四本龍寺に行った(見どころ/口コミ)
日光の社寺内にある四本龍寺に行ってきた。
世界遺産日光の社寺は連日観光客で賑わってる観光地なのですが、あまり四本龍寺の存在を知ってる人は少ないようで東照宮が大混雑してた日に四本龍寺にも行きましたが、まったくと言っていいほど観光客がいなかったです。
でも、この四本龍寺は、日光の社寺ができる基となったお寺なんです。勝道上人が、日光開山した時に最初に建立した歴史深いお寺で、昔はこのお寺が日光の中心だったそうです。
四本龍寺
住所:栃木県日光市 山内2300輪王寺内
拝観料:無料(内部拝観はない)
拝観時間:(4月~10月)8時~17時(11時~3月)8時~16時
休業日:基本的なし
御朱印授与所:ない
駐車場:近隣利用
目次
・見どころと感想や口コミ
・【2023年】行事など
・アクセス、駐車場
見どころと感想や口コミ
四本龍寺は神橋の方から見たら、輪王寺の右斜め下辺り、神橋の交差点の信号の奥の林の中と思ってもううと判りやすいかも。なお本宮神社との奥に四本龍寺がありました。
私は日光東照宮から華蔵院坂を歩いて神橋方面に散策してきたら、日光幼稚園のグラウンドが見え奥に四本龍寺の建物が見えました。
グラウンドの脇に四本龍寺に向かう道があり、そこが石垣と石畳の道だったから歴史ある道って感じがしました。
幼稚園のグラウンドから見えていたのは重要文化財である「四本龍寺観音堂」でした。拝観料は無料。
近くにあった説明パネルには『天平神護二年(七七六)大谷川を渡った勝道上人一行は、この地に草庵を結び、四本龍寺を建てた。その後、大同二年(八〇七)下野国司、橘利遠が千手観音を祀る堂を建立。四間四方(約八メートル)。二社一寺の建造物で唯一素木造り。明治七年に、金剛童子を合祀したので「金剛堂」とも呼ばれる。下野三十三観音巡りの第三札所。』と書かれていました。
776年ってどんな時代か調べたら、光仁天皇が治める平城京の奈良時代、まだピンとこないと思いますが、この20年前後前に東大寺大仏殿や唐招提寺が完成したからかなり古い時代というのがわかりました。
この観音堂ができた807年は?平城天皇が治める平安京の平安時代、前の天皇が桓武天皇だから平安時代になったばかりって感じの年代ですね。
また、本尊に千手観音、脇尊に不動明王、五大尊、勝道上人だそうです。
今現在も歴史を感じる雰囲気なのですが、四本龍寺は治承元年(1177年)明徳2年(1391年)大永2年(1522年)永禄5年(1562年)貞享元年(1684年)と五度も大火で焼失してるそうで、今見てるのは最後の大火後に再建されたお堂。
観音堂の横にあったのが重要文化財の三重塔、見た目は観音堂より新しさを感じました。
近くにあった説明パネルには『日光山二十四世座主弁覚が、将軍源実朝の供養のために仁治二年(一二四一)に東照宮境内付近に建立。その後この地に移された。貞享元年(一六八四)の大火で焼失、翌年再建されたのが現在の塔である。三間四方(約六メートル)。最下層の蛙股に十二支の彫刻がある。隣接の不動明王と石の護摩壇は日光修験の峰修行の遺跡である。』と書かれてました。見た目綺麗でしたが塗り直ししたのかな?
この三重塔は最初は別場所に建てたという1241年とは、源頼朝、頼家、実朝の源姓の将軍の鎌倉幕府時代、次の藤原頼経が将軍になって少し経った年でした。
見どころは、四方に日光東照宮を思わせるような十二支の彫刻もあり、三重塔を一周してきました。
これが説明パネルに書いてあった不動明王と石の護摩壇。
これが紫雲石。これが四本龍寺を建立するきかっけとなった伝説の場所だから見どころの一つです。
『ここから西南に少し離れた唯心院境内の礼拝石で、勝道上人が、ある日、礼拝をささげた折、この石の辺りから紫の雲が立ちのぼり、男体山の方へたなびくのを見たとうことから、紫雲石と呼ばれる。そしてこの地を四神守護の霊地として、四本龍寺を建てたという。現在は、観音堂、三重塔のみだが日光発祥の地(創建時はもっと離れた別場所だったみたい)であり、奈良、平安時代の日光の中心地であった』
昔は日光の中心だったとは思えないほど、私以外の観光客も見かけず静かな場所でした。寺務所もないからお守り、おみくじなどもないし、勿論御朱印などもなかったですが、ゆったりと歴史ロマンに浸るには良いお寺でした。
【2023年】行事など
5月18日観音堂にて開創会
アクセス、駐車場
四本龍寺へのアクセスは日光宇都宮道路日光インターから約2.9キロ渋滞なければ車で6分。清滝インターからは約4.6キロ渋滞なければ車で8分の道のり。
東武日光駅から約1.7キロ歩いて約25分。駅からバスに乗っても近くまで行ける。
日光二荒山神社から約995m歩いて約12分。輪王寺から約504m歩いて約7分。日光東照宮から約810m歩いて約10分。日光二荒山神社別宮本宮神社から目の前。神橋から約193m歩いて約3分。金谷ホテル歴史館(侍屋敷)から約1.2キロ歩いて約15分。日光田母沢御用邸記念公園から約1.2キロ歩いて約15分。
華厳の滝から約15.1キロ渋滞なければ車で約21分。日光二荒山神社中宮祠から約17キロ渋滞なければ車で約26分。中禅寺立木観音から約16.6キロ渋滞なければ車で約25分。日光湯元温泉街から約28.3キロ渋滞なければ車で約39分。
四本龍寺には専用駐車場はなかったので、日光の社寺近隣の駐車場を利用。日光東照宮駐車場や輪能寺第2駐車場からなら割りと近いです。
コメント/口コミ