日光湯元湯元源泉地と湯ノ平湿原地に行った
奥日光湯元温泉の観光スポットでもある湯元源泉地と湯ノ平湿原地に行ってきました。
日光白根山などの山々からの雪解け水や雨水が染み出して湯ノ平湿原地ができたそうで、反対側の山側の地下は熱くそこに先ほどの白根山からなどの地下水が温められて奥日光湯元温泉の源泉となるお湯が沸きだしてる所が湯元源泉地となってます。
湯元源泉地と湯ノ平湿原地、どちらもぬかるみとなってますが遊歩道があるから濡れないで行ったり見たりする事ができました。
だから左側は湿原地、右側は源泉地とセットのような場所になってます。
明治初期の日光湯元温泉の絵図を見ると湯元源泉地が沸騰してるように描かれてるのがわかるから昔から相当熱いお湯が出てたのでしょうね。そして樋を並べて今は存在しない共同浴場へお湯を流していたのも描かれてました。
正直この場所は地味な所ですが地味なりに行く時間帯などで楽しみ方がちょっとだけ広がります。
目次
・湯元源泉地の様子と感想や口コミ
・湯ノ平湿原の様子と感想や口コミ
・アクセスや駐車場
湯元源泉地の様子と感想や口コミ
温泉寺から湯ノ平湿原の遊歩道を歩いて行く事もできます。ここではお湯がボコボコ湧いてます。あたり一面硫化水素臭がプンプン匂ってました。
屋根のある所はかなりの高音のお湯が沸き出してる所です。湯本温泉の源泉の泉温は最高78度なんだそうです。屋根の中を見たくなるのが心情ですが硫化水素も噴き出してるから息を止めてるのは別として普通に顔は近づけない方がいいかと。
遊歩道になっていて散策できます。水溜りみたいな所もボコ、ボコと泡が出てお湯が湧いてます。触ってみたらヌルイお湯でしたが、熱い所もあるかもなので触る時は慎重に。
草津温泉で例えるなら規模の小さい西の河原公園といった感じの場所になってました。
この源泉地は修学旅行の観光スポットになっていて、夕方は子供たちで混雑してる時もあります。「今日はここで沸いた温泉のお風呂だからね~」と言ってたのでこれを見た後に日光湯元温泉のホテルに泊まるようです。
これはおおるり山荘の源泉です。日光湯元温泉宿一部を除いて大半はこの源泉地から湧出した源泉を使ったお風呂という事だそうです。
山側にあるこの小屋の前を通るとボコボコ音がしてると思いますが、ポンプで宿へお湯を送ってる建物なんだそうです。
源泉の硫黄成分で説明案内も変になっちゃうみたい。遊歩道の板はたとえボロボロでも今年新品だった~なんて事もあるそうです。
温泉源の由来「湯元温泉の発見については資料が乏しく定かではないが一説によると日光開山の祖と仰がれる勝動上人が延暦9年(788年)この温泉を発見、背後の山を温泉ヶ岳と名づけ、その頂上に薬師瑠璃光如来を祀り、そこに湧出する温泉を薬師湯(瑠璃湯)と名づけたと言われてる」
さて湯元源泉地での楽しみ方というか遊びです。これは早朝散歩ツアーでガイドさんが見せてくれました。用意するものは綺麗な50円玉です。
上の写真ではわかりにくいですが、紐をつけた50円玉をお湯が沸いてる所に入れてます。源泉地に行くと白濁してたりする場所もありますが、無色透明のお湯が触ると熱いぐらいの所に50円玉を入れましょう。ちなみにお湯は最初無色透明で空気に触れて酸化して濁るようだから、無色透明でボコボコしてる所に新鮮なお湯が沸いてるという事になります。
10分ほどピカピカな50円玉をお湯につけて取り出すと黒ずんで汚くなった50円玉になってきます。子供さんがいる家族連れなら見せると子供さんビックリするかも知れません。
湯元温泉のお風呂場にはどこも「金属のアクセサリーをつけて入ると変色します」の掲示があると思いますが、まさにコレです。特に銀に反応して変色するから実験に用意するのは50円玉がいいようです。わずかな時間でピカピカだった50円玉が黒ずんでしまったのはビックリしました。なおわずかな時間で黒ずんだ部分は表面だけだから砂消しゴムで落とすとピカピカに蘇るそうです。
さて、源泉地では無色透明、白濁、緑っぽく濁った湯があります。先ほど無色透明が酸化して白く濁る話を書きましたが、早朝散歩ツアーでガイドさんが緑色のお湯について語ってくれました。緑色に見えてるのは緑色硫黄細菌という光合成をするバクテリア?の色だそうです。なんか細菌というネーミングだと引いちゃう感じですが、これは地球の山が沢山噴火してた時代からいる生き物で光合成で酸素と硫黄を排出するそうです。今地球に酸素があるのは、まずこの緑色硫黄細菌のおかげなんだそうです。日光湯元温泉宿の風呂は白濁か緑色ですが、緑色だったなら太古の成分の温泉と言っても過言でもないかも~。この話を聞いてからは酸化してしまった白濁の湯より緑色の方がお湯が新鮮の感じもして、しかも太古のロマンまで感じるようになってしまいました。
さて、湯元源泉地の一番奥は立ち入り禁止になってます。お湯が沸いてる所と立ち入り禁止の部分は熱くて危険以外にも理由があるみたいでした。奥日光湯元温泉のお湯はこの辺りだけでなく光徳温泉日光アストリアホテルや遠く離れた中禅寺湖温泉も実はこの場所からお湯を引いてます。
話によると昔、昔と行ってもそう昔の話ではないですが、中禅寺湖の観光業の人たちが私らの所にもお湯を分けてくださいと日光湯元温泉にお願いしたそうですが貴重なお湯だからと断れたそうです。あきらめなかった人たちは今度知事さんに頼み込み、自然に沸いてる場所ない現在立ち入り禁止部分からボーリングしてお湯を取り出して、赤松のくり抜き樋で戦場ヶ原を通して約12キロ離れてる中禅寺湖までお湯を引っ張たそうです2mの赤松を1万本、繋げに繋げたから接合部はお湯が漏れて完成まで約半年、お湯が流れた~と思ったら冷たすぎて入れなかったそうです・・・今はパイプで加温されてるから入れますけどね。そういう歴史のある場所が湯元源泉地の中の柵で囲まれてる立ち入り禁止部分だそうです。
いつでもしてるワケでもありませんが、源泉ライトアップされてる日もありました。湿原地の遊歩道から見ると暗闇に浮かびあがって幻想的に見えました。
ライトアップされた温泉小屋の前で記念撮影しました。遠くから見ると幻想的でしたが・・・個人的には照明の色を青色か紫色にしたらもっと幻想的だった気がしましたが、昼間見た湯元源泉地と見え方が違ったので楽しめました。
湯ノ平湿原の様子と感想と口コミ
湯元源泉地では50円玉を使って実験するという楽しみ方がありましたが、湯ノ平湿原は風景を楽しむというぐらいしかないかも?
湿原の中にある遊歩道は建て替えられて新品で綺麗になってました。
秋に行くと山々の紅葉をバックに湿原を見る事ができます。
春になって行くと日光白根山側の山に残雪がありそれを背景に湿原の姿を見る事ができます。遊歩道自体は100mぐらいかな?だから湿原自体も思ったほど広くはなかったです。
朝早く行くと猿や鹿などの野生動物に遭遇する可能性もあって、私自身は朝と夕方にお猿さんを見かけました。
アクセスや駐車場
湯ノ平湿原と湯元源泉地は湯ノ湖の反対の山側にあって湯ノ湖から歩いても5分~8分ぐらいと近いです。
旅館案内所の前の広い無料駐車場が一番近くここから温泉寺の境内を歩くと湯ノ平湿原の遊歩道がありそれを歩いて湯元源泉地に行く事ができます。
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