてその時代に行ったような絵になる写真は撮れるしと。横浜のラーメン博物館や伊香保おもちゃと人形自動車博物館も昭和の街並みなどを再現してますが、リアル性ならこっちの方が上。
館長曰く「今の時代の人に昭和というこんな感じの文化を知って欲しいし、人力車という日本しかない乗り物を後世に伝えたい」という想いから「人力車&昭和レトロ館」を作ったそうです。その思いが伝わってきた完成度の高い博物館でした。でも館長曰く「未完成だから」だそうです。これからも何は増えるのかな?笑顔で話しかけてくる奥さんも素敵だったし、アットホームで居心地の良かった博物館でした。
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パンフレット
人力車&昭和レトロ館「新風亭」パンフレット
人力車&昭和レトロ館「新風亭」チラシ
アクセスと駐車場
人力車&昭和レトロ館へのアクセスは東北自動車道那須インターチェンジから約4.8キロ、車で約8分の道のり。
近くの周辺観光スポットは小さな万華鏡美術館、那須テディベアミュージアム、那須りんどう湖レイクビュー、トレジャーストーンパーク、那須オルゴール美術館、那須とりっくあーとぴあなど。
建物の真ん前に無料駐車場
コメント/口コミ