白瀧神社に行った
白瀧神社に行ってきた
白瀧神社とは京都から織物技術を伝えたという「白瀧姫」など伝説の織物の神をまつる神社です。桐生が昔絹織物の産地となった発祥とも言える神社で、その盛ってた時代に織工と呼ばれていた周辺の村から集まった女性たちが、織物の上達を願ってお参りしてたそうで、その女性たちが奉納した額が今も残ってるそうです。
白瀧神社の場所は桐生市街地ではなく、どちらかと言うと大間々寄りの山の中の方にありましたが、県道338号線参道入口にはアーチ状の看板もあってわかりやすい所にありました。
目次
・白瀧姫伝説とは
・境内の様子、感想、口コミ
・【2023年】年間行事など
・アクセス、駐車場、住所
・白瀧神社周辺で御朱印巡り
白瀧姫伝説とは
平安京に遷都され平安時代が始まった794年(延喜13年)か平の清盛が台頭する50年ぐらい前の1112年(天久3年)ともいわれてる時代に古くからの決まりに従ってこの地から1人の男が1年の間、朝廷に勤める事になった。宮中の庭の手入れをしてる時に白瀧姫と出会い、歌のやり取りで身分の違いを乗り越え天皇の許しを得て妻として連れ帰ったそうです。桐生に移り住んだ白瀧姫は製糸や織物の技術を広め、桐生の織物が広く知れ渡ったために白瀧姫命として祀られるようになったそうです。
この身分の差を乗り越えて夫婦となった事から白瀧神社のご利益は縁結びだそうです。個人的な意見として最近なんとか縁結びのご利益に話を結び付けてる神社も多い感じがしてましたが、白瀧神社はこういう由緒なら縁結びのご利益ありそうですね~。また最近では「白瀧姫御縁起」と題された創作舞踊も桐生市市民文化会館や他でも公演されたりするそうです。
また天八千々姫命(織物の女神)もまつられてるそうで、何で?まつられてるのかはわかりませんが、天八千々姫命は足利織姫神社でもまつられていました。
境内の様子、感想と口コミ
白瀧神社境内図で見どころが書いてありました。
参道入口です。
石鳥居をくぐってからの参道は心地よい感じの小道でしたが、すぐ社殿に向かう石段がありました。
石段手前に「野見宿禰命(のみのすくねのみこと)」と彫られた石があったのですが、何だろう?野見宿禰命は出雲国の勇士で日本書紀にも出てくる相撲の神様であり、土師氏の祖、土師氏改姓菅原氏(菅原道真公)みたいですが・・・・この神様も祭ってる?
境内はそんなに広くはなかったですが、緑に囲まれていて静寂で神秘的な世界でもありました。私独りしたいかなったからそう感じました。
社殿などは明治に修造され、その時に「白瀧神社」という名前になったみたいです。
手水舎
まずは拝殿にてお参りしました。アレ壁掛け時計が社殿に掛かってる・・・・
お参り後に境内を散策してみました。横からみた神楽殿ですが、歴史を感じそうな古さで趣がありました。白瀧神社太々神楽は桐生市指定無形民族文化財に指定されているそうで説明書きには『白滝神社に伝えられる神楽の起こりは明らかでないが、面の大半は江戸時代のものである。記録としては明治20年(1887年)の太々神楽施行願があり、明治31年の「神誠流大和太々神楽座記録」には、十二座の舞と舞人の名が記載されている。また舞人の心得が細かに記されて十条からなる議定書もある。
現在伝えられる神楽は記録に残る十二座の内、式舞五座、輿舞六座の計十一座であり、囃子は太鼓、長締太鼓、笛の二鼓一管で構成されている。
この神楽は代々川内地区に住む長男な継承してきたが、戦後後継者不足で消えかかった。しかし、昭和二十七年ころ青年有志が古老から受け継ぎ、今日では神楽保存会も組織され、毎年八月第一土曜日の例祭に奉納されている。』と書かれてました。
毎年8月第1土曜日が歴史感満載の神楽殿の見どころ日、覚えておこうっと。
境内で目だったのが神楽殿前左にあった大岩、「降臨石」(こうりんせき)と呼ぶようで昔は耳をあてるとその中から機音が聞こえていたそうです。
拝殿の右横奥に八坂神社がありました。近くの大間々神明宮にも八坂神社があって大間々祇園祭りが毎年行われてるから近いし、この辺りには八坂神社多いのかな?
八坂神社でお参りしてると本殿も見えました。
祠の後ろにあるのは幹回り6mぐらいありそうな樹齢300年以上で天然記念物のケヤキの木がありました。
巨木の近くには針供養の針塚がありました。
拝殿と神楽殿の間に社務所らしき建物がありましたが、閉まってたから白瀧神社御朱印を授かる事はできませんでした。ただいつ開いてるのか?御朱印自体あるのかも不明です。お守りも同様にわかりませんが、おみくじだけは拝殿の所にありました。
こじんまりとしてた境内だったから散策の所要時間も15分程度でしたが、季節がらツツジの花も咲いてたりして古い社殿の歴史感もあって心地よい散歩ができました。緑に囲まれてたから秋はもしかしたら紅葉に囲まれてもっと素晴らしい景色が見られる神社かも知れませんね。
余談ですが境内にあった日本遺産白瀧神社と書かれてたのが気になりました。世界遺産はよく耳にして身近ですが、日本遺産って何?調べてみると文化庁が平成27年度から認定してて、歴史的にこういう話があったというのを認定してその話を含めた関連地が日本遺産となってるようだから世界遺産の日本版ですね。かかあ天下-ぐんまの絹物語(桐生市,甘楽町,中之条町,片品村)としての中で女工が活躍して機織り生産地となった元の白瀧神社という意味らしいです。
【2023年】年間行事など
1月1日~初詣
8月第1土曜日白瀧神社大祭
詳しい日程は白瀧神社公式サイトで確認
アクセス、駐車場、住所
白瀧神社:群馬県群馬県桐生市 川内町5丁目3288
アクセス:北関東自動車道太田藪塚インターから約15,4キロ、車で約30分、太田桐生インターからなら約19キロ、車で約32分の道のり。
*白瀧神社は桐生市街地ではなく、みどり市大間々町側(高津戸峡から約5,8キロ車で約11分)と渡良瀬川を挟んでの大間々駅と桐生駅の中間に辺りの山間の奥の方向にあります。
JR桐生駅から約7,3キロ、タクシーで約15分、わたらせ渓谷鉄道大間々駅約6,4キロ、タクシーで約12分
JR桐生駅からタクシーで約5キロで約12分、大間々駅からタクシーで約4.7キロ約10分、
「白瀧神社入口」というバス停もあり、JR桐生駅北口から本数は少ないですがおりひめバス川内線(乗車賃大人200円)で行く事もできます→バス時刻表など
県道338号線を山の奥の方向へ走ってると右側に目立つアーチ状の入口があります。
道なりに走るとすぐ道が二手に分かれますが右手に進みます。
鳥居のある参道入り口が見えますが、それを無視して一番奥まで車を進めると駐車場がありました。
白瀧神社周辺で御朱印巡り
白瀧神社に御朱印があるのか?ないのか?いつ社務所が開いてるのか定かではありませんが、白瀧神社周辺には御朱印巡りできるお寺や神社があります。
宝徳寺~白瀧神社からすぐの場所にあって市外から来る人も多い桐生で一番御朱印巡りで賑わってるお寺(白瀧神社から約680m車で約1分)→宝徳寺に行った
崇禅寺~白瀧神社と同じ町内にある重要文化財であるご本尊と紅葉とアート御朱印が人気のお寺(白瀧神社から約4.9キロ車で約10分)
大間々神明宮~高津戸峡にあって伊勢神宮の神明造りの形式の社で見応えあり(白瀧神社から約5.8キロ車で約11分)→大間々神明宮に行った
松源寺~季節が合えば紫陽花としだれ桜が有名なお寺です。(白瀧神社から約8,4キロ車で約16分)→大間々のあじさい寺松源寺に行った
大間々貴船神社~初詣参拝客数約20万人と群馬県内で有名な神社(白瀧神社から約11キロ車で約18分)→大間々貴船神社に行った
はじめまして。織姫神社にての針供養が神社主催かどうか調べていて貴記事に当たり拝読いたしました。
単なる旅ログ記事だっただけですが、ご説明の
『天八千々姫命が何で祀られているかわからない』という下りが、この方の浅さが恥ずかしいので、変えたほうが良いなと感じました。足利の織姫神社にもあったとのこと、それだけで納得でしょう。
また、神社という性質からお祀りするのは1柱ということはありませんので、他の御神体があってもなんら不思議ではありません。
イラストや写真をふんだんに使ってあるブログだっただけに残念に思いました。
ぱやぱやさん、コメントありがとうございます
ご指摘されてますが、論文を書いてるわけでもなく、調査しに行ってるわけでもなく、素人が単に観光で行って思ったまでを書いただけですから、思いや考えは人それそれではないでしようか?私は知らないから「浅さが恥ずかしい」とは思ってないですよ、ぱやぱやさんのように詳しい方から見ればそうでなのでしょうが、私、素人の旅人ですから、また「足利の織姫神社にもあったとのこと、それだけで納得」も僕からしたら思ってないです、織姫神社は商都にありますが、白瀧神社は桐生の外れ、織物で栄えてる場所から大きく離れてますから逆に何故ここに?と多分現地に行って思ったんだと思います、「他の御神体があってもなんら不思議」ここは確かにそうですね、勉強になりました、ありがとうございます