(新型コロナ対策休館中)桐生自動車博物館に行ってきたよ
桐生自動車博物館に行ってきたよ
桐生に自動車博物館があるのご存じでしょうか?
たまたまネットをウロウロしていたら偶然に発見しました。車好きの私にはぴったりの場所という事で早速行こうと思いましたが、開館日が1か月に1日だけのようで、カレンダーに○をしてその日が来るのを待ちました。
桐生自動車博物館の外観です。桐生市内でアチコチに見られるノコギリ屋根の建物ですが、この博物館のモノは約80年前に建てられた大谷石作りのノコギリ屋根工場で今は登録有形文化財に指定されてます。
この外観と門だけを見ても西洋の古城っぽく見える感じさえします。駐車場はこの門を通って奥にありました。
駐車場側から見るとこんな感じです。正面から見るのとオシャレな古城って感じですが裏から見ると工場だったという雰囲気が残ってました
桐生自動車博物館DATA
住所:桐生市広沢町6-850-5
電話番号:0277-52-7927 (開館日のみ)0277-22-2417 (開館日以外)
開館日(基本月に1回の日曜日):新型コロナウイルス」流行のためしばらくの間 臨時休館中(再開は公式サイト確認してください)
開館時間:10時から15時まで
入館料:500円 駐車料金:無料
目次
・館内の様子、展示車両
・感想と口コミ
・アクセス、駐車場
・近隣の自動車関連施設・イベントの紹介
館内の様子、展示車両
正面入り口です。なんかお城の中に入るような素敵な玄関でした。
受付で入館料500円を支払いました。
小さい入場券をもらいました。
館内に入ると往年の名車がずら~と。ヴィンテージカーだらけです
桐生自動車博物館は日本を代表するノコギリ屋根には日本を代表する名車クラウンだろうという事でオーナー(前原内科医院の先生夫妻)が個人で運営してる博物館のようです。
オーナーがトヨタ博物館とも交流があったからこそ桐生クラシックカーフェスティバルで所蔵されてたトヨタ2000GTとかも展示ができたんですね~となんとなく理解できました。
落ち着きあるオシャレな内装なので車が引き立ちます。ほとんどの車はナンバーがついていて実働可能というから凄いじゃないですか!!
RS31型初代トヨペットクラウンです。古さを感じさせないこの艶。この時代のアメ車っぽい曲線の美しさに惚れ惚れしてしまいました。
車の前には説明パネルもあるので、車の事があまりわからない方でもこの目の前のクラウンがどういうものか、どういう存在だったのかがわかります。私自身も古さはわかりますが個々の詳しい事までわからないのでこういう説明書きがあったので読みながら楽しむ事ができました。
オーナーはとても優しそうな感じのよい方で私を含め館内には他のお客さんもいましたが、目配りしつつ時おり車の説明やボンネットを開けてエンジンを見せてくれたり、観音開きドアも開けて車内を見せてくれたりとサービス精神も旺盛でいい雰囲気の中じっくりと車を見て楽しむ事ができました。
今の車には見られない曲線だけの美しいフォルム。素晴らしいです。
トヨペットマスターラインRS261型。動く車は何と!ここにあるこの1台だけっていうから凄いじゃないですか!!
年代ものですから動かす為にワザワザ特注で部品を作ったのでしょうか?所どころ新品パーツですが動かすという熱意が伝わってきたエンジンルームでした。
昔の車ってハンドルが細いんですね~私も昔々高校3年の時に運転してた車のハンドルを思い出しました。
昭和40年型2代目クラウンMS41、説明書きを読むと人気車だったそうです。
こうやって見ても昔のクラウンってアメ車っぽい雰囲気ですね。そうそう館内はストーブがありますが冬は寒いんですとオーナーが言ってました。
最近はほとんど見かけなくなりましたが、クラウンに限らず昔はウッディワゴンちょくちょく見かけて走ってましたね~この車は桐生~熊本まで走ったそうです。
三代目クラウンMS50型です。別名白いクラウンと呼ばれていたそうです。
四代目クラウンMS60型、別名クジラのクラウンと言ったそうです。私は物心ついた歳になったのでこのクラウンをよく見かけて懐かしい感じがしませいたが、その頃世間では3代目からの外観上の大きな変貌ぶりからあまり売れなくてクラウン史上の失敗作だったようです。
前から見ても後ろから見てもそんなにカッコ悪く見ないんですけどね~。
くじらのクラウンのワゴンです。この車は個人的に思い出深い車だったのでこの歳になってまた見られるとは思わなかったですね。
ハードトップもありました。
初めて見たMS53型クラウンワゴンとMS55型クラウン
う~~ん、時代を感じるフォルムと塗装。
窓からの採光と白を基調とした落ち着いた雰囲気の中でじっくり車を見させて頂きました。
おっと!!まさかの奥さんからコーヒーのサービス!!
落ち着いた部屋のソファで大好きな車を見ながらお茶が飲めたのでとても幸せな気分になりました。
桐生自動車博物館は車だけでなく、奥さん(前原瑠美子さん)の絵のギャラリーにもなってるんです。
奥さんは文化交流でルーブル美術館にも飾られた事がある腕の持ち主だそうです。私は絵に対する良しあしがよくわからない人間ですが、花瓶にある花が生きてるように立体感あって浮き出てる感じがしたのは事実です。花の美しさは目に焼き付きました。
桐生自動車博物館は往年のクラウンだけでなくRVコーナーもありました。こちらの展示ブースはクラウンブースと違ってちょっとオイル臭い部屋でした。
ランクルやハイラックスサーフがなどトヨタの歴代RV車が展示されてました。
1979年式のランドクルーザー、個人所有は当時ほとんどなかったそうで現存するのは100台以下であろうという貴重な車だそうです。
新車近いほどよく手入れされててもの凄いいい状態の車でした。
ランクル消防車もありました。
1964年型ランドクルーザーFJ45LVです。アメリカから日本に帰ってきたそうです。
クラウンブースに戻りオーナー夫妻にご挨拶して帰る事にしました。
感想と口コミ
文化財なれど古城風なオシャレな外観だけでも見る価値ありますし、なんと言ってもオーナー夫妻の人柄がとてもよかったのでかなり雰囲気のいいMUSEUMでした。
私の場合はじっくり大好きな車も見られましたし、絵が好きな人は絵をじっくり見に行くのもいいと思います。車も絵にも興味がない人でもコーヒーを落ち着いた雰囲気の中で飲めるのでカフェとして立ち寄ってもいいんじゃないかと思えるほど、しっくり落ち着いた場所でした。
個人でこんな素晴らしい建物や古い車を何十台も維持するのはお金も労力も大変だと思いますが、これから先も古き良きものを後世に残す為に頑張ってください。
私は雰囲気がよかったのでまたいつか行くと思います。
と~2度目も行ってコーヒー飲んできました。
パンフレット
桐生自動車博物館パンフレット
アクセス、駐車場
桐生自動車博物館へのアクセスは北関東自動車道太田藪塚インターからなら約11キロ、車で約25分、太田桐生インターからなら約7.1キロ、車で約15分。
藪塚温泉から約5.8キロ、車で約13分。
JR桐生駅から約6キロ、タクシーで約15分、新桐生駅から約4.2キロ、タクシーで約10分。
国道50号線、賀茂神社前交差点近く、彦部家住宅も近くなのでその道路看板を目印にしてもいいかと思います。
近隣の自動車関連施設・イベントの紹介
・桐生自動車博物館館長が主催者で年に一回開催されるイベントの様子→クラシックカーフェスティバルin桐生
・伊香保おもちゃと人形自動車博物館、そこの館長が主催してる年に一回開催のイベントの様子→前橋クラシックカーフェスティバル→高崎クラシックカーフェスティバル
・伊香保温泉にあって頭文字Dの世界が楽しめる→レーシングカフェ・ディーズガレージ(D’z garage)
・少し遠いがバットマンカーやデロリアン、ボンドカーなどの映画やドラマに登場した車が見られる→那須Psガレージ
詳細な紹介記事 誠に有り難うございます。毎月の開館日も更新頂き恐縮です。変わりばえしませんが是非もう一度ご来館下さいませ。お待ちしております。
館長様コメントありがとうございます。訪館時は貴重な車の丁寧な説明をして頂きありがとうございました。オシャレで居心地に良いギャラリーだったので是非また伺わせて頂きます。